青赤魂込め
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2020年2月2日 (日) 19:49時点における版
青赤魂込め(UR Ensoul)は、アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactをキーカードとする青赤のアーティファクト系ビートダウンデッキ。アーティファクトの魂込めのイラストから青赤ハサミとも呼ばれる。マジック・オリジン参入後のスタンダード、およびパイオニア環境に存在する。
目次 |
概要
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(アーティファクト)
エンチャントされているアーティファクトは、他のタイプに加えて基本のパワーとタフネスが5/5のクリーチャーである。
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクト1つを生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。爆片破はそれに5点のダメージを与える。
軽いアーティファクト・クリーチャーをアーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactや幽霊火の刃/Ghostfire Bladeで強化してライフを詰めていき、最後は爆片破/Shrapnel Blastでとどめを刺す。
特にアーティファクトの魂込めは単純な強化効率の高さに加え、幽霊火の刃やダークスティールの城塞/Darksteel Citadelなどのクリーチャーでないアーティファクトをクリーチャー化できることもあり、打点上昇に大きく貢献するこのデッキのキーカード。
テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期
基本セット2015でアーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactなどのアーティファクト戦略の中心となるカードが登場して以来、スタンダードではそれらを活用するデッキが模索され続けてきたが、目立った成果を上げることはできなかった。しかしそれから約1年後、マジック・オリジンでカラデシュ/Kaladesh関連のカード群が登場したことで、青赤アーティファクト(UR Artifacts)、青赤アーティファクトの魂込め(UR Ensoul Artifact)などの名で呼ばれるデッキがメタの一角を占めるまでになった。
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
搭載歩行機械は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
搭載歩行機械が死亡したとき、これの上に置かれている+1/+1カウンター1個につき、飛行を持つ無色の1/1の飛行機械(Thopter)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(1),(T):搭載歩行機械の上に+1/+1カウンターを1個置く。
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
あなたがコントロールする他のアーティファクト・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
2/3羽ばたき飛行機械/Ornithopterや搭載歩行機械/Hangarback Walkerなどの軽いアーティファクト・クリーチャー、および搭載歩行機械やつむじ風のならず者/Whirler Rogueが生成する飛行機械・トークンを並べ、各種単体強化や鋳造所の隊長/Chief of the Foundryによる全体強化でサポートする。爆片破/Shrapnel Blastはとどめになるのはもちろん、搭載歩行機械とのシナジーも有する重要なパーツ。
スタンダードに存在した期間は2ヶ月半と短かったものの、プロツアー「マジック・オリジン」では使用率4位となり[1]、Top8に2人を送り込む活躍を見せた。さらに翌週のグランプリサンディエゴ15では2日目開始時点の使用率1位となった[2]。
サンプルリスト
- 備考
- プロツアー「マジック・オリジン」 準優勝(参考/参考)
- 使用者:Mike Sigrist
- フォーマット
UR Ensoul Artifact [1] | |
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- 追加の爆片破/Shrapnel Blastとして、巻き添え被害/Collateral Damageまで採用されている。
パイオニア
スタンダードでの活躍から約4年、パイオニアにてアーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactデッキが復活を遂げた。青赤魂込め(UR Ensoul)、イゼット・エンソウル(Izzet Ensoul)などと呼ばれる。
アーティファクト クリーチャー — 蛇(Snake)
到達、トランプル、プロテクション(多色)
石とぐろの海蛇は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
クリーチャー — 人間(Human) 工匠(Artificer)
技量ある活性師が戦場に出たとき、あなたがコントロールしているアーティファクト1つを対象とする。技量ある活性師が戦場に残り続けているかぎり、それは基本のパワーとタフネスが5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。
1/3ジンジャーブルート/Gingerbrute、ボーマットの急使/Bomat Courier、石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpentといった優秀な軽量アーティファクト・クリーチャーを、アーティファクトの魂込めや技量ある活性師/Skilled Animatorで強化してビートダウンを行う。とどめはもちろん爆片破/Shrapnel Blast。
プレイヤーズツアーブリュッセル20およびプレイヤーズツアー名古屋20では、共に使用率6位となった[3][4]。
サンプルリスト
- 湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Lochの採用が特徴的。対戦相手のデッキタイプによっては、ギラプールの希望/Hope of Ghirapurをエムリーで毎ターン使い回して一種のロックに持ち込むことが可能。
脚注
- ↑ Pro Tour Magic Origins Standard Metagame Breakdown/プロツアー『マジック・オリジン』スタンダードメタゲーム・ブレイクダウン(Event Archive 2015年7月31日 Corbin Hosler著)
- ↑ Day 2 Archetype Breakdown(Event Coverage 2015年8月9日 Marc Calderaro著)
- ↑ Players Tour Brussels Day 1 Pioneer Metagame(Competitive Gaming 2020年1月31日 Tobi Henke著)
- ↑ プレイヤーズツアー・名古屋2020 1日目メタゲームブレイクダウン ~開拓者たちの選択~(EVENT COVERAGE 2020年2月1日 小山和志著)