ネファリアの災い、ジェリーヴァ/Jeleva, Nephalia's Scourge
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伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) ウィザード(Wizard)
飛行
ネファリアの災い、ジェリーヴァが戦場に出たとき、各プレイヤーは自分のライブラリーの一番上からX枚のカードを追放する。Xはネファリアの災い、ジェリーヴァを唱えるために支払われたマナの点数である。
ネファリアの災い、ジェリーヴァが攻撃するたび、あなたはこれにより追放されたカードの中からインスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを、それのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
ETBで追放型のライブラリー破壊を行い、攻撃時にその中からインスタントかソーサリーをマナ・コストを支払うことなく唱えることができる伝説の吸血鬼。
1回でも攻撃できればアドバンテージがほぼ確定、回数が増えればさらに大きなアドバンテージに繋げていける。むろん唱えることができるカードが追放できればの話ではあるが、通常の2人対戦で素直に唱えた場合でも自分と対戦相手の合計で8枚追放なので(お互いのデッキ構成にもよるが)1枚くらいは期待できるだろう。多人数戦では参加するプレイヤーの数が増えるので、有効な呪文を追放できる確率はグッと上がる。さらに統率者戦で統率者に指定すれば、繰り返し唱えるためのコスト増加でより多くの枚数を追放でき、後半の能力も生かしやすくなる。
ただしジェリーヴァの基本性能自身は1/3飛行と低めであるため、火力や戦闘に非常に弱い。まして多人数戦では(特に強力な呪文を追放できた場合には)他のプレイヤーに狙われやすくなるので、いかに生き残らせて攻撃させるかが課題になる。うまく色の合う手札破壊や除去、打ち消し呪文でサポートしてやりたい。
[編集] ルール
「唱えるために支払われたマナの点数」については、野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wildを参照。
「マナ・コストを支払うことなく唱える」については、該当ページおよび代替コストのページを参照。
- 唱えることができるのは、自分自身の能力で追放したカードのみである。2枚目のジェリーヴァや、あるいは同じカードでも一度戦場を離れてまた戻ったときなどは、別のオブジェクトとなるため参照することができない。
- 唱える処理は誘発型能力の効果の一部である。つまりタイミングとしては、攻撃クリーチャー指定ステップ中に攻撃クリーチャーを指定し終えた直後に限定される。
- 例えば反逆の行動/Act of Treasonを唱えても、既に攻撃クリーチャー指定は完了してしまっているため、奪ってきたクリーチャーを攻撃させることはできない。また例えば克服/Vanquishを唱えたくても、ブロック・クリーチャーの指定前であり対象がないため、唱えることができない。
- 悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Masterの能力との混同に注意。挙動に類似性はあるが、ルール上の処理は大きく異なる。
[編集] 参考
- The Ten Commanders/10の統率者たち(Uncharted Realms 2013年10月30日 Magic Creative Team著)
- ライブラリー破壊カード
- ネファリア/Nephalia(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:統率者2013 - 神話レア