アクロスの十字軍/Akroan Crusader
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クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
英雄的 ― あなたがアクロスの十字軍を対象とする呪文を1つ唱えるたび、速攻を持つ赤の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを1体生成する。
1/1英雄的能力で速攻持ちのトークンを生み出せる小型クリーチャー。
ボード・アドバンテージに直接つながる能力は魅力的。トークンのサイズはやや貧弱だが、速攻を持っているため防御プレイヤーの計算を狂わせやすい。
一方で本体が除去耐性を持たず、トークン同様に貧弱なサイズなのはやや心もとない。もっとも、それだけ除去の的になりやすいということなので、アクロスの十字軍を守るためのインスタントなどを多めに採用することでトークンも増やせて一石二鳥となる。
登場時のスタンダード環境には性能の似た若き紅蓮術士/Young Pyromancerが存在するが、利用法は大きく異なっている点が興味深い。インスタントかソーサリーならば対象の有無やその対象がどこかを問わない若き紅蓮術士と比べ、こちらは汎用性の面で劣ってしまう。その反面、オーラ呪文でも能力が誘発する点が特徴であり、軽量の強化オーラを投入した高速デッキと相性が良い。中~長期戦を見据えたコントロールデッキならば若き紅蓮術士を、短期戦を前提としたビートダウンデッキならばこちらを採用するとよいだろう。
前述の利点のほか1マナと軽い点も評価され、ドラゴンのマントル/Dragon Mantleなどと共にスタンダードのスライで採用されている。ローテーション後も引き続きスライで採用されている。
類似カード
あなたの呪文の対象になるたびにトークンを生成するカード。その他、呪文を唱えるたびの誘発は若き紅蓮術士/Young Pyromancerの項を参照。
- 棘茨の精霊/Bramble Elemental - (3)(緑)(緑)4/4。1/1の苗木を2体生成。オーラ限定な上、対象になるだけでなく、つけられて初めて誘発する。対戦相手のオーラでも誘発する。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 落とし子の守り手/Brood Keeper - (3)(赤)2/3。生成するのが2/2飛行火吹き能力のドラゴン1体になった棘茨の精霊。(基本セット2015)
- 角のドルイド/Druid of Horns - (3)(緑)2/3。3/3のビーストを生成。オーラの対象限定。(基本セット2019)
- 塩水漁り/Brine Comber - (1)(白)(青)1/1降霊(白)(青)。1/1飛行のスピリットを生成。オーラの対象限定だが、対戦相手のものでも誘発する。ETB時にも誘発。(イニストラード:真紅の契り)
- セテッサの英雄、アンソーザ/Anthousa, Setessan Hero - (3)(緑)(緑)4/5。トークンでなくあなたの土地を3つ、ターン終了時まで2/2戦士にする。(テーロス)
- ブリマーズの先兵/Vanguard of Brimaz - (白)(白)2/2警戒。1/1警戒の猫・兵士を生成。(神々の軍勢)
- 銀毛の援護者/Silverfur Partisan - (2)(緑)2/2トランプル狼。2/2の狼を生成。インスタントかソーサリー限定だが、対戦相手のものでも誘発する上、あなたの各狼と狼男に作用する。(イニストラードを覆う影)
- 黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon - (3)(赤)(赤)4/4飛行速攻。宝物を生成。対戦相手のものでも誘発する。攻撃時にも誘発。宝物から出るマナが2マナになる。(カルドハイム)
- 万物の姿、オルヴァール/Orvar, the All-Form - (3)(青)3/3多相。逆にこれ以外のあなたのパーマネント対象のインスタントかソーサリーでしか誘発しない。それのコピーを生成。(カルドハイム)
- ヴェズーヴァの複製術/Vesuvan Duplimancy - (3)(青)エンチャント版オルヴァール。クリーチャーかアーティファクト1つだけ対象の呪文限定だが、インスタントかソーサリー以外でも誘発。(団結のドミナリア)
- ロフガフフを継ぐ者、ロズナクフト/Rosnakht, Heir of Rohgahh - (赤)0/1喊声。0/1のコボルドを生成。(団結のドミナリア統率者デッキ)
反対に対戦相手の呪文の対象にならないと誘発しないものに茨の副官/Thorn Lieutenantや群れのシャンブラー/Swarm Shamblerがある。