至高の評決/Supreme Verdict
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打ち消されなくなった審判の日/Day of Judgment。
特にクロック・パーミッションに対して強力なキラーカードとなる。審判の日の亜種には珍しく点数で見たマナ・コストが4のままであり、通常のビートダウンに対する全体除去としての性能も十分。
ただし色拘束の強さは問題であり、色事故が頻発するようであればせっかくの軽さを活かせないので、できるだけしっかりとしたマナ基盤を用意したい。また、同ブロックにはボロスの魔除け/Boros Charmやゴルガリの魔除け/Golgari Charm、根生まれの防衛/Rootborn Defensesのような対策カードが存在することにも注意が必要。これらに対応する為払拭/Dispelなどは握っておいた方がいいかも知れない。特にリミテッドでは前2つがアンコモンに対し根生まれの防衛はコモンで、卓内に多く出回る事もあるため要注意。
スタンダードでは入れ替わりで審判の日が落ちたこともあり、青白コントロールや緑白青コントロールでは重要なカードとなっている。似たような役割の終末/Terminusとの選択、あるいは併用されることもしばしば。ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocratやスラーグ牙/Thragtuskなど、これだけでは除去しきれないクリーチャーも少なくないので注意が必要だが、聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftのような呪禁クリーチャーへの対策にもなるため存在意義は大きい。
モダンでも採用を考えられる1枚で、特にけちコントロールにとってはカード名違いの全体除去が増えたことは大きい。
- 数少ない、赤でも緑でもない打ち消されないカード。これは過去の最後の言葉/Last Wordの例から、青にも赤と緑に次ぐ3番目の地位として打ち消されないという役割を与えたものである(Card Day's Night)。
- ラヴニカへの回帰のBOX特典カード。ブースターBOX購入者にイラスト違いのプレミアム・カードが配布された(参考)。
- supreme や verdict という英単語は司法用語で一般的に使われる。例えば最高裁判所のことを the Supreme Court といい、また (the) supreme penalty (最高の刑、極刑)といえば、婉曲的に死を課す刑、死刑のことである。本カードのsupremeは(日本語訳の「至高の」はなかなかに高尚だが、)カードの効果を見れば、この後者と全く同じ使用法である。
- ストーリー上ではギルドパクト/Guildpactの最終保険として、10のギルドが協力しない場合に発動、第10地区/The Tenth District自体を吹き飛ばすという代物である。
関連カード
サイクル
ラヴニカへの回帰の打ち消されないカードのサイクル。いずれも2色のレア。
- 殺戮遊戯/Slaughter Games
- 至高の評決/Supreme Verdict
- 対抗変転/Counterflux
- 突然の衰微/Abrupt Decay
- ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter
参考
- 壁紙(DailyMTG.com、Daily Activity)
- リセットカード
- カード個別評価:ラヴニカへの回帰 - レア