ドラゴンの迷路

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ドラゴンの迷路/Dragon's Maze
シンボル ラヴニカへの回帰とギルド門侵犯のシンボルを重ねた形
略号 DGM
コードネーム Sinker
発売日 2013年5月3日
セット枚数 全156種類

ドラゴンの迷路/Dragon's Mazeは、ラヴニカへの回帰ブロックの第3セット。ブロック唯一の小型エキスパンションである。

キャッチコピーは「十のギルド、ただ一つの目的地!/Ten Guilds, One Destination!」。

目次

概要

ラヴニカへの回帰から続く、次元/Planeラヴニカ/Ravnicaを舞台とした物語の完結編。ラヴニカ中に張り巡らされた巨大な謎、暗黙の迷路/The Implicit Mazeに挑む10のギルド/Guildの姿を描いている。エキスパンション名の「ドラゴン」は迷路の存在を知らしめたドラゴン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetを表す。

ラヴニカへの回帰ギルド門侵犯に続き、多色(2色)をテーマとしており、このセットでは、前2セットで取り上げた10のギルドすべてが登場している。10枚で一組のサイクルも多数登場している。

ギルド固有のメカニズムは前2セットから引き続き採用されている。一方、混成カードは1枚も収録されていない(混成マナ・シンボルコストとするカードはある)。また、新規キーワード能力融合を持つ分割カードが登場した。

  • アンコモン枠には多色カードしか存在しない。かろうじて単色+単色の分割カードがあるのみ。
  • ブースターパックには基本土地が入っておらず、15枚目のカードは「ズームアウト」した新イラストの各ギルド門ラヴニカへの回帰ギルド門侵犯ショックランド、あるいは神話レア土地である迷路の終わり/Maze's Endのいずれかが封入されている。
    • ブースターパックからショックランドが出る確率は、ラヴニカへの回帰やギルド門侵犯の1/2である。またショックランドの種類が前2セットの2倍の10種類となったため、ある特定のショックランドが出る確率は、前2セットと比べて1/2×1/2=1/4となる。
    • リミテッドを行う場合、基本土地スロットから出た土地はパックの一部として扱われる。シールドではカードプールの中に組み込まれ、ブースター・ドラフトなどでは除外されるのではなく、全て残してドラフトする。
    • また、リミテッドでは開封したブースターパックのカードセットに含まれるカードしか使用できないが、特例として開封(ドラフト)したショックランドを使用することができる。
  • 2012年11月12日に公開されたキービジュアルにはイゼット団/The Izzet所属のプレインズウォーカーラル・ザレック/Ral Zarekが描かれている。
  • エキスパンション名に「ドラゴン」を冠するにもかかわらず、ドラゴン関連のカードはドラゴン化/Dragonshiftしか収録されていない。
    • これはエキスパンション名が決定する前にデザインしていたのが原因である。この問題は議論されてきたが、一般的なドラゴンではなく特定のドラゴン(ニヴ=ミゼット)を指すものと受け取ってくれることを期待して、このタイトルに決定することになった。だが、実際には期待通りにはならなかったようである[1]
    • なお、ニヴ=ミゼット自身もこのセットには収録されていない。その理由も上記コラムで色々と挙げられている。

プレリリース

ドラゴンの迷路のプレリリース・トーナメントでは、プレイヤーは20通りあるギルドプレリリース・パックからいずれかを選ぶこととなる。ギルドパックの内容は以下の通り。

  • ドラゴンの迷路のブースターパック4つ
  • 選んだギルドの、対応するセットと同じ内容(プレリリース・カードを除く)のギルドプレリリース・パック1つ
  • 選んだギルドと別のセットに属する、選んだギルドと共通する色を持ついずれかのギルドのギルドプレリリース・パック1つ
  • 所属ギルドを示すバッジ

いずれのギルドプレリリース・パックにも、ブースターパックと同様に基本土地は入っていない。

前2セットと違いプロモーション・カード、ライフカウンター、ステッカーやギルドマスターからの手紙、達成カードは入っていない。

参加者全員にプレリリース・カードが配布されるが、前2セットとは違いプレリリースで使用するデッキに入れてはならない。

その他、ギルド対抗の「暗黙の迷路/The Implicit Maze」も開催される。勝利するごとに迷路を進み、先にゴールしたギルドのメンバーには「迷路の勇者」の、以降のメンバーには「迷路走者」のプレインズウォーカーポイント用実績カードが手に入れられる。

構築済みデッキ

エントリーセット

イベントデッキ

主な開発スタッフ

関連リンク

Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。

脚注

  1. Absence/存在しないということ(Making Magic 2013年5月13日)

参考

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