結界師ズアー/Zur the Enchanter

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(22人の利用者による、間の28版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Zur the Enchanter}}
 
{{#card:Zur the Enchanter}}
  
長い間[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|運命を操る]]事に専念してきた[[ズアー/Zur]]がようやく[[カード]]化。
+
長い間[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|運命を操る]]事に専念してきた[[ズアー/Zur]]がようやく[[カード]]化。{{Gatherer|id=127685}}で手にしているのは[[ズアーの宝珠/Zuran Orb]]。そして、彼の代名詞であるフンドシも健在。
初老のくせに格好いい肢体。{{日本語画像|Zur the Enchanter}}で手にしているのは[[Zuran Orb]]。そして、彼の代名詞であるフンドシも健在。
+
  
今まで彼の名を冠したカードは[[Zuran Orb|ライフゲイン]]や[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|ドロー阻害]]など、単体で見ると受身の[[カード]]が目立ったが、本人は[[攻撃]]した時に[[誘発]]と中々アグレッシヴ。
+
今まで彼の名を冠したカードは[[ズアーの宝珠/Zuran Orb|ライフゲイン]]や[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|ドロー阻害]]など、単体で見ると受身の[[カード]]が目立ったが、本人は[[攻撃]]した時に[[誘発]]となかなか攻撃的。だが、カードの組み合わせ次第で[[コンボ]]や[[ロック]]にもなる性質は変わらず。
だが、カードの組み合わせ次第で[[コンボ]]や[[ロック]]にもなる性質は変わらず。
+
  
よく[[脂火玉/Tallowisp]]と比較される。
+
よく[[脂火玉/Tallowisp]]と比較される。[[コスト]]、[[エンチャント]]取得手段の面では向こうに軍配が上がるが、こちらは[[オーラ]]以外も持ってくることができ、何より直接[[戦場に出す|戦場に出せる]]点で勝る。[[デッキ]]の性質によって使い分けるとよい。[[構築]][[トーナメント]]でも、[[サーチ]]兼[[アドバンテージ]]源として使われる脂火玉に対して、こちらは「ズアー専用デッキ」での[[フィニッシャー]]として使われている。
[[コスト]]、[[エンチャント]]取得手段の面では向こうに軍配が上がるが、こちらは[[オーラ]]以外も持ってくることができ、何より直接[[]]に出せる点で勝る。
+
[[デッキ]]の性質によって使い分けよう。
+
[[構築]][[トーナメント]]での実績は完敗であるが、こちらは採用するとなると「ズアー専用デッキ」にならざるを得ないため、道理といえば道理だろう。
+
  
[[不眠の晒し台/Pillory of the Sleepless]]を入れておけば[[除去]]と[[クロック]]加速が一度に行える。
+
[[忘却の輪/Oblivion Ring]]によって土地以外なら何でも除去でき、[[不眠の晒し台/Pillory of the Sleepless]]を入れておけば[[除去]]と[[クロック]]加速が一度に行える。[[引く|ドロー]]には[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]などが利用可能。さらに各種[[防御円]](とくに[[物語の円/Story Circle]])で磐石。
[[ドロー]]には[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]などが利用可能。
+
さらに各種[[防御円]](とくに[[物語の円/Story Circle]])で磐石。
+
  
*[[神河救済]]の[[反転カード]]は持って来ることができない。場以外の[[領域]]に存在する反転カードは[[反転]]前の特性のみを持つ。[[リシド]]も同様。
+
[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]で[[神格の鋼/Steel of the Godhead]]などの強力なエンチャントを手に入れたことにより、ズアーを中心とした[[コントロールデッキ]]が活躍した。また、[[統率者戦]]においても、[[ハイランダー]]環境であるためサーチによる[[シルバーバレット]]の重要性が高いうえ、3[[色]]でデッキを組めるようになるという利点から、有力[[統率者]]の1人として挙げられる。
ちなみに本人の名を冠す[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]も4[[マナ]]なので持って来られないので注意。
+
 
 +
*[[神河救済]]の[[反転カード]]は持って来ることができない。[[戦場]]以外の[[領域]]に存在する反転カードは[[反転]]前の特性のみを持つ。[[リシド]]も同様。ちなみに本人の名を冠す[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]も4[[マナ]]なので持って来られないので注意。
 +
*[[クリーチャー・エンチャント]]および[[アーティファクト・エンチャント]]が登場したことにより、間接的に[[クリーチャー]]や[[アーティファクト]]へのアクセスも可能になった。
 
*彼の弟子もしくはそれに準ずる存在であろう[[Zuran Enchanter]]と[[カード名]]が酷似している。
 
*彼の弟子もしくはそれに準ずる存在であろう[[Zuran Enchanter]]と[[カード名]]が酷似している。
*ちなみにアルファベット順に並べたときに([[アンヒンジド]]の[[Zzzyxas's Abyss]]を除いて)最後に出てくるカードである。
+
*アルファベット順に並べたときに([[アンヒンジド]]の[[Zzzyxas's Abyss]]を除いて)最後に出てくるカードであったのだが、[[タルキール覇王譚]]で[[兜砕きのズルゴ/Zurgo Helmsmasher]]に抜かれてしまった。
 
