アイケイシアの都市/Icatian Town
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2022年5月30日 (月) 00:00時点における版
「小物がばらばら沸く」フォールン・エンパイア環境らしい、白のウィニー製造呪文。とはいえ、急報/Raise the Alarm2枚分と考えると、かなり割高。
戦場に出る市民・クリーチャー・トークンの質やマナ効率はちょっと苦しい点もある。ソーサリーなので「対戦相手のターンに使って緊急ブロッカーを用意する」という使い方もできず、融通はきかない。
使いづらい点が目立つが、白はバンドや十字軍/Crusadeなど、もともとウィニーを生かす手段には事欠かないので、カード1枚から4体のクリーチャーが出現するというだけでなかなか馬鹿にできない。Hand of Justiceと併せて使うことも考えられる。
プロツアーニューヨーク96でベスト8に残ったEric Tamがデッキに使用していた実績もあり、これのおかげで勝った試合もあったらしい。当時から見ても正直あまり強いカードとは言えず、唱えられた相手は驚いたようだ。Eric Tamいわく、アドバンテージを取れるカードが大好きらしい。
リミテッドでは単純に使ってもなかなかのやり手。シングルシンボルなのでタッチでも使いやすい。
後のJumpstartにてマナコストが(2)減少した上位互換の犬たちの解き放ち/Release the Dogsが登場。 出てくるトークンが市民から犬になっているが、ニューカペナの街角で市民の部族支援が増えこそしたものの、犬の部族支援もそれなりにあり、あえてこちらを使う意義はあまりなくなってしまっただろう。
- 土地のようなカード名だがソーサリー呪文である。土地と勘違いしないように。
- 時のらせんでは同様の市民・トークンを出すカードとして、アイケイシアの触れ役/Icatian Crierとサーペイディア諸帝国史、第七巻/Sarpadian Empires, Vol. VIIが登場した。
- ゼンディカーでは色々と強化された征服者の誓約/Conqueror's Pledgeが登場した。
- タルキール龍紀伝の荒野の確保/Secure the Wastesもインスタントである上にマナ効率も良く、実質的な上位版であると言える。
参考
- アイケイシア/Icatia(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:フォールン・エンパイア - アンコモン1
- カード個別評価:第6版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:Masters Edition - アンコモン