カメオ・カード

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カメオ・カード/Cameo Cardあるいは単にカメオ/Cameoとは、過去の古いメカニズムキーワード能力などを、カード・セット内に少数枚だけ単発的に登場させるデザイン手法、またはそれによって作られたカードのこと。映画やドラマにおけるカメオ出演と同じ意味。



目次

[編集] 解説

黎明期よりオマージュリメイクの形で用いられることはあったが、本格的に登場したのは時のらせんブロックであり[1]、1枚~数枚限りの再登場メカニズムカードが多数作られた。しかし、郷愁と懐古への評価を得られた一方、ゲームの複雑さを過剰に押し上げてしまう原因となってしまい、セットデザインとしては失敗となってしまった(詳細については時のらせんブロック#評価を参照)。さらにそれを教訓とした新世界秩序が作られたことも合わさり本流のセットでこの手法が用いられることはなくなり、以降長らく、統率者戦用セットなどのサプリメント・セットでのみ用いられる時代が続いた。

しかし、時代が進むにつれ新世界秩序における複雑さの上限拡大(新世界秩序#複雑さの変化)や、複雑さの高い神河:輝ける世界の記録的ヒットなどの要因が合わさり、カメオへの抵抗が少なくなった結果、以降は本流のセットでもカメオ・カードがデザインされるようになった[2]。主に高いレアリティのカードにふさわしいフレイバーを表現するために、1枚だけ用いられる。

[編集] カメオ・カードの例

神河:輝ける世界以降の本流のセットにおいて、レア神話レアに1枚だけ存在する再登場メカニズムを扱うカード。

[編集] 脚注

  1. 27 Things You Might Not Have Known About Time Spiral Block/『時のらせん』ブロックについて諸君が知らない27のことMaking Magic -マジック開発秘話- 2021年3月8日 Mark Rosewater著)
  2. Stages of Design/デザインの時代(Making Magic -マジック開発秘話- 2024年8月12日 Mark Rosewater著)
  3. Odds & Ends: 2023, Part 2/こぼれ話2023 その2(Making Magic -マジック開発秘話- 2023年11月27日 Mark Rosewater著)
  4. Only Murders That We're Building, Part 1/『殺人事件』を作る その1(Making Magic -マジック開発秘話- 2024年1月29日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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