*日本語名で結界師という訳は意訳であるが、[[エンチャント]]自体に結界という意味もこめられている。[[中国語版]]のエンチャントは結界と表記されているので、持って来るカードを中国語版にするとイメージに沿う。
 
*日本語名で結界師という訳は意訳であるが、[[エンチャント]]自体に結界という意味もこめられている。[[中国語版]]のエンチャントは結界と表記されているので、持って来るカードを中国語版にするとイメージに沿う。
<!-- 以前消されていましたが,特に消す理由もコメントされておらず,ほぼ同内容で表記. -->
+
**なお、このカードの中国語版では{{Gatherer|id=426278|「結界大師」となっている。}}日本だと「大師」は仏教の高僧にしか使われないが、中国語では文化・芸術の「大家」といった意味もあり、マジックでは[[コーの鉤の達人/Kor Hookmaster]]の「達人」にあたる部分などにも{{Gatherer|id=426084|この訳語が使われている。}}
*[[ローウィン・ブロック]][[シャドウムーア]]で強力な[[エンチャント]]を手に入れたことにより、ズアーを中心とした[[コントロールデッキ]]が少数活躍している。
+
*[[2016年]][[ジャッジ褒賞]]として新規{{Gatherer|id=503507}}で[[再録]]され、[[統率者レジェンズ]]でも同じイラストが採用された。下半身の露出が抑えめになっているが、それでもフンドシを穿きズアーの宝珠を手にしている。また、従来のイラストでは顔が不明瞭だったが、このイラストで初めて全貌が描かれた。
 +
 
 +
==関連カード==
 +
{{キャラクターを表すカード/ズアー}}
  
==[[サイクル]]==
+
===サイクル===
[[コールドスナップ]]の[[友好色|友好]]3色の[[マルチカラー]][[クリーチャー]]。
+
{{サイクル/コールドスナップの3色多色クリーチャー}}
*[[ダイアモンドのフェアリー/Diamond Faerie]]
+
<!-- -[[結界師ズアー/Zur the Enchanter]] -->
+
*[[疫病の女王、ガルザ・ゾル/Garza Zol, Plague Queen]]
+
*[[死の守り手、セックァー/Sek'Kuar, Deathkeeper]]
+
*[[タマノーア/Tamanoa]]
+
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[ズアー/Zur]]
+
*[[サーチカード]]
*[[カード個別評価:アイスエイジブロック]]
+
*[[ズアー/Zur]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 +
*[[カード個別評価:コールドスナップ]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:統率者レジェンズ]] - [[神話レア]](エッチング・フォイル仕様限定カード)
 +
*[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:モダンマスターズ2017]] - [[レア]]

2022年12月19日 (月) 22:05時点における最新版


Zur the Enchanter / 結界師ズアー (1)(白)(青)(黒)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

飛行
結界師ズアーが攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が3以下のエンチャント・カード1枚を探し、それを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。

1/4

長い間運命を操る事に専念してきたズアー/Zurがようやくカード化。イラストで手にしているのはズアーの宝珠/Zuran Orb。そして、彼の代名詞であるフンドシも健在。

今まで彼の名を冠したカードはライフゲインドロー阻害など、単体で見ると受身のカードが目立ったが、本人は攻撃した時に誘発となかなか攻撃的。だが、カードの組み合わせ次第でコンボロックにもなる性質は変わらず。

よく脂火玉/Tallowispと比較される。コストエンチャント取得手段の面では向こうに軍配が上がるが、こちらはオーラ以外も持ってくることができ、何より直接戦場に出せる点で勝る。デッキの性質によって使い分けるとよい。構築トーナメントでも、サーチアドバンテージ源として使われる脂火玉に対して、こちらは「ズアー専用デッキ」でのフィニッシャーとして使われている。

忘却の輪/Oblivion Ringによって土地以外なら何でも除去でき、不眠の晒し台/Pillory of the Sleeplessを入れておけば除去クロック加速が一度に行える。ドローにはファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaなどが利用可能。さらに各種防御円(とくに物語の円/Story Circle)で磐石。

ローウィン=シャドウムーア・ブロック神格の鋼/Steel of the Godheadなどの強力なエンチャントを手に入れたことにより、ズアーを中心としたコントロールデッキが活躍した。また、統率者戦においても、ハイランダー環境であるためサーチによるシルバーバレットの重要性が高いうえ、3でデッキを組めるようになるという利点から、有力統率者の1人として挙げられる。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

コールドスナップ弧3色多色クリーチャーサイクル

[編集] 参考

QR Code.gif