Canadian Threshold
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[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]などの[[クロック]]を[[打ち消す|カウンター]][[呪文]]でバックアップする[[クロック・パーミッション]]としての基本構造は変わらない。この[[デッキタイプ]]では、[[赤]]の[[火力]]を採用し、[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]をサポートする構成をとる。火力には[[稲妻/Lightning Bolt]]・[[火+氷/Fire+Ice]]などの定番[[カード]]が採用される。 | [[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]などの[[クロック]]を[[打ち消す|カウンター]][[呪文]]でバックアップする[[クロック・パーミッション]]としての基本構造は変わらない。この[[デッキタイプ]]では、[[赤]]の[[火力]]を採用し、[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]をサポートする構成をとる。火力には[[稲妻/Lightning Bolt]]・[[火+氷/Fire+Ice]]などの定番[[カード]]が採用される。 | ||
− | タッチ赤は[[色]]の性質上、速度が上昇する点が重要であり、近年ではスピードを重視した[[デッキ]][[構築]]が主流である。[[もみ消し/Stifle]] | + | タッチ赤は[[色]]の性質上、速度が上昇する点が重要であり、近年ではスピードを重視した[[デッキ]][[構築]]が主流である。[[もみ消し/Stifle]]と[[不毛の大地/Wasteland]]をフル投入し、[[土地破壊]]を重視することで、火+氷の氷の活躍の場を広げ、[[テンポ・アドバンテージ]]を得た隙に素早く殴り勝つタイプが多い。 |
構成は[[Team America]]とよく似ているが、[[色拘束]]が緩いことやカウンターを多く採用できる点ではこちらに分がある。その反面、[[クリーチャー]]の[[サイズ]]や[[カードパワー]]ではTeam Americaに分があり、線が細くなりがちで「勝ち切れない」状況に陥りやすいという弱点も抱えている。 | 構成は[[Team America]]とよく似ているが、[[色拘束]]が緩いことやカウンターを多く採用できる点ではこちらに分がある。その反面、[[クリーチャー]]の[[サイズ]]や[[カードパワー]]ではTeam Americaに分があり、線が細くなりがちで「勝ち切れない」状況に陥りやすいという弱点も抱えている。 | ||
− | そのため近年は打点を上げるため新しい[[アタッカー]] | + | そのため近年は打点を上げるため新しい[[アタッカー]]を追加する場合が多く、[[バントアグロ#レガシー|Pro Bant]]同様[[自然の秩序/Natural Order]]+[[大祖始/Progenitus]]の[[コンボ]]を搭載したものも登場した(→[[青赤緑ビートダウン#レガシー|NO RUG]])。また[[イニストラード]]参入後は、相性がよい[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]を採用した'''RUG Delver'''が主流となっている(→[[#サンプルレシピ2|*1]])。 |
==サンプルレシピ1== | ==サンプルレシピ1== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[グランプリシカゴ09]] | + | **[[グランプリシカゴ09]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpchi09/welcome 参考]) |
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− | **[[グランプリアムステルダム11]] | + | **[[グランプリアムステルダム11]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpams11/welcome 参考]) |
**使用者:[[Ciro Bonaventura]] | **使用者:[[Ciro Bonaventura]] | ||
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− | *[[イニストラード]]参入後の | + | *[[イニストラード]]参入後の'''RUG Delver'''。[[呪文]]を多く採用しているため[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]を[[変身]]させやすく、これによって高速で[[クロック]]を刻んでゆく。 |
− | *[[サイズ]] | + | *[[サイズ]]が大きい[[クリーチャー]]に対しては[[四肢切断/Dismember]]で対応できるようになっている。 |
==参考== | ==参考== | ||
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*[[青赤緑ビートダウン]] | *[[青赤緑ビートダウン]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
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+ | [[Category:青赤緑デッキ]] | ||
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+ | [[Category:青赤緑クロック・パーミッションデッキ]] | ||
+ | [[Category:レガシーデッキ]] |
2013年4月2日 (火) 21:54時点における版
