スタックス
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2008年6月13日 (金) 20:00時点における版
スタックス(Stax)
ヴィンテージにおけるアーティファクトを中心としたコントロールデッキ。 ゴブリンの溶接工/Goblin Welderで強力なコントロール力を持つアーティファクトを使い回す。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 工匠(Artificer)
(T):プレイヤー1人がコントロールするアーティファクト1つと、そのプレイヤーの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。両方の対象がこの能力の解決時に適正である場合、そのプレイヤーはそのアーティファクトを生け贄に捧げると同時にそのアーティファクト・カードを戦場に戻す。
1/1アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたは煙突の上にスス(soot)・カウンターを1個置いてもよい。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは煙突の上に置かれたスス・カウンター1個につき、パーマネントを1つ生け贄に捧げる。
アーティファクト
消散4(このアーティファクトは、その上に消散(fade)カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはからみつく鉄線の上に置かれている消散カウンター1個につき、そのプレイヤーがコントロールするアンタップ状態のアーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つをタップする。
初期のスタックスは、上記のアーティファクトに加え、抵抗の宝球/Sphere of Resistanceを中心としたコントロールデッキだった。 ミラディン以降、重いながらも強力なアーティファクトが続出したため、様々なバージョンが誕生していく。 精神隷属器/Mindslaverによってターン・コントロールを目指したり(Control Slaver)、世界のるつぼ/Crucible of Worldsと露天鉱床/Strip Mineで土地破壊ロックを仕掛けたりし、三なる宝球/Trinisphereが組み込まれたものは特にトリニスタックスなどと呼ばれる。 しかもMishra's Workshopという強力なマナ加速を可能としている土地があるため、序盤からコントロールを越えたロック状態にすることもあり得る。
そういうげんなり感もあってか三なる宝球が制限カードに指定され、以前のような抵抗の宝球によるスタックスに戻るとみられている。
- 2005年のSCG Power Nine Tournament Seriesでは赤単のUba Staxと呼ばれるものが優勝している。土地をゴブリンの溶接工/Goblin Welderのためだけに赤に統一し、その分Bazaar of Baghdadを入れる余裕が出来ている。相手のドローをロックしたりワールドゴージャーを殺すためにメインで姥の仮面/Uba Maskが採用されている。
- ちなみに「Stax」とは、もともと「$t4Ks」と書かれていたもの。
これは、「The $4,000 Solution(4000ドルに値する解決策)」の頭文字をもじったものだそうだ。 もっとも、パワー9の他、Mishra's Workshopも4枚必要とするこのデッキを4000ドルで作るのは今となっては難しいが。