微光地/Glimmerpost
提供:MTG Wiki
雲上の座/Cloudpostに続く、2枚目の神座。こちらは神座の数だけCIPでライフを回復する。
12postのように専用デッキを組んで使われた雲上の座と比較すると地味な効果。4枚とも出した時には合計で10点のライフを得られるが、ただデッキに入れただけでは4枚引く期待値は低い。かと言ってサーチカードやコピーカードをそれだけのために採用するにはメリットが少なすぎる。
このカードの大きな利点は神座である事とは別に、マナが出るアンタップインの土地である事にある。通常ライフを得るためだけのカードは、よほど劇的な効果を持つものでない限り、「それを入れるために抜いた他のカード」のデメリットの方が大きいため、採用される事が少ない。
しかし微光地は基本土地と比べて色マナが出ないという点以外にデメリットがほぼ無く、テンポを損なわずにライフを上乗せ出来る。そのためデッキによっては単純に基本土地4枚と差し替える形で4枚積みされる事もあるだろうし、そうでなくても場合によっては1枚だけでも意味があると言う点が雲上の座よりも優れている(後述)。
- 同様のCIP能力を持つ土地にゼンディカーの隠れ家サイクルや2点回復のカビーラの交差路/Kabira Crossroadsが存在したが、それらは色マナが出るものの、それ以上にタップインのデメリットが大きく、あまり採用される事はなかった。
利用
- スーサイド系デッキ
- ライフをリソースとするデッキは、運用出来るライフの量が増える事により、よりアグレッシブに動けるようになる。
- 特にスーサイドブラウンでは、たった1枚出すだけでもファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processorで20点のライフ支払うことが可能になり、対戦相手を一撃で倒せるようになる。このデッキは茶単であるため色マナが出なくてもほとんど問題にならないという点でも相性がよい。
- ネクロ、バーゲン系デッキ
- こちらもスーサイド系のデッキと同じくライフをリソースとするデッキだが、スーサイドブラウンのように1点のライフで劇的に変わると言う事があまり無い代わりに、デッキの性質上4枚とも引ける可能性が高く、強力なサポートになり得る。
- ただし、これらのデッキは往々にしてコンボデッキであり4枚も土地を置いている暇が無かったり、コンボでないネクロデッキは単色ではあるものの色拘束がきついカードを多く使っていたりするので、デッキ構築には注意を要する。
- 白黒アリーナドレインのようなデッキにはうってつけのカードと言えるかも知れない。
- バーン、ドネイト、ピットサイクルなどへの対策
- これらのような、ライフを20点ぴったり削るように設計されているデッキは、たった1点回復されるだけでも致命傷になり得るため、それらのデッキへの効果的な対策カードとなり得る。
- 特定デッキへのメタ的な使用法だが、色マナが出ない点に目を瞑れるならばメインデッキから採用しても問題がない点も強み。また、1枚出すだけでも十分な効果があり、必ずしも4枚積まなければならないという事も無いので、デッキ構築に無理をかけないのも嬉しい。
- 雲上の座デッキ
- 従来の、神座が雲上の座だけのデッキの場合、サーチカードやヴェズーヴァ/Vesuva等を併用して雲上の座を確実に揃える方法を取っていたが、微光地により神座そのものを8枚体制にすれば、そこまでデッキを特化させずとも3マナ4マナと出せる。雲上の座の安定化だけでなく、微光地の回復量増加も大きい。
- 雲上の座を利用するデッキは、雲上の座が無色マナしか出さない事から元々色マナに依存しない構成になっているので、微光地も無理なくデッキに入れられる。
関連カード
- セジーリの隠れ家/Sejiri Refuge
- ジュワー島の隠れ家/Jwar Isle Refuge
- アクームの隠れ家/Akoum Refuge
- カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge
- 灰色革の隠れ家/Graypelt Refuge
- カビーラの交差路/Kabira Crossroads(2点回復)