名うての殺人鬼、虐殺少女/Massacre Girl, Known Killer
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 暗殺者(Assassin)
威迫
あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは萎縮を持つ。(それらはクリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与える。)
対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体が死亡するたび、それのタフネスが1よりも小さい場合、カード1枚を引く。
2枚目の登場となる虐殺少女/Massacre Girl。前回同様のP/Tと威迫に加え、味方全体に萎縮を付与し、対戦相手のクリーチャーをタフネスを0以下にして死亡させるとドローする能力を持つ。
萎縮自体はダメージを蓄積できる、ダメージがパワーにも干渉するといった点で便利な能力である。それに加え、味方クリーチャーが相手クリーチャーと相討ちになったとしても自身のドロー能力でカード・アドバンテージを補填できるようになるため、クリーチャー同士の戦闘を大きく優位にできる。
萎縮以外のマイナス修整で死亡させてもドロー能力は誘発する。マイナス修整除去を多く入れたデッキならば、相手クリーチャーを減らすことで威迫も活かしやすくなる。そのほか、基本のタフネスが0のクリーチャーが状況起因処理で死亡することでも誘発可能。例えば、相手のキヅタの精霊/Ivy Elementalを明滅した場合などが考えられる。
全体的に能力が相手クリーチャーの存在に依存しているのは短所であり、ノンクリーチャーやそれに近いデッキが相手だとカードパワーを発揮しにくい。サイドボードに出し入れする、狩り立てられた暴骨/Hunted Bonebruteなどで相手にクリーチャーを与えるといった方法でカバーしたい。
- 厳密な誘発条件は「タフネス0以下」ではなく「1未満」である。通常のマジックでは差はないが、「1/2」の概念があるアン・ゲームにおいては話が変わってくる。例えばLittle Girlはそのまま死んでも誘発条件になる。
- カルロフ邸殺人事件のプレリリース・パックの外箱や、パンチアウト・カードにはこのカード用の-1/-1カウンターが用意されている。
- アモンケット・ブロック以来の本流のセットで-1/-1カウンターを使用するカード。-1/-1カウンターは+1/+1カウンターと同じセットで同居させないという開発部の方針があるが、Mark Rosewaterはこれは方針の変更ではなくカメオ・カードとしての例外と述べている[1][2]。
[編集] ルール
- 虐殺少女自身も萎縮を持つ。
- タフネス減少と通常のダメージが合わさって死亡した場合、後者抜きでタフネスが1未満となっていなければドロー能力は誘発しない。クリーチャーが萎縮を持たない発生源から受けるダメージは、タフネスを減少させているわけではないからである。MTGアリーナの表現では誤解しやすいので注意。
- 例1)基本のタフネスが6であるクリーチャーAがショック/Shockによる2点ダメージと虐殺少女からの萎縮4点ダメージを同一ターンに受けた。この場合Aは死亡するが、それは「2点のダメージを受けたタフネス2のクリーチャー」なので、虐殺少女のドロー能力は誘発しない。
- 例2)基本のタフネスが3であるクリーチャーBが例1と同様のダメージを受けた。Bは「2点のダメージを受けたタフネス-1のクリーチャー」として死亡するため、虐殺少女のドロー能力は誘発する。
[編集] 関連カード
- 虐殺少女/Massacre Girl
- 名うての殺人鬼、虐殺少女/Massacre Girl, Known Killer
[編集] ストーリー
虐殺少女/Massacre Girlは、ラヴニカ/Ravnicaのラクドス教団/The Cult of Rakdosに所属する人間/Human。
行く先々に恐怖を残す雇われ暗殺者。ファイレクシア戦争での活躍により、不本意にも彼女に憧れる模倣犯を増やしてしまった。
詳細は虐殺少女/Massacre Girl (ストーリー)を参照。
[編集] 脚注
- ↑ Only Murders That We're Building, Part 1/『殺人事件』を作る その1(Making Magic -マジック開発秘話- 2024年1月29日 Mark Rosewater著)
- ↑ Blogatog(Blogatog 2024年8月26日)