毒カウンター
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− | '''毒カウンター'''/''Poison Counter'' | + | '''毒カウンター'''/''Poison Counter''は、[[プレイヤー]]が得る特殊な[[カウンター (目印)|カウンター]]。10個以上の毒カウンターを得たプレイヤーは[[状況起因処理]]によって[[敗北]]する。 |
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初出は[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]。それから[[ビジョンズ]]までいくつかの毒カウンター関連の[[カード]]が作られていた。しかし10回[[攻撃]]を[[通し]]てやっと[[対戦相手]]を葬れるような[[クリーチャー]]ばかりであり、それだけ攻撃が通るならば通常のクリーチャーで20点の[[ライフ]]を[[削る|削っ]]ても同じこと。クリーチャーとしての性能も高いとは言えず、まともに活躍した毒関係カードは[[マーシュ・バイパー/Marsh Viper]]くらいであった。 | 初出は[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]。それから[[ビジョンズ]]までいくつかの毒カウンター関連の[[カード]]が作られていた。しかし10回[[攻撃]]を[[通し]]てやっと[[対戦相手]]を葬れるような[[クリーチャー]]ばかりであり、それだけ攻撃が通るならば通常のクリーチャーで20点の[[ライフ]]を[[削る|削っ]]ても同じこと。クリーチャーとしての性能も高いとは言えず、まともに活躍した毒関係カードは[[マーシュ・バイパー/Marsh Viper]]くらいであった。 | ||
− | + | [[ウェザーライト]]以降は毒関係のカードが収録されず、その後長らくこのルールは半ば忘れ去られていたが、[[時のらせん]]で[[沼地の蚊/Swamp Mosquito]]が[[タイムシフト]]されて復活。[[未来予知]]では新規カードの[[悪性スリヴァー/Virulent Sliver]]も登場し、[[有毒]]という[[キーワード能力]]も作られた。 | |
悪性スリヴァーの活躍は目覚ましく、[[プロツアーサンディエゴ07]]([[双頭巨人戦]][[ブースター・ドラフト]])の準決勝で毒カウンターによる決着が発生した。さらに[[インビテーショナル07]]においても、悪性スリヴァーと[[ハートのスリヴァー/Heart Sliver]]による毒殺システムを組みこんだ[[ヴィンテージ]]の[[ハルクフラッシュ#ヴィンテージ|ハルクフラッシュ]]を使用する[[Tiago Chan]]が見事優勝を飾った。[[時のらせんブロック構築]]でも悪性スリヴァーをフル投入したデッキが構築され、それなりの戦果をあげている。 | 悪性スリヴァーの活躍は目覚ましく、[[プロツアーサンディエゴ07]]([[双頭巨人戦]][[ブースター・ドラフト]])の準決勝で毒カウンターによる決着が発生した。さらに[[インビテーショナル07]]においても、悪性スリヴァーと[[ハートのスリヴァー/Heart Sliver]]による毒殺システムを組みこんだ[[ヴィンテージ]]の[[ハルクフラッシュ#ヴィンテージ|ハルクフラッシュ]]を使用する[[Tiago Chan]]が見事優勝を飾った。[[時のらせんブロック構築]]でも悪性スリヴァーをフル投入したデッキが構築され、それなりの戦果をあげている。 | ||
− | [[ミラディンの傷跡]]では[[感染]] | + | [[ミラディンの傷跡]]では[[感染]]という毒カウンターに関連したキーワード能力がまた新たに作られ、それ以外の毒カウンター関連のカードも多く収録されている。[[ミラディンの傷跡ブロック]]が使用可能な各種[[フォーマット]]では毒殺を狙う[[感染 (デッキ)|感染デッキ]]が一定の戦果を挙げている。 |
*[[ミラディンの傷跡]]が出る前は、毒カウンターを与えるカードはいずれも[[黒]]か[[緑]]、または[[アーティファクト]]のカードであった。 | *[[ミラディンの傷跡]]が出る前は、毒カウンターを与えるカードはいずれも[[黒]]か[[緑]]、または[[アーティファクト]]のカードであった。 | ||
− | **主に[[青]]のカードに見られる[[増殖]]で毒カウンターを増やすことができる。また、[[ミラディン包囲戦]]で[[白]]の、[[新たなるファイレクシア]]で青、[[赤]]の[[感染]] | + | **主に[[青]]のカードに見られる[[増殖]]で毒カウンターを増やすことができる。また、[[ミラディン包囲戦]]で[[白]]の、[[新たなるファイレクシア]]で青、[[赤]]の[[感染]]持ちも登場し、全色に毒カウンター関連のカードが登場することになった。 |
*20ライフ減らすところを10個の毒カウンターで済ませられるので、よく「毒カウンター1個は2ダメージに相当する」と言われる。 | *20ライフ減らすところを10個の毒カウンターで済ませられるので、よく「毒カウンター1個は2ダメージに相当する」と言われる。 | ||
