バーニング・ハンズ/Burning Hands
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インスタント
クリーチャーやプレインズウォーカーのうち1つを対象とする。バーニング・ハンズはそれに2点のダメージを与える。そのパーマネントが緑であるなら、代わりにバーニング・ハンズはそれに6点のダメージを与える。
クリーチャーかプレインズウォーカーに2点ダメージを与える火力インスタント。対象が緑なら6点もの大ダメージを与える。
対抗色ではなく友好色を標的とした珍しい色対策カード。緑のクリーチャーはタフネスが高いものが多いため、通常の火力で処理が困難であり、赤系デッキにとって長年悩みの種であった。それらの多くをたった2マナで処理できるのは革命的であり、壁の排除にも大型クリーチャーの処理による延命にも役立つ一枚。緑以外にも効率が悪いとはいえダメージを与えられるため、メインデッキから入れても腐りにくい点も魅力である。
登場時のスタンダードでは、恋煩いの野獣/Lovestruck Beastに長老ガーガロス/Elder Gargaroth、星界の大蛇、コーマ/Koma, Cosmos Serpentなど、突破の難しい緑のクリーチャーを1枚で焼ける点を買われて、赤いデッキのサイドボードの定番になっている。恐らく本来の対象であった王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsに撃たれることはまずないだろう。
ローテーション直後も緑単アグロがメタゲーム上位になったことを受け、引き続き赤を含む多くのデッキのサイドボードに採用されている。場合によってはメインデッキから採用するケースもあった。不詳の安息地/Faceless Havenの禁止による緑単アグロの弱体化後はメタゲームから緑のファッティを用いるデッキが激減したため、こちらの採用率も低下した。
- 燃えやすい植物を擁する緑に覿面な辺り破壊的なかがり火/Consuming Bonfireに通じるものがある。
- バーニング・ハンズはダンジョンズ&ドラゴンズに登場するウィザード・ソーサラー呪文(5版では1レベル力術)。広げた指先から火炎を放射し、周囲の可燃物にも燃え広がる炎ダメージを与える。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
フォーゴトン・レルム探訪の色対策カードサイクル。4枚がインスタントで、1枚が瞬速を持つエンチャント。稀少度はアンコモン。
- 神聖なる一撃/Divine Smite(白→黒)
- レイ・オヴ・フロスト/Ray of Frost(青→赤)
- レイ・オヴ・エンフィーブルメント/Ray of Enfeeblement(黒→白)
- バーニング・ハンズ/Burning Hands(赤→緑)
- ハンターズ・マーク/Hunter's Mark(緑→青)
色対策カードのサイクルとしては珍しく、カードの色とそれが対策する色の5つの組は、カラーホイール上で対称的な関係にはなっていない。