ヴァンガード
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2017年7月23日 (日) 19:26時点における版
ヴァンガード/Vanguardは、
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カード
ヴァンガード・カードのサイズは通常のカードの倍の大きさとなっており、定形外のマジックのカードである。特性として能力を持つほか、手札補正子とライフ補正子も持つ。サブタイプは持たない。
カードは全てストーリー上のキャラクターであり、多くはそのキャラクターを反映した能力なので、キャラになりきってゲームができる。
今まで(Magic Onlineを除いて)32種類のヴァンガードが登場している。日本語版は存在しないが、国内でもイベントなどで英語版のヴァンガードが配布されたことがある。ただ、そもそも流通量が少ないこともあり、現在ではやや入手困難。
元々は海外のアリーナ・リーグ加盟店と参加者を増やすための褒賞として企画されており、実際に配布期間中は加盟店が増加している。 そのためヴァンガード・カードが配布されている期間は、アリーナ・リーグプロモの新規作成と配布は行われなかった。
後にMagic Onlineにおいても同様のルールに則ったMagic Online Vanguardが多数作られている。詳細はそちらのページを参照。
- 各ヴァンガード・カードの特性はカード個別評価:Vanguardおよびカード個別評価:Magic Online Vanguardを参照。なお、画像はMAGIC RARITIESで見ることができる。
変種ルール
各プレイヤーはゲーム開始前にライブラリーの横にある統率領域に任意のヴァンガード・カードを1枚表向きに置く。
ゲーム中はそのカードに書かれている能力を使用する。また、手札補正子とライフ補正子によって、そのオーナーの手札の初期枚数/最大枚数と開始時のライフの総量はそれぞれ修整される。
- 統率領域が作られる前は、単に「場に出ているわけではない」などと言われていた。Magic Onlineでは、「ヴァンガード・ゾーン」が用意されていた。
- 統率領域にあるヴァンガード・カードのオーナーとコントローラーは、いずれもそのカードを統率領域に置いてゲームを開始したプレイヤーである。
- ある意味で力線カードなどに近いといえる。ただし、ヴァンガード・カードは戦場になくパーマネントではないため、対象に取られたり破壊されたりすることはない。
- 1枚を自分で選んで使うのが一般的だが、ランダムで選んで遊んでも面白い。
シリーズ
ヴァンガードは基本的にアリーナ・リーグの褒賞であり、時期によって貰えるカードのシリーズが異なっていた。
シリーズ1(1997年後半) | シリーズ2(1998年前半) | シリーズ3(1998年後半) | シリーズ4(1999年前半) |
---|---|---|---|
Ertai | Barrin | Eladamri | Ashnod |
Gerrard | Crovax | Lyna | Gix |
Karn | Greven il-Vec | Multani | Mishra |
Maraxus | Hanna | Oracle | Serra |
Mirri | Orim | Rofellos | Tawnos |
Sisay | Selenia | Sidar Kondo | Titania |
Squee | Starke | Sliver Queen, Brood Mother | Urza |
Tahngarth | Volrath | Takara | Xantcha |
- シリーズ1のカードはヴァンガードギフトボックスに全て含まれており、購入する事で一揃い入手することが出来た。このボックスは日本でも発売されている。
Duelist付録
以下の4枚はDuelist誌の付録にもなっている。
- Duelist 19号 - シリーズ1 Gerrard
- Duelist 33号 - シリーズ3 Multani
- Duelist 37号 - シリーズ4 Urza
- Duelist 47号 - シリーズ4 Mishra
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 3 カード・タイプ
