うねる塔甲羅/Meandering Towershell
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− | *[[ティムールの隆盛/Temur Ascendancy]]との相性は良い。[[速攻]] | + | *[[ティムールの隆盛/Temur Ascendancy]]との相性は良い。[[速攻]]付与によりソーサリー・タイミングの除去を受ける前に一度は攻撃でき、[[戦場]]に[[戻す|戻る]]たびに[[引く|ドロー]]できる。 |
*日本語版の[[カード名]]は[[誤訳/名訳|誤訳]]と思われる。meanderには「(道や川が)うねる、曲がりくねって続く」の他に「(人や動物が)あてもなく彷徨う、動き回る」の意味もある。この場合は後者だろう。 | *日本語版の[[カード名]]は[[誤訳/名訳|誤訳]]と思われる。meanderには「(道や川が)うねる、曲がりくねって続く」の他に「(人や動物が)あてもなく彷徨う、動き回る」の意味もある。この場合は後者だろう。 | ||
− | *2ターンに1度しか攻撃できない特徴は過去に登場した数少ない[[緑]]の[[海亀]]である[[Giant Turtle]] | + | *2ターンに1度しか攻撃できない特徴は過去に登場した数少ない[[緑]]の[[海亀]]である[[Giant Turtle]]にも見られる。亀の甲羅の硬さを表しているのか、[[パワー]]より[[タフネス]]が高い点も共通している。 |
==ルール== | ==ルール== | ||
*攻撃している状態で戦場に戻ることは「攻撃した」ものとしては扱わない。詳細な[[ルール]]は[[攻撃している状態で戦場に出る#ルール|攻撃している状態で戦場に出る]]を参照。 | *攻撃している状態で戦場に戻ることは「攻撃した」ものとしては扱わない。詳細な[[ルール]]は[[攻撃している状態で戦場に出る#ルール|攻撃している状態で戦場に出る]]を参照。 | ||
− | ** | + | **戦場に戻った瞬間自身の能力で追放され、永遠に攻撃できないなどということはない。 |
**[[強襲]]との関係に注意。攻撃し追放されたターンは強襲条件は満たされているが、攻撃している状態で戦場に戻ったターンは(他のクリーチャーで攻撃していない限り)強襲条件は満たされていない。 | **[[強襲]]との関係に注意。攻撃し追放されたターンは強襲条件は満たされているが、攻撃している状態で戦場に戻ったターンは(他のクリーチャーで攻撃していない限り)強襲条件は満たされていない。 | ||
*攻撃先は攻撃している状態で戦場に戻る際に改めて選ぶ。攻撃クリーチャーに指定したときと同じ[[プレイヤー]]または[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を攻撃する必要はない。 | *攻撃先は攻撃している状態で戦場に戻る際に改めて選ぶ。攻撃クリーチャーに指定したときと同じ[[プレイヤー]]または[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を攻撃する必要はない。 | ||
*[[あなた]]が攻撃クリーチャーに指定したうねる塔甲羅が自身の能力で追放された場合、そのうねる塔甲羅の[[オーナー]]が誰であっても、それはあなたの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]下で戦場に戻る。 | *[[あなた]]が攻撃クリーチャーに指定したうねる塔甲羅が自身の能力で追放された場合、そのうねる塔甲羅の[[オーナー]]が誰であっても、それはあなたの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]下で戦場に戻る。 | ||
*戦場に戻ってくるのは、あなたの次のターンの[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]である。 | *戦場に戻ってくるのは、あなたの次のターンの[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]である。 | ||
− | ** | + | **この[[カード]]を戦場に戻す前に、そのターンの攻撃に参加するクリーチャーを指定する。 |
− | **[[連続突撃/Relentless Assault]] | + | **[[連続突撃/Relentless Assault]]などで同じターンに複数回の[[戦闘フェイズ]]が存在する場合、1回目の[[戦闘]]で追放しても2回目の戦闘では戦場に戻ってこない。 |
**戦場に戻るはずのターンに複数回の戦闘フェイズが存在する場合、必ず最初の戦闘で戻ってくる。 | **戦場に戻るはずのターンに複数回の戦闘フェイズが存在する場合、必ず最初の戦闘で戻ってくる。 | ||
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+ | ==開発秘話== | ||
