血の芸術家/Blood Artist
提供:MTG Wiki
Blood Artist / 血の芸術家 (1)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
血の芸術家か他のクリーチャーが死亡するたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
0/1敵味方問わずクリーチャーが死亡するたび1点のライフドレインをする吸血鬼。ファルケンラスの貴族/Falkenrath Nobleと同じ能力を持つ下位種。
P/Tは0/1と戦力としては全く期待できないが、そのぶん能力は強力。クリーチャーの死亡は頻繁に起こるし、またコントローラーを問わないため、誘発させやすい。対戦相手のライフを削るという直接的な攻めであり、同時にライフの回復という防御手段でもあるため、使い道が幅広い。見た目はシンプルだが、とかく多芸なクリーチャーである。
構築では、クリーチャーが死にやすく除去も採用しやすい黒ウィニー系のデッキに適しているほか、コンボパーツとしてのポテンシャルも高い。
スタンダードではアヴァシンの帰還参入当初より、これ自身はゾンビでないにも関わらずゾンビデッキに採用された。同エキスパンションの殺戮の波/Killing Waveとの相性がよく、併用されることもしばしば。また生け贄・死亡シナジーを最大限に活用したアリストクラッツでも主力を担った。
モダンでも同じくアグロデッキやアリストクラッツ系のデッキに採用される。
- 戦乱のゼンディカーではズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroatという亜種が登場。ズーラポートの殺し屋の方が妨害を受けにくいため即死コンボが成立しやすいが、こちらは対戦相手のクリーチャーでも誘発するためビートダウン同士の対決に強い。また、部族シナジーという点では、ズーラポートの殺し屋のほうが汎用性は高い。
- 彼が描いているのは忘却の呪い/Curse of Oblivion(参考)。
利用
単体で利用
- 戦闘を有利にする。1/1クリーチャーを攻撃させた場合、通っても1点、ブロックされて討死しても1点ドレイン。またチャンプブロックをこちらがしても、対戦相手にさせても1点ドレイン。
- こちらの除去の強化、および対戦相手の除去への牽制。単体除去にドレインのオマケが付くのも素晴らしいが、特筆すべきは全体火力や全体除去を撃った(撃たれた)場合に誘発する、ゲームを終わらせる威力となり得る大量ドレイン。対戦相手のウィニーをごっそり始末しながら一気にライフレースを有利にするも良し、逆にこちらがクリーチャーを展開していればいるほど、対戦相手はうかつに審判の日/Day of Judgment等を唱えることができなくなる。
- 対戦相手からすればできるだけすぐに除去したいクリーチャーであるため、避雷針としても優秀。すぐ除去されても2マナと軽いためテンポはさほど損にはならないし、(追放やバウンスで無ければ)最低限1点ドレインできる。
コンボでの利用
- 生け贄に捧げるコストなどとのシナジー。イニストラード・ブロック全体を通して死亡誘発や陰鬱、不死といったキーワードが豊富であるため、色やカードプールとも噛み合っている。(→アリストクラッツ)
- クリーチャーの死亡がループ手順に入っている無限ループと組み合わせれば、対戦相手のライフを一気に吸い尽くす必殺コンボになる。軽く即効性があるため扱いやすい。