*[[Magic: The Gathering for PC]]の最終ボスはライフが非常に多いので、毒カウンターで倒すのも有効な手段の1つ。 | *[[Magic: The Gathering for PC]]の最終ボスはライフが非常に多いので、毒カウンターで倒すのも有効な手段の1つ。 |
2015年10月31日 (土) 14:50時点における版
毒カウンター/Poison Counterは、プレイヤーが得る特殊なカウンター。10個以上の毒カウンターを得たプレイヤーは状況起因処理によって敗北する。
クリーチャー — 蛇(Snake)
マーシュ・バイパーがプレイヤー1人にダメージを与えるたび、そのプレイヤーは毒(poison)カウンターを2個得る。(10個以上の毒カウンターを持っているプレイヤーはこのゲームに敗北する。)
1/2エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは有毒3の能力を持つ。(それがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは毒(poison)カウンターを3個得る。10個以上の毒カウンターを持っているプレイヤーはこのゲームに敗北する。)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは感染を持つ。(それは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
目次 |
解説
ルール
毒カウンターは、プレイヤーが得るカウンターである。いずれかのプレイヤーが10個以上の毒カウンターを得た場合、そのプレイヤーは次に優先権が発生したときに敗北する。これは状況起因処理である。
プレイヤーが1個以上の毒カウンターを持っている場合、そのプレイヤーは「毒を受けている/poisoned」と言う。
なお、プレイヤーが得た毒カウンターはLeeches、解放された者、カーン/Karn Liberatedの[-14]能力によってのみ取り除くことができる(新たなるファイレクシア現在)。パーマネントに乗るカウンターではないので、魔力の導管/Power Conduitなどでは取り除けない。
毒カウンターに関連したキーワード能力には、有毒と感染が存在する。
その他
初出はレジェンド。それからビジョンズまでいくつかの毒カウンター関連のカードが作られていた。しかし10回攻撃を通してやっと対戦相手を葬れるようなクリーチャーばかりであり、それだけ攻撃が通るならば通常のクリーチャーで20点のライフを削っても同じこと。クリーチャーとしての性能も高いとは言えず、まともに活躍した毒関係カードはマーシュ・バイパー/Marsh Viperくらいであった。
ウェザーライト以降は毒関係のカードが収録されず、その後長らくこのルールは半ば忘れ去られていたが、時のらせんで沼地の蚊/Swamp Mosquitoがタイムシフトされて復活。未来予知では新規カードの悪性スリヴァー/Virulent Sliverも登場し、有毒というキーワード能力も作られた。
悪性スリヴァーの活躍は目覚ましく、プロツアーサンディエゴ07(双頭巨人戦ブースター・ドラフト)の準決勝で毒カウンターによる決着が発生した。さらにインビテーショナル07においても、悪性スリヴァーとハートのスリヴァー/Heart Sliverによる毒殺システムを組みこんだヴィンテージのハルクフラッシュを使用するTiago Chanが見事優勝を飾った。時のらせんブロック構築でも悪性スリヴァーをフル投入したデッキが構築され、それなりの戦果をあげている。
ミラディンの傷跡では感染という毒カウンターに関連したキーワード能力がまた新たに作られ、それ以外の毒カウンター関連のカードも多く収録されている。ミラディンの傷跡ブロックが使用可能な各種フォーマットでは毒殺を狙う感染デッキが一定の戦果を挙げている。
- ミラディンの傷跡が出る前は、毒カウンターを与えるカードはいずれも黒か緑、またはアーティファクトのカードであった。
- 20ライフ減らすところを10個の毒カウンターで済ませられるので、よく「毒カウンター1個は2ダメージに相当する」と言われる。
- Magic: The Gathering for PCの最終ボスはライフが非常に多いので、毒カウンターで倒すのも有効な手段の1つ。
- 時のらせんブロックでの復活以前に、一度インビテーショナルカードで危うく(?)復活しそうになった(闇の腹心/Dark Confidant参照)。
- 2011年4月より、双頭巨人戦ではチームごとに毒カウンターをカウントすることになり、「チームで15個得た場合、そのチームは敗北する」と変更された。[1]
ミラディンの傷跡以前の毒関係のカード一覧
毒能力を持つクリーチャー。
- 墓所のコブラ/Crypt Cobra
- マーシュ・バイパー/Marsh Viper
- 地獄の蠍/Pit Scorpion
- 剣歯コブラ/Sabertooth Cobra
- スークアタの暗殺者/Suq'Ata Assassin
- 沼地の蚊/Swamp Mosquito
- 悪性スリヴァー/Virulent Sliver
毒能力に関係するその他のカード。
- Leeches(毒カウンターを失い,その分のダメージを受ける)
- 毒蛇製造器/Serpent Generator(毒能力を持つクリーチャー・トークンを出せる)
- 蛇教団の聖儀式/Snake Cult Initiation(有毒3をエンチャントしているクリーチャーに与える)