アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg

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2023年5月23日 (火) 21:23時点におけるブラー (トーク | 投稿記録)による版
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Yargle, Glutton of Urborg / アーボーグの暴食、ヤーグル (4)(黒)
伝説のクリーチャー — カエル(Frog) スピリット(Spirit)

9/3

非常に頭でっかちP/Tを持つ伝説のカエルスピリット。いわゆるバニラである。

5マナクリーチャーとしては歴代最高クラスのパワーを持つ。同条件では単純なパワーだけならば無限のワーム/Endless Wurm地ならし屋/Levelerといったライバルがいるものの、伝説である点以外に目立ったデメリットを持たないという使いやすさが画期的。タフネスが低いのが玉に瑕なので、コンバット・トリック装備品などで補ってやろう。特に馬上槍/Jousting Lanceなどを装備させれば凶悪極まりないアタッカーとなる。構築であれば投げ飛ばし/Fling心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticore投げてしまうという手もある。

人気

英語圏では嵐雲のカラス/Storm Crowや日本での甲鱗のワーム/Scaled Wurmに通ずる妙な人気を獲得しており、その反響から公式もヤーグルを推した企画を何度か行っている。いずれも彼のP/Tに基づき9月3日に行われている。

2020年

2021年

2022年

  • 恒例行事と化したのか、MTGアリーナで『ヤーグル・デー:技食同源/Yargle Day:You are what you eat』が開催された。従来同様の紋章・報酬に加え、新たに「カエル1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、あなたはカード1枚を引き、そのカエルはその生け贄に捧げられたクリーチャーのすべての能力を得る。」効果を持った技食同源(ぎしょくどうげん)の紋章が使用される。
    • 使用する構築済みデッキはヤーグルが9枚投入されており、デッキ名は色とヤーグル/Yargleを組み合わせたものとなっている(例:黒単色ならブラーグル/Blargle、白黒ならワーグル/Wargleなど)。
    • "You are what you eat"は「あなたは、あなたの食べたもので出来ている」といった意味で、食生活が健康に繋がることを表した諺である。日本語訳の「技食同源」は、中国における同様の考えである「医食同源(いしょくどうげん)」を捩ったものだろう。

関連カード

ストーリー

ヤーグル/Yargleは、アーボーグ/Urborgに棲まう巨大なカエル精霊イラスト)。

かつてのヤーグルはヤー=クール/Yar-Kulという名の人間/Humanであり、ベルゼンロック/Belzenlokの副官を務める陰謀団/The Cabalの指導者だった。しかし大き過ぎる野心を抱いた罰としてベルゼンロックによって蛆虫に変えられ、さらにカエルに食べられてしまう。そのカエルは爆発的な成長を続けた末、遂に肉体は破裂し、貪欲な魂のみが外に解き放たれた。

詳細はヤーグル/Yargleを参照。

ベルゼンロックの副官ヤー=クールが大き過ぎる野心を抱くようになったので、悪魔王は彼を蛆に変えた。その蛆を食べた蛙はどんどん大きくなり続け、ついに体が爆発して貪欲な魂が抜け出すまで止まらなかった。
  • イラストでは陰謀団を襲っているが、これはアーティストの独断ではなくアート指示段階から決められていたことである[4]。そのため、上記の行動は陰謀団としてウェザーライト一行を妨害したのではなく、単に接近してきたものに襲い掛かっただけとも考えられる。

脚注

  1. Stories from Dominaria, Part 3/『ドミナリア』での話 その3Making Magic 2018年4月30日 Mark Rosewater著)
  2. Happy Yargle Day!(Magic Digital 2020年9月2日 Wizards of the Coast著)
  3. MTG Arena Announcements, September 1, 2021/MTGアリーナニュース(2021年9月1日)(Magic Digital 2021年9月1日 Wizards of the Coast著)
  4. Magic Design A to Z, Part 3/マジックのデザイン・AからZ その3(Making Magic 2022年7月25日 Mark Rosewater著)

参考

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