ヴァンスの爆破砲/Vance's Blasting Cannons
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2017年11月3日 (金) 22:21時点における版
伝説のエンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する。それが土地でないカードであったなら、このターン、あなたはそのカードを唱えてもよい。
あなたがいずれかのターン内で3つ目のあなたの呪文を唱えるたび、あなたはヴァンスの爆破砲を変身させてもよい。
伝説の土地
(《ヴァンスの爆破砲/Vance's Blasting Cannons》から変身する。)
(T):(赤)を加える。
(2)(赤),(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火を吐く稜堡はそれに3点のダメージを与える。
カンモードの前哨地の包囲/Outpost Siegeを彷彿とさせる伝説のエンチャント。変身することで火力を飛ばせる伝説の土地になる。
衝動的ドローによって毎ターン擬似的にハンド・アドバンテージを得られることの強さは前述の前哨地の包囲や紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromasterによって実証済み。
変身後は3マナと自身のタップで3点火力をプレイヤークリーチャー問わず飛ばせるようになる。土地が持つ能力としてはかなり破格であり、除去としてもフィニッシャーとしても有用。
変身条件は同一ターンに3回呪文を唱えるというもの。これ自身の能力により幾分か条件を満たしやすいとは言え、同サイクルの他のカードと比べややハードルが高い。変身しなくてもそれなりに優秀な能力を持つので、変身できたら儲け物くらいの気持ちで運用するのもありか。前ブロックのアモンケットブロックに収録されている余波持ち呪文は1枚で2回分のプレイを稼いでくれるのでそれなりに相性はいい。
スタンダードではマナ域や能力が被っており、より器用な反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defianceの存在が気がかり。クリーチャーデッキ相手の場持ちの良さや、ライブラリートップを追放したターンであれば唱えるタイミングが自由な点などこちらの強みもあるので、メタやデッキタイプ次第ではこちらが採用される場合もあるだろう。
- 軍団の上陸/Legion's Landingとは逆に、サイクル中で唯一変身後のカード名に固有名詞を含まない。
- 起動型能力と誘発型能力という違いがあるためやや分かりにくいが、変身後のデザインのもとになったのは同じく3点のダメージを与える土地である溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle[1]
関連カード
サイクル
イクサランの伝説の変身する両面カードサイクル。第1面は伝説のエンチャントで、その能力に関連した条件を満たすことで変身する。第2面は伝説の土地で、対応する色のマナを生み出すマナ能力ともう一つの起動型能力を持つ。いずれもレア。
- 軍団の上陸/Legion's Landing - 一番砦、アダント/Adanto, the First Fort
- アズカンタの探索/Search for Azcanta - 水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin
- アルゲールの断血/Arguel's Blood Fast - アクロゾズの神殿/Temple of Aclazotz
- ヴァンスの爆破砲/Vance's Blasting Cannons - 火を吐く稜堡/Spitfire Bastion
- イトリモクの成長儀式/Growing Rites of Itlimoc - 太陽の揺籃の地、イトリモク/Itlimoc, Cradle of the Sun
脚注
- ↑ 恐竜と吸血鬼と海賊(とマーフォーク) 愛するあなたのため その2/『DINOSAURS AND VAMPIRES AND PIRATES (AND MERFOLK), OH MY, PART 2(Making Magic 2017年10月02日 Mark Rosewater著)