老樹林のトロール/Old-Growth Troll
提供:MTG Wiki
クリーチャー — トロール(Troll) 戦士(Warrior)
トランプル
老樹林のトロールが死亡したとき、これがクリーチャーであった場合、これを戦場に戻す。これはエンチャント(あなたがコントロールしている森(Forest))と「エンチャントしている森は『(T):(緑)(緑)を加える。』と『(1),(T),この土地を生け贄に捧げる:トランプルを持つ緑の4/4のトロール(Troll)・戦士(Warrior)クリーチャー・トークン1体をタップ状態で生成する。』を持つ。」を持つオーラ(Aura)・エンチャントである。
死亡しても森を成長させるオーラとなり、またつけた土地を生け贄に捧げることで自身と同じ性能のトークンを生成するトロール・戦士。
優秀なマナレシオとトランプルを持ち、単体でもビートダウン要員として十分なスペック。また即座に除去されても狼柳の安息所/Wolfwillow Haven相当のマナ加速で後続を補助できる。土地が余った終盤では生け贄にすれば戦闘能力は同等のトークンを出してくれるため、マナスクリューとマナフラッド双方の土地事故をカバーできる柔軟性を持つ。
注意点は色拘束の厳しさ。トリプルシンボルであることとエンチャント先が森限定である点から、緑単色デッキでの採用が前提になるだろう。
登場時のスタンダードでは同じ3マナ域の恋煩いの野獣/Lovestruck Beastやカザンドゥのマンモス/Kazandu Mammothの影に隠れ採用率が低かったが、ローテーション後は恋煩いの野獣の後釜として緑単アグロに採用されている。単体で搭乗でき、トークンも出せることからエシカの戦車/Esika's Chariotとの相性も抜群である。
パイオニアでは緑単信心に採用される。除去されてオーラ化してもマナ・コストは保持しているので信心を失わない点が強み。
- カルドハイム/Kaldheimにおける緑のトロール/Troll(トルガ/Torga)は、眠ると身体の上に植物がはびこるという設定がある。ゲーム上は一度死亡した後に同性能のトークンを生成しているが、フレイバー上は眠っていたのが目覚めただけなのかもしれない。
ルール
- オーラになってもマナ・コストが(G)(G)(G)であり緑への信心が3であることは変わらない。
- この能力で戦場に戻るとき、老樹林のトロールはエンチャントとして戦場に出る。戦場でクリーチャーである瞬間は存在しない。
- 封じ込める僧侶/Containment Priestが戦場に出ていても、通常通り戦場に出る。
- 墓掘りの檻/Grafdigger's Cageは移動前の領域でクリーチャー・カードであるかを見るため、墓掘りの檻が戦場に出ている場合は戦場に戻れない。
- この能力は死亡誘発であり、死亡する直前の戦場に出ていたときの状態を見る。
- 他のプレイヤーがオーナーである老樹林のトロールのコントロールをあなたが得ていてそれが死亡した場合、老樹林のトロールはオーナーの墓地に置かれるが、能力はあなたのコントロールで誘発し、(あなたが森をコントロールしていれば)オーナーの墓地からあなたのコントロールで戦場に戻る。
- クローン/Cloneなどが老樹林のトロールのコピーである状態で死亡したなら、それも能力が誘発して戦場に戻り、オーラになる。このときクローンの能力で改めて他のクリーチャーのコピーになることができ、その場合コピーしたクリーチャーの能力に、エンチャント(あなたの森)と(G)(G)を加えるマナ能力とトークン生成能力を追加した、クリーチャーでないオーラになる。
- この方法で賢いなりすまし/Clever Impersonatorなどによりプレインズウォーカーをコピーした場合、忠誠度能力は使用できるが、もうプレインズウォーカーではないのでそれが攻撃されることはない。