野生の雑種犬/Wild Mongrel
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Wild Mongrel / 野生の雑種犬 (1)(緑)
クリーチャー — 犬(Dog)
クリーチャー — 犬(Dog)
カードを1枚捨てる:野生の雑種犬はターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともに、あなたが選んだ1色の色になる。
2/2単体で見てもマジック最強クラスの熊であり、フラッシュバックやマッドネスと組み合わせて使う共鳴者の中でも1、2を争う超高性能クリーチャー。当時のスタンダードではこの犬を欠かせば緑にあらずというほどの一大勢力を築き、パッチステロやマッドネスデッキのキーカードとして、大いに活躍した。シナジーも強力だが単体でもかなり強い。
終盤に要らなくなった土地をエサにできるので、使い勝手が良い。また、同じ色である日を浴びるルートワラ/Basking Rootwallaとの相性は抜群。
手札があればいくらでもパンプアップするので火力や戦闘では倒しにくく、その上色が変わるので黒の除去や防御円、プロテクションも簡単にすり抜けてしまう厄介なクリーチャーである。そもそも相手からすれば手札の数だけ巨大化する可能性があるため、能力を使うまでも無く除去や戦闘を避けてくれる事さえある。実際、これ対策のためだけに黒をタッチし、燻し/Smotherを入れたデッキも少なくない。
現在ではエターナルでしか使用できないが、レガシーにおいてアグロロームなどのビートダウンで活躍している。
- 通称「犬」。これが登場する前は、犬と言えば野生の犬/Wild Dogsのことであった。
- サイカトグ/Psychatogもそうだが、手札を捨てるコストは非常に重いと考えられていたため、開発段階であっさり調整をすり抜けてしまったようだ。もちろん、オデッセイ・ブロックにおける手札を捨てるデメリットの低さに気が付くのに長い時間はかからなかった。そもそも普通に灰色熊/Grizzly Bearsの上位互換という点で十分調整の余地があったのではなかろうか。
- 前評判の高かった影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltratorが活躍できなかった元凶の1つ。手札を1枚捨てるだけで3/3となり、しかも黒くなるのでブロックして一方的に倒すことができたため。
- オデッセイのトップレアであった獣群の呼び声/Call of the Herdをも超えるほどの使用頻度だった。
- Foil版のみエラーカードが存在。レアリティがアンコモンに見えるモノがあるようだ。「レアリティミス(HOUSE OF ERRORS 〜きみょうな宝物庫〜)」を参照のこと。
- サイカトグと同様に、突然のショック/Sudden Shockや突然の死/Sudden Deathに対しては全く耐性が無い。しかし、このクリーチャーを使うデッキなら他にもクリーチャーはいるはずなので、純粋なコントロールデッキのフィニッシャーであるサイカトグの場合よりは致命的にならないだろう。
関連カード
サイクル
オデッセイの犬サイクル。各色の2マナ2/2(熊)クリーチャー。
- 巡視犬/Patrol Hound
- 幻影の仔/Phantom Whelp
- 汚い野犬/Filthy Cur
- 狂犬/Mad Dog
- 野生の雑種犬/Wild Mongrel