先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost
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==開発秘話== | ==開発秘話== |
2017年10月29日 (日) 17:06時点における版
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
先頭に立つもの、アナフェンザが攻撃するたび、あなたがコントロールする他のタップ状態のクリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
いずれかの対戦相手がオーナーであるトークンでないクリーチャーが死亡するか、戦場にないクリーチャー・カードがいずれかの対戦相手の墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。
3マナ4/4の優れたマナレシオに加え、2つのメリット能力を持つ強力な伝説のクリーチャー。
+1/+1カウンターを置く能力は同時に攻撃したクリーチャーを強化するのはもちろん、タップ能力を起動した長久持ちやマナ・クリーチャーを強化して今後に備えることもできる。アブザン家/The Abzan Housesに多数存在する+1/+1カウンターを参照するカードとのシナジーもある。一方、警戒持ちとの相性は悪い。
墓地対策能力は効かない相手には全く効かないが、リアニメイトや探査などの墓地利用や死亡誘発持ちに対して有効であり、環境によってはメタカードとしての働きも大きい。
スタンダードではアブザンアグロの主力クリーチャーの1体となっており、伝説でありながら4枚積みされることも多い。マジック・オリジン参入後は、自分の搭載歩行機械/Hangarback Walkerのサポートと対戦相手の搭載歩行機械の対策の両方を兼ねるカードとして、ますます重要な存在になった。
ルール
- 2番目の能力に関する基本的なルールは虚空の力線/Leyline of the Voidを参照。
- 戦場でクリーチャー化している非クリーチャー・カード(龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeakerなど)は追放され、クリーチャーでなくなっているクリーチャー・カード(オーラ状態の授与持ちや、信心を満たしていないテーロス・ブロックの神など)は墓地に置かれる。
- 印刷時のテキストではわかり辛かったため、イニストラードを覆う影の際に現在のオラクルに変更された[1]。
開発秘話
このカードは長期戦志向のアブザンの戦略を強化するものであると同時に、軍勢を率いる者らしく攻撃的なものでなければならなかった。1番目の能力は「攻撃するたび」という誘発条件と長久と噛み合う効果により、この問題をうまく解決している。2番目の能力はデベロップ段階で、メタゲーム上の不安を解消するために付け加えられた[2]。
また当初は4マナ4/6だったが、同じ色の包囲サイ/Siege Rhinoが4マナ域に引き上げられたため、それと入れ替わる形で3マナ域に移された[3]。
関連カード
サイクル
タルキール覇王譚の、各氏族/Clanのカン/Khanのサイクル。いずれも楔3色の神話レア。
- 先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost (アブザン家/The Abzan Houses)
- 悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Master (ジェスカイ道/The Jeskai Way)
- 血の暴君、シディシ/Sidisi, Brood Tyrant (スゥルタイ群/The Sultai Brood)
- 兜砕きのズルゴ/Zurgo Helmsmasher (マルドゥ族/The Mardu Horde)
- 龍爪のスーラク/Surrak Dragonclaw (ティムール境/The Temur Frontier)
ストーリー
アナフェンザ/Anafenzaはアブザン家/The Abzan Housesのカン/Khan。2頭のアイベックスが牽く戦車に乗り、自ら戦いの前線に赴いて指揮を執る。
詳細はアナフェンザ/Anafenzaを参照。
脚注
- ↑ Shadows over Innistrad Update Bulletin—Oracle Text(Feature 2016年4月7日)
- ↑ Prose and Khans, Part 1/カン否両論 その1(Daily MTG、Making Magic、文:Mark Rosewater、訳:米村薫)
- ↑ The Pillar That Never Was/現れなかった柱(Daily MTG、Latest Developments、文:Sam Stoddard、訳:益山拓也)
参考
- 『タルキール覇王譚』特別カードプレビュー:率いしもの(mtg-jp.com、文:mtg-jp.com staff)
- 墓地対策カード
- カード個別評価:タルキール覇王譚 - 神話レア