ヴァラクート
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ヴァラクート(Valakut)は、その名の通り溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleを中心としたデッキである。ゼンディカー後のエクステンデッドに登場した風景の変容/Scapeshiftとのコンボデッキが発祥だが、のちにスタンダードでも同種のデッキが現れた。
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概要
土地を高速で並べ、なんらかの手段で溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleで対戦相手に致死量のダメージを与える。
スタンダード
スタンダードでは、赤緑コントロールに近い形で組まれる。特に基本セット2011で強力なフィニッシャーの原始のタイタン/Primeval Titanが加わったことが大きく、Titan Rampと称される。
探検/Exploreや耕作/Cultivateで大量に土地を並べ、原始のタイタンを高速で戦場に出す。原始のタイタンは、キーカードの溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleをサーチするのみならず、山を探してくることでダメージ量を増加させ、自身も6/6トランプルのアタッカーとして攻撃に参加することができるなど、デッキの核となる働きをする。
同時にリセット手段として破壊的な力/Destructive Forceを採用するものも多い。
- 原始のタイタンの登場以前にも探検の地図/Expedition Mapを採用したバージョンが存在した(→参考)が、広がりゆく海/Spreading Seasなどが環境に蔓延していたこともあってあまり活躍できなかった。
- 基本セット2011以降は上記原始のタイタンや耕作を使用したターボランドタイプのデッキがいくつか登場したが、このデッキはそれらの中でも主流にあり、基本セット2011以降のスタンダードのメタゲームの中心を担っている。
初期型
- 備考
- ドイツ選手権10 優勝 (参考)
- 使用者:Dennis Johannsen
- フォーマット
RG Valakut [1] | |||||||||||||||||||||||||||
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- 原始のタイタン/Primeval Titan参入直後のもの。
後期型
- 備考
- The Finals10 準優勝(参考)
- 使用者:後藤祐征
- フォーマット
Valakut [2] | |
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- ミラディンの傷跡参入後の後期型。
エクステンデッド
エクステンデッドでは風景の変容/Scapeshiftとのコンボデッキとして組まれる。
まずは土地サーチを連打して土地を7~8枚にまで伸ばし、そして風景の変容/Scapeshiftを唱える。一度に溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleと山数枚に変換できるため、ヴァラクートによって対戦相手に20点程度のダメージを与えて勝利する。
- 自身のライフロスが多い2010年現在の環境において、山6枚でも勝てる場合が多い。
- 大いにショックランドに助けられたデッキといえる。これらのおかげで、山を多数投入しながらも土地サーチに必要な緑マナの供給に困らない。
サンプルレシピ
参考
- Extended Dechtech:三原 槙仁:《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》(WotC、文:三原槙仁+川崎大輔)
- 高橋優太の「このデッキを使え!」第11回: 《風景の変容》デッキ(エクステンデッド)(WotC、文:高橋優太)
- デッキ集