旅立った甲板員/Departed Deckhand
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Departed Deckhand / 旅立った甲板員 (1)(青)
クリーチャー — スピリット(Spirit) 海賊(Pirate)
クリーチャー — スピリット(Spirit) 海賊(Pirate)
旅立った甲板員が呪文の対象になったとき、これを生け贄に捧げる。
旅立った甲板員はスピリット(Spirit)によってしかブロックされない。
(3)(青):あなたがコントロールしている他のクリーチャー1体を対象とする。このターン、それはスピリットによってしかブロックされない。
この世から旅立ってしまった青のスピリット・海賊。他のスピリットにしかブロックされない回避能力と、それを他者に与える起動型能力、呪文の対象になったときに生け贄に捧げるペナルティ能力が与えられている。
2マナ2/2にメリット能力を2つ備えた優秀なウィニークリーチャー。自壊する脆さは気になるが、構築環境でこのサイズのクリーチャーに撃たれる呪文はほとんどが除去であり、2マナと軽いおかげでテンポ面で損しにくい。この辺りは卑屈な幽霊/Skulking Ghostなどと同様である。
リミテッドでは、基本セット2019に収録されているスピリットがこれ以外すべてレアなため、ほとんどブロックされない存在と考えてよい。一方的にクロックを刻み続けられるのでダメージレースでかなり有利に立てるだろう。オーラで強化することはできないが、装備品をつけることはできるので、一緒に採用してやればより強力になる。後半引いてきても起動型能力のおかげで無駄になりにくいのも嬉しい。青を選ぶなら積極的に採用したい。
- 能力の対象になったとき、生け贄に捧げられることはない。
- どんでん返し/Switcherooの対象となった場合、まずこれが生け贄に捧げられ不正な対象となり、コントロールの交換は行われない。この2枚は同じセットに収録されているため、リミテッドでも起こり得る。
- プレビュー当時、凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevilが死んでしまった姿ではないか?と考えられることがあった。真相は定かではないが、アーティストも同じZoltan Borosであり、外見もよく似ている。(凶兆艦隊の向こう見ずのイラスト、旅立った甲板員のイラスト)
- "Depart"には「出発する」、過去形(または過去分詞形)の"Departed"には転じて「死んだ~」「故人」といった意味がある。「旅立った」というのは上手く両方の意味を汲んだ訳だろう。
- 「甲板員」は通常は「こうはんいん」と読むが、このカードでは「かんぱんいん」と読み仮名が振られている。船の上部の平らな床を指す「甲板」は慣例的に「かんぱん」と読まれることが多いが、甲板で働く者の役職を表す「甲板員(甲板長)」については「こうはんいん(こうはんちょう)」と読まれるのが通例である。