獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beasts
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伝説のプレインズウォーカー — ガラク(Garruk)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを公開する。これにより公開されたすべてのクリーチャー・カードをあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-3]:あなたは、あなたの手札にある緑のクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。
[-7]:あなたは「あなたがクリーチャー呪文を1つ唱えるたび、あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探してもよい。そうしたなら、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を持つ紋章を得る。
基本セット2014で登場した4種類目のガラク。忠誠度能力はクリーチャー・カードのライブラリーから手札への移動、手札から戦場への移動、ライブラリーから戦場への移動。
- +1能力
- 暴走の先導/Lead the Stampedeによく似た手札の増強。
- 運の要素はあるが、適切なデッキで使えば平均して毎ターン2枚程度のハンド・アドバンテージを得られるため非常に強力。自身の他の2つの能力のサポートにもなる。
- -3能力
- ソーサリー・タイミングの劇的な入場/Dramatic Entrance。
- 重いフィニッシャーのマナ・コストを踏み倒したり、複数回起動して総合的なテンポ・アドバンテージにつなげられる。戦場に出した直後に起動しても忠誠度カウンターが残るので、6マナ以下のクリーチャーを出すのも十分価値がある。手札に十分な枚数のクリーチャー・カードがある場合は、+1能力で更なるハンド・アドバンテージの獲得を狙うのではなく、ボード・アドバンテージの獲得を優先してこの能力を使うのも一つの選択である。
- -7能力
- 自分のクリーチャー呪文に、ライブラリーから直接戦場に出すクリーチャーサーチが付随するようになる紋章を得る。野生のつがい/Wild Pairの強化版といったところ。
- この能力を起動するまでに+1能力を何度も使用しているはずなので、タネとなるクリーチャーには困らないだろう。巨大クリーチャーを擁するデッキなら1回、中堅クリーチャー主体のデッキでも数回クリーチャー呪文を唱えれば容易に盤面を制圧することができる。
- -3能力とは異なり、戦場に出すクリーチャーに色の制限はない。
構築では主に2つの利用法が考えられる。1つはドローエンジンのようなアドバンテージ源としての使い方。クリーチャーの少ないコントロールでは使いづらく、ビートダウンでは6マナを捻出するのが難しいためデッキを選ぶが、エルフデッキや重めのミッドレンジなら十分真価を発揮できる。
もう1つは、フィニッシャーのマナ・コストを踏み倒すコンボパーツとしての使い方。実物提示教育/Show and Tellなどの類似カードと比べると重さが気になるものの、手札にフィニッシャーがいない時にそれを探しに行ける点は優秀と言える。スタンダードでは世界棘のワーム/Worldspine Wurm、モダン以下の環境では大祖始/Progenitusなどがよい相方となるだろう。
関連カード
サイクル
基本セット2014のプレインズウォーカーサイクル。紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromasterと獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beastsは新規カード、それ以外は再録。
- 群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride
- 記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
- 闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms
- 紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster
- 獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beasts
ストーリー
詳細はガラク/Garrukを参照。
参考
- Looking at Garruk(Daily MTG、Magic Arcana、文:Trick Jarrett)
- サーチカード
- カード個別評価:基本セット2014 - 神話レア