ゲインランド

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ゲインランドとは、ゼンディカー初出の2色土地サイクルライフ得る(gain)ことと、同じくライフにまつわる特性を持ったペインランドに準えてこう呼ばれる。初出時のカード名から隠れ家(Refuge)とも。

タルキール覇王譚では対抗色版が作られるとともに、ゼンディカーの隠れ家(友好色5種)の同型再版も収録された。


Sejiri Refuge / セジーリの隠れ家
土地

セジーリの隠れ家はタップ状態で戦場に出る。
セジーリの隠れ家が戦場に出たとき、あなたは1点のライフを得る。
(T):(白)か(青)を加える。



Jungle Hollow / ジャングルのうろ穴
土地

ジャングルのうろ穴はタップ状態で戦場に出る。
ジャングルのうろ穴が戦場に出たとき、あなたは1点のライフを得る。
(T):(黒)か(緑)を加える。


解説

タップインデュアルランド上位互換の一つで、端的に言うなら「1点ライフ回復ETB能力がついたタップインデュアルランド」である。

ライフ1点というと些細なものに感じるが、土地に付属した効果としては悪くなく、対戦相手デッキタイプによってはゲームへ与える影響も少なくない(→回復)。例えばライフを20点きっかり削り切ることを前提としたデッキなら、そのゲームプランを大きく狂わせることができるし、別の例として悪斬の天使/Baneslayer Angelパワー5)が唯一のダメージソースであるデッキならば1ターンの猶予を得られることになるなど、決して侮れない。

利用

基本的にリミテッド向けマナ基盤という意味合いが強く、構築では他の選択肢が優先されることが多い。この辺りはカードプールとの兼ね合いであり、ローテーション直後で他の選択肢が乏しい場合や、3種類以上の2色土地を採用したい時など、必要に応じて採用されることがある。

スタンダードではチェックランド神殿といった競合相手の存在により多用はされないものの、お守りがてら1~2枚挿されるケースも多かった。また青黒コントロールなどに代表されるライフ回復手段に乏しい低速デッキや、回復により誘発する能力を搭載したデッキの場合は4枚積みされることもある。

コモンの2色土地は少なく、シナジーを利用するデッキ以外ではギルド門の上位互換であるため、登場直後はパウパー職工多色デッキで重宝されていた。その後、コモンの多色土地の選択肢が増えていったこともあり、現在では各デッキの特徴に合わせて需要は分散気味である。

再録

タルキール覇王譚版のゲインランドは運命再編エターナルマスターズ基本セット2020イコリア:巨獣の棲処基本セット2021神河:輝ける世界機械兵団の進軍と定期的に再録されている。

将来の再録の可能性を考えて、どの次元/Planeでも使えるカード名が付けられたという経緯があり(Prose and Khans, Part 2/カン否両論 その2)、目論見通りといったところ。

いくつかのカード・セットでは、ブースターパック基本土地枠に一定の確率でタルキール覇王譚版のゲインランドサイクルが封入されていることがある。詳細は変則的な稀少度#アラーラの断片以降の基本土地枠の項を参照。

タルキール覇王譚版と運命再編版は、一見すると同じイラストに見えるが細部が異なっており、それぞれ時代の異なるタルキール/Tarkirの風景が描かれている(平穏な入り江/Tranquil Coveタルキール覇王譚版イラスト/運命再編版イラスト)。

その他

  • Refugeは「避難所」という意味合いが強い。

該当カード

ゼンディカー

タルキール覇王譚

友好色
対抗色

参考

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