大霊堂のスカージ/Vault Skirge
提供:MTG Wiki
Vault Skirge / 大霊堂のスカージ (1)(黒/Φ)
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) インプ(Imp)
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) インプ(Imp)
((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。)
飛行
絆魂(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたは同じ点数のライフを得る。)
マナ・コストにファイレクシア・マナを含む、飛行・絆魂持ちの黒いアーティファクト・クリーチャー。
1ターン目に戦場に出せば、回避能力によって安定したクロックを刻める。絆魂を持つため、唱える際にライフを支払ってもすぐに補充できるのも強み。ただしそのままのサイズで使い続けるにはややパンチ力に欠ける。最終的には装備品などでサイズを強化していきたい。
構築でも白単鍛えられた鋼や鞭打ち悶え/Lashwrithe内蔵の黒コントロールなどで姿を見る。モダン以下の親和デッキでは頭蓋囲い/Cranial Platingや電結の荒廃者/Arcbound Ravagerが良い相棒。
パウパーでは各種強化呪文との相性の良さからストンピィに採用される。
- 性能は哀悼のスラル/Mourning Thrullに近い。そちらはファイレクシア・マナでなく白黒の混成カードである。
- 黒、かつアーティファクトであるため、同スタンダード環境の黒の主要な除去である破滅の刃/Doom Blade、喉首狙い/Go for the Throatのどちらにも耐性がある。一方、所詮はタフネス1のアーティファクト・クリーチャーということもあって、赤であれば火力やアーティファクト除去で簡単に破壊できる。
- 1999年のウルザズ・デスティニーで登場したこそこそ歩くスカージ/Slinking Skirge以来、実に12年ぶりとなるスカージ/Skirge。
- 2021年6月のオラクル変更でクリーチャー・タイプにファイレクシアンが追加された。
- Magic: The Gathering Arenaでは日本語版カード名に誤りがあり、「宝物庫のスカージ」と訳されている。
関連カード
サイクル
新たなるファイレクシアのファイレクシア・マナをマナ・コストに含むコモンのファイレクシアン・アーティファクト・クリーチャーのサイクル。
- 磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire
- 脊柱の飛行機械/Spined Thopter
- 大霊堂のスカージ/Vault Skirge
- 切りつける豹/Slash Panther
- とどろくタナドン/Thundering Tanadon
ストーリー
大霊堂のスカージ/Vault Skirgeは新ファイレクシア/New Phyrexiaのスカージ/Skirge(イラスト)。
このクリーチャーはゲス/Geth一派の手で死体から作り出されたインプである。彼らは獲物に飛び掛かると力強い鉤爪でしがみつき、肉を喰い千切ったり血を吸いとる。こうして回収された犠牲者の組織が新たなファイレクシアン怪物を生み出すために利用されるのだ。
ゲスは死体の残骸の中から、彼の玉座を守る群れを作り出した。
- 登場記事
- A Planeswalker's Guide to New Phyrexia: The Steel Thanes/プレインズウォーカーのための新たなるファイレクシア案内 その2(Savor The Flavor 2011年4月13日 Magic Creative Team)
参考
- 囁きの大霊堂/Vault of Whispers(背景世界/ストーリー用語)
- スカージ/Skirge(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:新たなるファイレクシア / ファイレクシア陣営 - コモン
- カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー5 - コモン