太陽の宝球/Sphere of the Suns
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Sphere of the Suns / 太陽の宝球 (2)
アーティファクト
アーティファクト
太陽の宝球はその上に蓄積(charge)カウンターが3個置かれた状態で、タップ状態で戦場に出る。
(T),太陽の宝球から蓄積カウンターを1個取り除く:好きな色1色のマナ1点を加える。
宝石鉱山/Gemstone Mineのマナ・アーティファクト版。ただし出すのに2マナでタップイン、マナ加速になるといった点はダイアモンドに近い。
2マナで戦場に出し好きな色マナが出せる利点が大きいが、普通に3回使用すると置物になってしまうため、恒久的なマナ加速とはならない。コンボデッキや重めのビートダウンデッキに向いたカードと言えるが、出たターンの隙が少ないので、毎ターンマナを必要としない多色コントロール系デッキへの投入も考えられる。
宝石鉱山とは違い蓄積カウンターがなくなっても戦場に残るため、金属術の達成に貢献したり、生け贄に捧げるコストにしたりできる。青黒テゼレットでは、ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolasによってクリーチャーとして活用される。
登場時のスタンダードには優秀なランドブースト呪文とマナ・クリーチャーが溢れており、アーティファクトシナジーのないデッキでの優先度は低かったが、ローテーション後は貴重な2マナのマナ加速手段として再評価されている。特にこのカードを4積みした赤緑ケッシグが世界選手権11を制したことで、同デッキの標準パーツとして定着した。
- 同じく2マナで蓄積カウンターを用いる五元のプリズム/Pentad Prismと比較すると、こちらの方が捻出できる総マナ数とコストの支払いに優れる反面、タップ状態で戦場に出ること・マナを出すのにタップを要求されること・通常1ターンで1マナしか捻出できないことの3点から爆発力で劣る。
- 統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いでは直接マナを出すのではなく宝物を生成する貴族の財布/Noble's Purseが登場した。単独ではあちらの下位互換だが、シナジーが豊富な蓄積カウンターを用いる点では太陽の宝球に分がある。
- ミラディン包囲戦での初出時はアンコモンであったが、モダンマスターズ2015ではコモンで収録された。これに伴い、パウパーでも使用可能となった。
参考
- マナ能力を持つアーティファクト・カード
- カード個別評価:ミラディン包囲戦 / ミラディン陣営 - アンコモン
- カード個別評価:モダンマスターズ2015 - コモン