ガヴォニーの居住区/Gavony Township
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自軍クリーチャー全体に+1/+1カウンターを置く土地。
クリーチャーを強化する土地は数多いが、永続的かつ何度も利用可能で、タイミングを選ばないのが特長であり大きな強み。ミッドレンジなどでの息切れ対策から特化編成にしてフィニッシャー役、あるいは+1/+1カウンターを利用するカードとのコンボなど、利用の幅が広い。起動コストが実質5マナと重く、マナ能力も無色マナしか生み出せないため、序盤にダブつくと展開の足を引っ張りやすい欠点はあるが、それでもなお4枚フル投入されることもある強力な土地である。
特にクリーチャー・トークンを多用する重めのデッキとの相性は抜群であり、十分にトークンを並べて膠着状態に持ち込んでから数回起動してやればそのまま圧殺できる。イニストラード・ブロックのトークン生成手段が質・量ともに非常に充実している点も追い風である。エルフデッキのような大量のマナ・クリーチャーを用いるデッキでも重さを克服しやすく、白マナ源さえ確保できれば採用の余地があるだろう。
スタンダードの緑白トークンやジャンク・トークンやケッシグ・ランプ、イニストラード・ブロック構築の赤緑白ビートダウンなど、中速~低速のビートダウン戦略のデッキで広く使われた。モダンにおいてもリトルキッドジャンク(アブザンミッドレンジの中でも緑白タッチ黒のタイプ)やアブザンカンパニーで採用され、特に未練ある魂/Lingering Soulsと台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finksがよき相方となっている。
- +1/+1カウンターをばら撒くコンセプトの土地カードは、過去にも巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwoodや進化の中心、ノヴィジェン/Novijen, Heart of Progressなどが存在する。
関連カード
サイクル
イニストラード・ブロックの、起動型能力を持つレアの土地のメガ・サイクル。2色の色マナとタップを起動コストに持つ。
イニストラードの5枚は友好色で、各勢力種族の「住処」を示す。
- ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(スピリット)
- ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard(ゾンビ)
- ステンシアの血の間/Stensia Bloodhall(吸血鬼)
- ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(狼男)
- ガヴォニーの居住区/Gavony Township(人間)
アヴァシンの帰還の3枚は黒を含まない対抗色。