- 311 次元
- 311.1 次元は、定形外のマジックのカードにのみ存在するカード・タイプである。次元・カードは、プレインチェイス戦・カジュアル変種ルールにおいてのみ用いる。rule 901〔プレインチェイス戦〕参照。
- 311.2 次元・カードは、次元デッキの中にある間も、またオモテ向き になっている間も、ゲームの間統率領域にあり続ける。唱えられることはない。次元・カードが統率領域を離れる場合、それは統率領域に残り続ける。
- 311.3 次元のサブタイプは長い横線の後に記されており、「次元 ― セラの領土/Plane - Serra's Realm」のように複数の単語からなることもある。長い横線の後に記されている単語すべてで1つのサブタイプである。次元のサブタイプは次元 タイプとも呼ばれる。次元は1つしかサブタイプを持つことはない。次元 タイプの一覧は、rule 205.3n 参照。
- 311.4 次元・カードは望む数の常在型能力、誘発型能力、起動型能力を持ちうる。次元・カードが統率領域でオモテ向きである間、常在型能力はゲームに影響を及ぼし、誘発型能力は誘発可能となり、起動型能力は起動可能となる。
- 311.5 オモテ向きの次元・カードのコントローラーは、次元 コントローラーとして指定されたプレイヤーである。通常、次元はその時点でのアクティブ・プレイヤーによってコントロールされている。しかし、現在の次元 コントローラーがゲームから離れる場合、ターン順で次になる、ゲームから離れないプレイヤーが次元 コントローラーとなり、その後で元の次元 コントローラーはゲームから離れる。新しい次元 コントローラーは、そのプレイヤーがゲームから離れるか、あるいは他のプレイヤーがアクティブ・プレイヤー になるまでの間、指定されたままとなる。
- 311.6 裏向き になったオモテ向きの次元・カードは、新しいオブジェクト になる。
- 311.7 次元・カードは、「カオスが起こるたび、」誘発するという誘発型能力を持つ。これは「カオス能力」と呼ばれる。それらは能力の左側にあるカオス・シンボルで示されているが、そのシンボル自体にルール上の意味はない。この能力は、次元ダイスでカオス・シンボルが出た(rule 901.9b 参照)、解決した呪文や能力でカオスが起こると書かれていた、または、解決した呪文や能力に特定のオブジェクトでカオスが起こると書かれていた、場合に誘発する。最後の場合において、そのカオス能力はその次元 カードが次元デッキに合って公開されている場合にも誘発する。カオス能力は、その時点の次元 コントローラーがコントロールする。
- 311 次元
引用:総合ルール 20231117.0
- 9 カジュアル変種ルール
- 902 ヴァンガード戦
- 902.1 ヴァンガード戦 変種ルールにおいて、ヴァンガード・カードを用いて各プレイヤーは有名キャラクターを演じることができる。プレイヤーはそれぞれ1枚のオモテ向きのヴァンガード・カードを持ち、それらのカードの能力その他の特性がゲームに影響を及ぼす。ヴァンガード戦 変種ルールは、通常のマジックのルールすべてに加えて、以下の追加ルールを用いる。
- 902.2 ヴァンガード戦は2人戦でも多人数戦でも良い。
- 902.3 通常のゲームの物品に加え、各プレイヤーはヴァンガード・カードを1枚ずつ必要とする。ヴァンガード・カードはゲームの開始前に、オーナーのライブラリーの隣にオモテ向きに配置される。ヴァンガード・カードはゲームの間、統率領域にあり続ける。
- 902.4 各プレイヤーの初期ライフ総量は20点に、そのヴァンガード・カードのライフ補正子による修整を加えたものである。
- 902.5 各プレイヤーの初期手札枚数は7枚に、そのヴァンガード・カードの手札補正子による修整を加えた枚数となる。
- 902.6 ヴァンガード・カードのオーナーは、それを統率領域に置いてゲームを始めたプレイヤーである。ヴァンガード・カードのコントローラーは、そのオーナーである。
- 902.7 統率領域にあるオモテ向きのヴァンガード・カードの能力は、その領域で機能する。カードの常在型能力はゲームに影響を及ぼし、誘発型能力は誘発でき、起動型能力は起動できる。
- 902 ヴァンガード戦