寛大なる者、アジャニ/Ajani, the Greathearted
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灯争大戦に登場したアジャニ。自軍のクリーチャーに警戒を与える常在型能力とライフ回復・カウンターで全体を強化する2つの忠誠度能力を持つ。
- 常在型能力
- セラの祝福/Serra's Blessingと同様の効果。
- 自軍のプレインズウォーカーを守りつつ、相手のライフやプレインズウォーカーを狙いに行くことが出来る。-2能力で強化されたクリーチャーが全て警戒を持つことになるので攻守に大きなアドバンテージを得られる。
- +1能力
- 3点のライフ回復。
- 勝利には直接寄与しないが、アグロやバーンを相手にするなら、毎ターン使える3点回復は相手の計算を大きく狂わせることができるだろう。
- それ以外の相手には効果は薄いので-2能力のための忠誠度増加と割り切るか、アジャニの群れ仲間/Ajani's Pridemateや希望の夜明け/Dawn of Hopeなどの回復シナジーを利用したい。
- -2能力
- 自軍のクリーチャーに+1/+1カウンターを置き、自分以外のプレインズウォーカーに忠誠カウンターを置く。全てのクリーチャーにカウンターが乗るので、増殖前の準備としても非常に強力。
- 忠誠カウンター増加についても生存性向上・奥義への短縮となるだけでなく、灯争大戦の忠誠度プラスできないプレインズウォーカーを再使用することができる。
- 初期忠誠度が5であり、ダメージを受けなければ2回使用しても生き残る。
互いに(少なくとも自分だけでも)クリーチャーが並んで睨み合う盤面や、ダメージレースを競う状況で真価を発揮し、1枚で状況を大幅に好転させられる力を持つ。一方でクリーチャーが少なくなりがちでライフも詰めてこない対コントロールでは貢献しにくい。
リミテッドでは腐りにくいため強力無比な一方、構築ではあまり目立った活躍はできていないが、色もコンセプトも合致するセレズニア・トークンなどでは採用が見られる。ただし、範囲は狭まるがプラス能力で+1/+1カウンターを置ける暴君への敵対者、アジャニ/Ajani, Adversary of Tyrantsが最大のライバルになっている。
ルール
- -2能力
- クリーチャーでもプレインズウォーカーでもあるパーマネントには、+1/+1カウンターと忠誠カウンターの両方が1個ずつ置かれる。
- 何らかの効果でアジャニ自身がクリーチャーになっている場合、その上にも+1/+1カウンターが1個置かれる。
関連カード
- 黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane
- 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
- 群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride
- 英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes
- 不動のアジャニ/Ajani Steadfast
- 不撓のアジャニ/Ajani Unyielding
- 勇敢な守護者、アジャニ/Ajani, Valiant Protector
- 暴君への敵対者、アジャニ/Ajani, Adversary of Tyrants
- 賢明な助言者、アジャニ/Ajani, Wise Counselor
- 寛大なる者、アジャニ/Ajani, the Greathearted
- 群れの力、アジャニ/Ajani, Strength of the Pride
- 鼓舞する指導者、アジャニ/Ajani, Inspiring Leader
- 潜伏工作員、アジャニ/Ajani, Sleeper Agent
- ナカティルの最下層民、アジャニ/Ajani, Nacatl Pariah - ナカティルの報復者、アジャニ/Ajani, Nacatl Avenger
開発秘話
このカードは元々、アンコモンの混成PWサイクルの緑白であり、クリーチャー1体に+1/+1カウンター1個を置くマイナス能力だけを持つPWとして作られた。キャラクターがアジャニになったのは、彼の魔法が他者を強化するものだからである。
後にすべてのPWは常在型能力か誘発型能力を持つことになり、このカードにはマイナス能力とのシナジーを持つ、警戒を付与する能力が追加された。さらにゲートウォッチ/The GatewatchのPWは全員レア以上とすることが決まり、アジャニの癒し手としての側面を表すプラス能力が追加され、マイナス能力も自軍のクリーチャーとPW全体にカウンターを置くものに強化された[1]。
ストーリー
詳細はアジャニ/Ajaniを参照。
脚注
- ↑ War Games/大戦のゲーム(Making Magic 2019年4月22日 Mark Rosewater著)