Canadian Threshold(カナディアン スレッショルド、カナスレ)はレガシーにおける青緑スレッショルドのバリエーションのひとつ。青緑にタッチ赤の構成で組まれる。
目次 |
概要
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*インスタント
1つか2つのクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。火は、それらに2点のダメージを望むように割り振って与える。
Ice / 氷 (1)(青)インスタント
パーマネント1つを対象とし、それをタップする。
カードを1枚引く。
タルモゴイフ/Tarmogoyfなどのクロックをカウンター呪文でバックアップするクロック・パーミッションとしての基本構造は変わらない。このデッキタイプでは、赤の火力を採用し、ビートダウンをサポートする構成をとる。火力には稲妻/Lightning Bolt・火+氷/Fire+Iceなどの定番カードが採用される。
タッチ赤は色の性質上、速度が上昇する点が重要であり、近年ではスピードを重視したデッキ構築が主流である。もみ消し/Stifleと不毛の大地/Wastelandをフル投入し、土地破壊を重視することで、火+氷の氷の活躍の場を広げ、テンポ・アドバンテージを得た隙に素早く殴り勝つタイプが多い。
構成はTeam Americaとよく似ているが、色拘束が緩いことやカウンターを多く採用できる点ではこちらに分がある。その反面、クリーチャーのサイズやカードパワーではTeam Americaに分があり、線が細くなりがちで「勝ち切れない」状況に陥りやすいという弱点も抱えている。
そのため近年は打点を上げるため新しいアタッカーを追加する場合が多く、Pro Bant同様自然の秩序/Natural Order+大祖始/Progenitusのコンボを搭載したものも登場した(→NO RUG)。またイニストラード参入後は、相性がよい秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsを採用したRUG Delverが主流となっている(→*1)。
サンプルレシピ1
- 備考
- グランプリシカゴ09 ベスト8 (参考)
- 使用者:David Caplan
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (8) | |
4 | 敏捷なマングース/Nimble Mongoose |
4 | タルモゴイフ/Tarmogoyf |
呪文 (34) | |
4 | 渦まく知識/Brainstorm |
4 | 目くらまし/Daze |
4 | 火+氷/Fire+Ice |
4 | Force of Will |
4 | 稲妻/Lightning Bolt |
4 | 思案/Ponder |
1 | 急流/Rushing River |
4 | 呪文嵌め/Spell Snare |
4 | もみ消し/Stifle |
1 | 拭い捨て/Wipe Away |
土地 (18) | |
3 | 溢れかえる岸辺/Flooded Strand |
3 | 汚染された三角州/Polluted Delta |
4 | Tropical Island |
4 | Volcanic Island |
4 | 不毛の大地/Wasteland |
サイドボード | |
4 | 撹乱/Disrupt |
1 | 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives |
1 | クローサの掌握/Krosan Grip |
2 | 紅蓮破/Pyroblast |
1 | 紅蓮地獄/Pyroclasm |
2 | 赤霊破/Red Elemental Blast |
4 | 水没/Submerge |
サンプルレシピ2
- 備考
- グランプリアムステルダム11 準優勝 (参考)
- 使用者:Ciro Bonaventura
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (11) | |
4 | 秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets |
3 | 敏捷なマングース/Nimble Mongoose |
4 | タルモゴイフ/Tarmogoyf |
呪文 (31) | |
4 | 渦まく知識/Brainstorm |
4 | 目くらまし/Daze |
2 | 四肢切断/Dismember |
1 | 火+氷/Fire+Ice |
4 | Force of Will |
4 | 稲妻/Lightning Bolt |
4 | 呪文嵌め/Spell Snare |
4 | もみ消し/Stifle |
4 | 思案/Ponder |
土地 (18) | |
1 | 溢れかえる岸辺/Flooded Strand |
2 | 霧深い雨林/Misty Rainforest |
1 | 汚染された三角州/Polluted Delta |
1 | 沸騰する小湖/Scalding Tarn |
3 | Tropical Island |
4 | Volcanic Island |
4 | 不毛の大地/Wasteland |
2 | 樹木茂る山麓/Wooded Foothills |
サイドボード | |
2 | 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives |
4 | 虚空の力線/Leyline of the Void |
2 | 紅蓮破/Pyroblast |
2 | 赤霊破/Red Elemental Blast |
3 | 呪文貫き/Spell Pierce |
2 | 炎渦竜巻/Firespout |
- イニストラード参入後のRUG Delver。呪文を多く採用しているため秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsを変身させやすく、これによって高速でクロックを刻んでゆく。
- サイズが大きいクリーチャーに対しては四肢切断/Dismemberで対応できるようになっている。