浄化の輝き/Cleansing Nova
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クリーチャーまたはアーティファクト・エンチャントへの全体除去。審判の日/Day of Judgmentと浄化/Purifyを使い分けるモード呪文であり、浄化の上位互換。
ソーサリー・タイミングでキランの真意号/Heart of Kiranなどの機体を除去できるのは便利であるし、鼓舞する彫像/Inspiring Statuaryや霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoirなどを擁する逆説ストームや、機械医学的召喚/Metallurgic Summoningsを用いたデッキなど、アーティファクト・クリーチャーを多用するデッキにはクリティカルに刺さる。
それらを中核に据えたデッキでなくとも、サイドボード後のコントロールにありがちな、クリーチャーを対処できたものの厄介なエンチャントやアーティファクトに対処できないせいでカード・アドバンテージを取られ続けて押し負けるという展開を、メインのスロットで防いでくれるのは頼もしい。登場時のスタンダードにおいても、造命師の動物記/Lifecrafter's Bestiaryやアルゲールの断血/Arguel's Blood Fastなど対処したい置物は多いため有用。それでいながら、通常の全体除去として使っても5マナと近年では標準的な性能であるため、利便性が高い。
弱点としては、これを使うようなコントロールデッキにおいては、自身も排斥/Cast Outや封じ込め/Seal Away、或いはアズカンタの探索/Search for Azcantaなどのエンチャントを用いることが多いため、全て破壊してしまうと自分の首を絞めかねない点が挙げられる。そのため、単体除去を黒に頼ったデッキにおいては置物に触れるメリットの方が大きく感じるだろう。過去の全体除去の例に漏れず、リミテッドでは盤面を一気に逆転しうる、文句なしのボム。一方構築の全体除去としては、置物にこそ触れないもののライフ回復による時間稼ぎができる燻蒸/Fumigateが最大のライバル。コントロールにとってはライフを得られる意義が大きいため燻蒸が優先されがちだが、単体除去を重視していないため多くのクリーチャーもしくは置物を一枚でまとめて対処したいターボネクサスなどにおいては、サイドボードに散見される例がみられる。
ローテーション後は残骸の漂着/Settle the Wreckageという競合相手が残っているものの、ジェスカイ・コントロールなどで使用される。