鍛えられた鋼/Tempered Steel
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アーティファクト・クリーチャーのみを強化する2倍栄光の頌歌/Glorious Anthem。
+2/+2という修整値は侮れない。アーティファクト・クリーチャーが並んでいるなら、1枚でクロックを大幅に増強し、膠着状態も一気に打開することができるだろう。重ね張りできた日にはメムナイト/Memniteや羽ばたき飛行機械/Ornithopter、マナマイアですら勝負を決められるサイズに膨れ上がる。ミラディンの傷跡ブロックではマイア・トークンやゴーレム・トークンを生み出すカードが多いのも追い風。リミテッドでもアーティファクト・クリーチャーを使わないことはほぼ無い環境なので、優先して取りに行くとよい。
ただしアーティファクト・クリーチャーは、白のウィニーと比べてコスト・パフォーマンスや除去耐性で劣っている。アーティファクト・クリーチャー+鍛えられた鋼と、白のウィニー+清浄の名誉/Honor of the Pureのどちらが有効かは一考の余地があるだろう。鋼を選ぶ利点としては、金属術などのアーティファクト同士のシナジーを生かせるカードと相性がよい点、きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idolや墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusのようなクリーチャー化カードに恵まれている点などが挙げられる。
効果が限定的とはいえ爆発力は高く、ミラディンの傷跡ブロック構築ではこれをキーカードに据えた白単鍛えられた鋼がトップメタとして活躍。スタンダードにおいてもしばしば上位に食い込む結果を残している。
- ミラディンの傷跡のゲームデーのトップ8賞品としてテキストボックスレスのプロモーション・カードが配布された[1]。CHAMPSプロモも参照のこと。
類似カード
あなたのアーティファクト・クリーチャーにのみ全体修整を施すカード。特記しない限り鍛えられた鋼と違って+1/+1修整で、自身もアーティファクト・クリーチャーだがそれ自身には修整が入らない。修整を受けられるのがアーティファクト・クリーチャーに限らないものは栄光の頌歌/Glorious Anthemの項を参照。
- エーテリウムの達人/Master of Etherium - (2)(青)あなたのアーティファクト数に等しいP/Tを持つ。(アラーラの断片)
- 鋳造所の隊長/Chief of the Foundry - (3)2/3。(マジック・オリジン)
- スコーペク・ロード/Skorpekh Lord - (2)(黒)3/2威迫蘇生(2)(黒)。+1/+0修整だが威迫も付与。(ウォーハンマー40,000統率者デッキ)
- クルーグ公、ウルザ/Urza, Prince of Kroog - (2)(白)(青)2/3非アーティファクトの伝説のクリーチャー。+2/+2修整。起動コスト(6)で対象のアーティファクトの1/1コピークリーチャーを生成。(兄弟戦争)
- 金線使い、サヒーリ/Saheeli, Filigree Master - (2)(青)(赤)プレインズウォーカーの-4忠誠度能力の紋章。アーティファクトを唱えるコストが(1)減る。(兄弟戦争)
- 大変成家、アンクタス/Unctus, Grand Metatect - (1)(青)(青)2/4伝説のアーティファクト・クリーチャー。ソーサリー・タイミングに(青/Φ)で対象を青のアーティファクトにする。(ファイレクシア:完全なる統一)
- サイバーコントローラー/The Cyber-Controller - (X)(青)(青)(黒)3/3伝説のアーティファクト・クリーチャー。ETB能力で各対戦相手にX枚切削させ、その中からクリーチャー・カードを全て裏向きの2/2アーティファクト・クリーチャーとして戦場に出す。(ドクター・フー統率者デッキ)
- 輝ける歩く彫像/Illustrious Wanderglyph - (4)(白)2/2。+2/+2修整だが、昇殿達成が条件。各アップキープに1/1アーティファクト・クリーチャーを1体生成。(イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ)
脚注
- ↑ Game Day Excitement(Arcana 2010年10月6日 Monty Ashley著)
参考
- カード個別評価:ミラディンの傷跡 / ミラディン陣営 - レア
- カード個別評価:ダブルマスターズ - レア
- カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー3 - レア