エルドラージ
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エルドラージ/Eldraziとは、クリーチャー・タイプの1つ。エルドラージ覚醒で登場した。
無色と黒・赤・緑に存在し、無色のものはどれもマナ・コスト7以上の重いカードである。一方、彼らの血族たる有色の「エルドラージ・ドローン」は、いずれも後述のエルドラージ・落とし子・クリーチャー・トークンに関連した能力を持つ。
また無色にのみ、このタイプを持つ部族ソーサリー、部族インスタント、部族エンチャント(オーラ)が1枚ずつ存在する。
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
この呪文は打ち消されない。
あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
飛行、プロテクション(1色以上の呪文)、滅殺6
引き裂かれし永劫、エムラクールがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) ドローン(Drone)
コジレックの捕食者が戦場に出たとき、無色の0/1のエルドラージ(Eldrazi)・落とし子(Spawn)クリーチャー・トークンを2体生成する。それらは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:(◇)を加える。」を持つ。
3/3無色のものはマジックの17年の歴史において初となる、土地でもアーティファクトでない無色カードであり、多くのプレイヤーを驚愕させた。カードの枠も色がなく、イラストがはみ出している。文章欄にもイラストが透けている(画像)。
エルドラージ覚醒には、「無色の0/1のエルドラージ・落とし子・クリーチャー・トークン」を生み出すカードが多数収録されている。これらのトークンは、「このクリーチャーを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに(1)を加える。」という能力を持っている。
部族専用の土地として、ウギンの目/Eye of Uginとエルドラージの寺院/Eldrazi Templeが存在する。また、直接の関わりはないがエルドラージの碑/Eldrazi Monumentというアーティファクトも先行してゼンディカーに収録されていた。
- エルドラージ覚醒現在、伝説のエルドラージは3体存在する。
- その他のエルドラージ達は皆、空のエムラクール/Emrakul、陸のコジレック/Kozilek、海のウラモグ/Ukamogのうちいずれかの血族という設定である。
- エルドラージ達の異形の姿は[Wikipedia:ja:クトゥルフ神話|クトゥルフ神話]がモチーフになっている。(公式サイトコラム)
- タイプ行にエルドラージと印刷されたカードが初めて登場したのはエルドラージ覚醒だが、「エルドラージ」というクリーチャー・タイプ自体は、その直前のワールドウェイクでウギンの目/Eye of Uginが登場した時点から存在していた。しばらくは謎のクリーチャー・タイプであった。
- エルドラージがクリーチャー・タイプであることは、その時点で既に総合ルールに書かれていたのだが、それに気付かぬ人々は「エルドラージ呪文とは一体!?」と様々な想像をしていた。日本の公式サイト記事(→ワールドウェイクカードピックアップ:《ウギンの目》)ですら「エルドラージドロー」だの「エルドラージプレインズウォーカー」だの、あらぬ期待をして仮想デッキを組み立てている。
- しかし実際にちゃんとエルドラージである部族呪文も登場し、上記記事の予想のうち、エルドラージカウンターとエルドラージ全体除去は実現した。
- エルドラージがクリーチャー・タイプであることは、その時点で既に総合ルールに書かれていたのだが、それに気付かぬ人々は「エルドラージ呪文とは一体!?」と様々な想像をしていた。日本の公式サイト記事(→ワールドウェイクカードピックアップ:《ウギンの目》)ですら「エルドラージドロー」だの「エルドラージプレインズウォーカー」だの、あらぬ期待をして仮想デッキを組み立てている。
ストーリー
エルドラージは久遠の闇/Blind Eternitiesで生まれ、姿を現した次元/Planeのありとあらゆる生命とマナを食い尽くす、恐るべき捕食者である。さまざまな概念を超越した存在であり、一部のエルドラージが色を持たないという特殊な性質もその設定に由来する。
かつて、数え切れないほどの次元の危機を目の当たりにしてきた三人の古きプレインズウォーカー/Planeswalkerにより、マナに満ちた世界ゼンディカー/Zendikarへと引き寄せられ、強力な魔法により幽閉された。
しかし彼らは、たった数世紀のあいだに自由になる寸前にまで至り、ゼンディカーのマナと生命を吸い上げてほとんど荒野にしてしまった。彼らの醜悪な小型の手下(血族)が現実世界に登場しだしたが、エルドラージとその血族は再び封印される。
3体の伝説のエルドラージの遠い昔の記憶は、三神として信仰の対象となり、ゼンディカーのマーフォークやコーの種族に崇められてきた。風の女神エム(エメリア)、ペテン師の神コーシ、海の女神ウーラである。
そして、かつて次元を食らっていた時代から数千年が経った今。サルカン・ヴォル/Sarkhan Volはニコル・ボーラス/Nicol Bolasの命令でウギンの目/Eye of Uginの部屋で封印を見張っていたが、敵対するプレインズウォーカーの行動がきっかけとなり、エルドラージが解き放たれてしまった。再びエルドラージは目覚め、虐殺が始まるのだった。