桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
提供:MTG Wiki
クリーチャー — 蛇(Snake) シャーマン(Shaman)
桜族の長老を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。
1/1生け贄に捧げることで不屈の自然/Rampant Growthの効果を発揮するクリーチャーで、その上位互換。
起動にマナが掛からないため、対戦相手の2~3ターン目の攻撃をブロックしたあと能力を起動することが多い。その場合は不屈の自然にライフ回復がついたようなもので、ビートダウンデッキ相手の序盤〜中盤が随分楽になる。またコントロールデッキ相手には能力を起動せず、1/1クリーチャーとしてクロックを刻むことが可能。非クリーチャーのマナ加速カードと異なり、梅澤の十手/Umezawa's Jitteなどの装備品が腐りにくくなる点もありがたい。
汎用性の高さは圧倒的で、フォーマットを問わず緑を含む様々な中~低速デッキで採用された。
基本的に2マナ1/1と緑のクリーチャーとしては貧弱である。そのため、ストンピィなどの速攻デッキではあまり採用されない。また、もみ消し/Stifleなどで能力が妨害され、計算が狂ってしまう可能性にも留意が必要。
登場当時はこれ単体でボード・アドバンテージを得られる場合もあった。戦闘ダメージがスタックを用いて処理されていたためである。(→当て逃げ)そのため、第8版で再録され話題を集めたサバンナ・ライオン/Savannah Lionsよりも、パワーは落ちるが先制攻撃を持つツンドラ狼/Tundra Wolvesが優先される事態をも引き起こしていた。 基本セット2010発売に伴うルール改定により、戦闘ダメージの処理にスタックを用いなくなったことで、現在ではこのテクニックは不可能であり、幾分か弱体化した。
- 梅澤の十手がついた対戦相手アタッカーをチャンプブロックしてから能力を起動し、蓄積カウンターを溜めさせないことも可能。
- Mike Floresは、このカードをラヴニカ:ギルドの都時点のスタンダードでの最強の緑カードと評した[1]。
- 解き放たれた強化/Upgrades Unleashed(神河:輝ける世界統率者デッキ)にて新規イラストで収録された。当世の他の大蛇人/Orochiと同様、足のない姿になっている。
- 極稀に耳の辺りに赤いインクが落ちているものが存在する(カード画像)。花が咲いた・ハイビスカスなどの報告は多分これだろう。
関連カード
- 危険な進出/Perilous Forays - あなたの各クリーチャーを起動コスト(1)で不屈の自然に変換する。基本土地タイプさえ持っていれば基本でない土地も可。5マナエンチャント。(ラヴニカ:ギルドの都)
類似カード
生け贄に捧げると不屈の自然になるクリーチャー。アーティファクト版は放浪者の小枝/Wanderer's Twigの項を、187クリーチャー型は彼方地のエルフ/Farhaven Elfの項を参照。
- 精励する農場労働者/Diligent Farmhand - 起動コスト(1)(緑)。墓地で筋力急伸/Muscle Burstに参照される。1マナ1/1。(オデッセイ)
- 絹羽の斥候/Silkwing Scout - 起動コスト(緑)。青3マナ飛行持ち2/1。(ディセンション)
- ファーティリド/Fertilid - 起動コスト(1)(緑)と、生け贄ではなく+1/+1カウンターを1つ取り除く。+1/+1カウンターを2つ乗せて戦場に出るので2回使える。3マナ0/0。(モーニングタイド)
- 夜明け歩きの大鹿/Dawntreader Elk - 起動コスト(緑)。2マナで2/2。(闇の隆盛)
- つややかな雄鹿/Burnished Hart - 起動コスト(3)。アーティファクト・クリーチャー。3マナ2/2。(テーロス)
- 春の具象化/Embodiment of Spring - 起動コスト(1)(緑),(T)。青1マナ0/3。(タルキール覇王譚)
- オアシュラの耕作者/Oashra Cultivator - 起動コスト(2)(緑),(T)。1マナ0/3。(アモンケット)
- ネヴァーウィンターのドライアド/Neverwinter Dryad - 起動コスト(2)。1マナ1/1。(フォーゴトン・レルム探訪)
脚注
- ↑ It's Not That Kind of Green Card/そっちのグリーンカードじゃなくて(Feature 2006年1月12日 Mike Flores著)
参考
- 土地サーチカード
- カード個別評価:神河物語 - コモン
- カード個別評価:コンスピラシー - コモン
- Secret Lair Drop Series: Special Guest: Fiona Staples