先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger
提供:MTG Wiki
Nahiri, the Harbinger / 先駆ける者、ナヒリ (2)(赤)(白)
伝説のプレインズウォーカー — ナヒリ(Nahiri)
伝説のプレインズウォーカー — ナヒリ(Nahiri)
[+2]:あなたはカードを1枚捨ててもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。
[-2]:エンチャント1つかタップ状態のアーティファクト1つかタップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
[-8]:あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚かクリーチャー・カード1枚を探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それをあなたの手札に戻す。
イニストラードを覆う影で初めてスタンダード環境に登場したナヒリ。忠誠度能力はルーター能力、対象の幅が広い追放除去、ライブラリーからのクリーチャーもしくはアーティファクトのサーチ。
- +2能力
- 赤型の捨ててから引くルーター。
- 手札の質の向上はもちろん、昂揚の補助にもなるし、マッドネスを利用すればカード・アドバンテージにも期待できる。
- 捨てないことも選べるため、とりあえず忠誠度を貯めるだけに起動することも可能。
- -2能力
- 制限つきの追放除去。アーティファクトとクリーチャーはタップ状態である必要があるが、エンチャントのみ制限がない。
- 対アーティファクトとしては、タップ状態にならないものも少なくないため若干頼りない。しかし対エンチャントとしては確実であり、このカードの汎用性向上に大きく貢献している。
- また対クリーチャーに関しては、対戦相手に攻撃された返しのターンにナヒリを唱えて奇襲したり、タッパーでタップしてから使用したりすれば確実。また起動せずともこの能力を匂わせるだけで対戦相手はうかつにクリーチャーをタップできなくなるため、けん制としても役に立つ。
- -8能力
- クリーチャーもしくはアーティファクトを、ライブラリーからサーチして戦場へ一時的に出す。騙し討ち/Sneak Attackに似た挙動だが差異も多い。
- この能力よりも先に手札に引いてしまうとサーチできないのがネック。忠誠度を貯めるための+2能力で引いてしまう可能性があるため、手札もしくは墓地からライブラリーに戻す手段との併用が望ましい。
- 強力なフィニッシャーをサーチして一気に勝負を決めたいところだが、それに頼って素出しは到底できない極端なファッティをデッキに投入するのはリスクが伴う。
- 終了ステップに手札に戻ることを生かし、素出しもできる程度のマナ・コストのCIP能力持ちカードでアドバンテージを稼ぐ程度に留めたほうが扱いやすいかもしれない。
赤白というアグロな色ではあるが、打点よりアドバンテージに主眼が置かれたコントロール要素が強いカード。とはいえ「追放除去 兼 避雷針」と割り切って使うこともできるため純アグロなデッキでも採用の余地がある性能である。渦まく知識/Brainstormと引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornやグリセルブランド/Griselbrandが併用できるレガシーでは-8能力を軸にした運用も一考の価値があるだろう。
スタンダードでは、プロツアー「イニストラードを覆う影」でTop8入りした赤白型のゴーグルに採用されている。(参考/翻訳)
関連カード
ストーリー
イニストラード/Innistradのマナを捻じ曲げる謎の石/Cryptolithを次々と建立し、何らかの目的を果たそうとするナヒリ。
詳細はナヒリ/Nahiriを参照。