狼の友、トルシミール/Tolsimir, Friend to Wolves
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伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) スカウト(Scout)
狼の友、トルシミールが戦場に出たとき、《エルフの友、ヴォジャ/Voja, Friend to Elves》という名前の緑であり白である3/3の伝説の狼(Wolf)クリーチャー・トークンを1体生成する。
狼が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがコントロールしていないクリーチャー最大1体を対象とする。あなたは3点のライフを得る。その戦場に出たクリーチャーはその対象としたクリーチャーと格闘を行う。
過去のラヴニカ・ブロックから長い時を経て出た2枚目のトルシミール。狼クリーチャーが戦場に出るたびにライフ回復と格闘が行える。このカード自体がETBで狼トークンを生成するため、一度は回復/格闘を誘発させることができる。
対戦相手の小型クリーチャーを潰しつつ、こちら側は盤面を強化できるボードコントロール力に長けた性能を持つ。更地の状態で唱えても3/3クリーチャーが2体出るだけだし、タフネス4以上のクリーチャーは単体では除去できないため5マナの多色カードとしてはパフォーマンスにムラがあるものの、横並べ中心のアグロデッキや大量のマナ・クリーチャーを用いるランプデッキ、強力なシステムクリーチャーが存在するデッキに対しては非常に効果的なカードである。そのためスタンダードでは主にバント・ランプやケシス・コンボ、バント・フードなどのサイドボードに採用されることが多い。特に赤単アグロに高い耐性を誇り、ライフ回復も含め1枚で劣勢を取り返せることもしばしば。
セットの追加のたびに優秀な狼が登場しているのも追い風で、基本セット2020では夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher、エルドレインの王権では意地悪な狼/Wicked Wolfと呪われた狩人、ガラク/Garruk, Cursed Huntsmanが加わり、デッキ内でシナジーが生まれることも多くなった。少数だが狼デッキも成立している(参考)。
リミテッドでは小型クリーチャーの使用率も増えるため、色さえ合致すれば往年のスラーグ牙/Thragtusk並みの堅実なアドバンテージカードとして活躍できる。
- 狼が戦場に出た時に誘発する格闘能力は対象を選ばずに解決することで回復だけすることが可能。格闘が不正な対象となって解決できなかった場合は回復することもできない。
- 当然ながら《エルフの友、ヴォジャ/Voja, Friend to Elves》は《ヴォジャ/Voja》ではないので一緒に並べる事もできる。素のP/Tもちょっぴり強くなっている。
関連カード
- トルシミール・ウルフブラッド/Tolsimir Wolfblood
- 狼の友、トルシミール/Tolsimir, Friend to Wolves
- 真夜中の光、トルシミール/Tolsimir, Midnight's Light
サイクル
灯争大戦の、異なる色の色マナ1点と2点の組み合わせをマナ・コストに含む多色のレアと神話レアからなるサイクル。白黒を除く各色の組み合わせにつき1枚ずつ存在し、緑青のみが神話レアとなっている。
- 時の一掃/Time Wipe - 白青
- 永遠神の投入/Enter the God-Eternals - 青黒
- 蔓延する蛮行/Widespread Brutality - 黒赤
- 生ける竜巻/Living Twister - 赤緑
- 狼の友、トルシミール/Tolsimir, Friend to Wolves - 緑白
- 役割交代/Role Reversal - 青赤
- デヴカリンのリッチ、ストーレフ/Storrev, Devkarin Lich - 黒緑
- 贖いし者、フェザー/Feather, the Redeemed - 赤白
- 混種の頂点、ロアレスク/Roalesk, Apex Hybrid - 緑青