+ | このカードは「ものすごく年老いたクリーチャー」という構想から[[トップダウン・デザイン]]で作られた。長生きする生物といえば亀であり、[[クリーチャー・タイプ]]は海亀となった。さらに亀の歩みの遅さを表現するため、攻撃に時間のかかる能力が与えられた([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mm/prose-and-khans-part-2-2014-09-22 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0011213/ 翻訳])。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[一時的に追放するカード]] | *[[一時的に追放するカード]] | ||
*[[カード個別評価:タルキール覇王譚]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:タルキール覇王譚]] - [[レア]] |
2014年9月24日 (水) 01:33時点における版
Meandering Towershell / うねる塔甲羅 (3)(緑)(緑)
クリーチャー — 海亀(Turtle)
クリーチャー — 海亀(Turtle)
島渡り(このクリーチャーは防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
うねる塔甲羅が攻撃するたび、これを追放する。あなたの次のターンの攻撃クリーチャー指定ステップの開始時に、これをあなたのコントロール下でタップ状態で攻撃している状態で戦場に戻す。
攻撃クリーチャーに指定した次のターンに攻撃を行うという、一風変わった能力を持つクリーチャー。
5マナ5/9のマナレシオに加えて回避能力を持つものの、最初の攻撃は戦場に出てから2ターン後、それ以降も2ターンに1度しか攻撃できないと、アタッカーとしての性能は高くない。召喚酔いする上に2ターンに1度しか追放されないため、ソーサリー・タイミングの除去に対する耐性も完全ではなく、追放には攻撃が必要なので擬似除去オーラをはずすこともできない。消耗する負傷/Debilitating Injuryなどのマイナス修整オーラをはずすことができるのは一応のメリットと言える。
ブロッカーとしての性能は高く、リミテッドではそれだけでも優秀。
- ティムールの隆盛/Temur Ascendancyとの相性は良い。速攻付与によりソーサリー・タイミングの除去を受ける前に一度は攻撃でき、戦場に戻るたびにドローできる。
- 日本語版のカード名は誤訳と思われる。meanderには「(道や川が)うねる、曲がりくねって続く」の他に「(人や動物が)あてもなく彷徨う、動き回る」の意味もある。この場合は後者だろう。
- 2ターンに1度しか攻撃できない特徴は過去に登場した数少ない緑の海亀であるGiant Turtleにも見られる。亀の甲羅の硬さを表しているのか、パワーよりタフネスが高い点も共通している。
ルール
- 攻撃している状態で戦場に戻ることは「攻撃した」ものとしては扱わない。詳細なルールは攻撃している状態で戦場に出るを参照。
- 戦場に戻った瞬間自身の能力で追放され、永遠に攻撃できないなどということはない。
- 強襲との関係に注意。攻撃し追放されたターンは強襲条件は満たされているが、攻撃している状態で戦場に戻ったターンは(他のクリーチャーで攻撃していない限り)強襲条件は満たされていない。
- 攻撃先は攻撃している状態で戦場に戻る際に改めて選ぶ。攻撃クリーチャーに指定したときと同じプレイヤーまたはプレインズウォーカーを攻撃する必要はない。
- あなたが攻撃クリーチャーに指定したうねる塔甲羅が自身の能力で追放された場合、そのうねる塔甲羅のオーナーが誰であっても、それはあなたのコントロール下で戦場に戻る。
- 戦場に戻ってくるのは、あなたの次のターンの攻撃クリーチャー指定ステップである。
- このカードを戦場に戻す前に、そのターンの攻撃に参加するクリーチャーを指定する。
- 連続突撃/Relentless Assaultなどで同じターンに複数回の戦闘フェイズが存在する場合、1回目の戦闘で追放しても2回目の戦闘では戦場に戻ってこない。
- 戦場に戻るはずのターンに複数回の戦闘フェイズが存在する場合、必ず最初の戦闘で戻ってくる。
開発秘話
このカードは「ものすごく年老いたクリーチャー」という構想からトップダウン・デザインで作られた。長生きする生物といえば亀であり、クリーチャー・タイプは海亀となった。さらに亀の歩みの遅さを表現するため、攻撃に時間のかかる能力が与えられた(参考/翻訳)。