オパールのモックス/Mox Opal
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伝説のアーティファクト
金属術 ― (T):好きな色1色のマナ1点を加える。あなたがアーティファクトを3つ以上コントロールしているときにのみ起動できる。
ミラディンの傷跡で新登場したMox。金属術により好きな色マナを出せるようになるマナ・アーティファクト。
従来のMoxと違い伝説であるため、複数枚入れると手札に腐る可能性が高くなってしまう。しかし、調整版Moxの先輩であるモックス・ダイアモンド/Mox Diamondや金属モックス/Chrome Moxと違いカード・アドバンテージを失わずにマナ加速ができる点が大きく、速やかにアーティファクトを揃えられる様にデッキを組めば、本家と比べても遜色ない活躍ができる。
スタンダードでは登場後しばらくはあまり表舞台に立つことはなく、初期青黒テゼレットやゴブナイト辺りに採用されているに留まっていたが、ミラディンの傷跡ブロック構築では白単鍛えられた鋼の爆発力を高めるために使用され、プロツアー名古屋11でそれが大成功する。それがスタンダードにも逆輸入され、活躍するようになる。複数枚引くと手札で腐るため3枚投入が適正と言われていたが、日本選手権11の優勝者のデッキには4枚投入されていた。
もちろんエターナルでも、アーティファクト主体のデッキに投入できるだけの力を持っている。アーティファクト・土地とはとりわけ相性がよく、レガシーではマナ加速・色マナ安定のために親和やMUDに投入され、これらを大幅強化した。SoloMoxenを使えるヴィンテージでは多くのデッキに自然に採用できる。
- 以前は2枚目以降はほとんど手札で腐るだけだったが、2013年7月13日よりレジェンド・ルールが変更され、金属術を達成した状態で次々に出すことで水蓮の花びら/Lotus Petalのような動きが可能になった。
- ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexusや墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusなどのアーティファクト・クリーチャー化で金属術を達成する姿は、さながらマナフィルターのよう。
- 金属術を達成してない状態でマナを生み出すようなミスをしないよう注意。アーティファクトの数は常に把握しておこう。特に、現在出せるマナ数を把握するためにマナ・アーティファクトやマナ・クリーチャーを土地と一緒に並べるようなプレイングがクセになっているとミスしやすい。
- 電結の荒廃者/Arcbound Ravagerやエイトグ/Atogとの相性がよい。戦場に出ているこれを生け贄に捧げることで打撃力を上昇、手札で持て余していた二枚目を出すことでマナ加速、そしてさらにそれを生け贄に捧げて……と、非常に爆発力のある動きが可能になる。
[編集] 禁止指定
2020年1月14日より、モダンにおいて禁止カードに指定された[1]。支配的であったウルザ・デッキの主要パーツであるだけでなく、伝統的に様々なデッキの高速化に貢献しており、将来的にも問題を引き起こす可能性が高いため。
2024年12月16日よりモダンでの禁止が解除された[2]。モダンホライゾンシリーズ投入が続いたモダン環境の激変に伴い、過去の禁止の解除を試行する価値があると判断されたため。
[編集] 脚注
- ↑ January 13, 2020 Banned and Restricted Announcement/2020年1月13日 禁止制限告知
- ↑ 2024年12月16日 禁止制限告知(Daily MTG 2024年12月15日)
[編集] 参考
- 壁紙 (WotC)
- カード個別評価:ミラディンの傷跡 / ミラディン陣営 - 神話レア
- カード個別評価:ダブルマスターズ - 神話レア
- カード個別評価:モダンマスターズ2015 - 神話レア
- Kaladesh Inventions