ウルザ/Urza

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===幼年時代===
 
===幼年時代===
10歳前後に、キャラバン隊に連れられて[[トカシア/Tocasia]]のキャンプを訪れ、トカシアに引き取られる。以後、トカシアを実の母同然に慕う。幼くして母をなくし、父が再婚するも義母には嫌われていたようだ。このころ、父も病に倒れる。
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10歳前後に、キャラバン隊に連れられて[[トカシア/Tocasia]]のキャンプを訪れ、トカシアに引き取られる。以後、トカシアを実の母同然に慕う。幼くして母をなくし、父が再婚するも義母には嫌われていたようだ。このころ、父も病に倒れる。ウルザとミシュラの兄弟はトカシアの下で[[アーティファクト]]の基礎を学ぶ。
  
 
===徒弟時代===
 
===徒弟時代===
ウルザとミシュラの兄弟はトカシアの下で[[アーティファクト]]の基礎を学ぶ。弟のミシュラが研究室よりも野外での発掘を好み、他者から多くを学ぶ人好きのする性格の子になったのに対し、兄のウルザは人付きあいの苦手な研究肌の子に育っていた。ある日、ウルザは弟ミシュラとともに発掘された[[スラン/Thran]]の遺物、[[羽ばたき飛行機械/Ornithopter]]を運良く良好な状態で発見、修理・復元することに成功する。この飛行機械は3人を運命の地[[コイロスの洞窟/Caves of Koilos#コイロスの洞窟(ストーリー)|コイロスの洞窟]]に導いた。コイロスの洞窟を探険したウルザとミシュラはその中枢で[[パワーストーン/Powerstone]]を発見する。兄弟が先を争って手を伸ばしたところ、それは2つに割れ、ウルザの手に割れた片方の1つ[[Mightstone|マイトストーン]]を手に入れた。キャンプに戻った後、ウルザとミシュラはパワーストーンを巡って事あるごとに争い、遂にその巻き添えになって師匠トカシアは死んでしまう。そして兄弟は生き別れた。
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弟のミシュラが研究室よりも野外での発掘を好み、他者から多くを学ぶ人好きのする性格の子になったのに対し、兄のウルザは人付きあいの苦手な研究肌の子に育っていた。AR16年頃、ウルザは弟ミシュラとともに発掘された[[スラン/Thran]]の遺物、[[羽ばたき飛行機械/Ornithopter]]を運良く良好な状態で発見、修理・復元することに成功する。AR20年、この飛行機械は3人を運命の地[[コイロスの洞窟/Caves of Koilos#コイロスの洞窟(ストーリー)|コイロスの洞窟]]に導いた。コイロスの洞窟を探険したウルザとミシュラはその中枢で[[パワーストーン/Powerstone]]を発見する。兄弟が先を争って手を伸ばしたところ、それは2つに割れ、ウルザの手に割れた片方の1つ[[Mightstone|マイトストーン]]を手に入れた。キャンプに戻った後、ウルザとミシュラはパワーストーンを巡って事あるごとに争い、遂にその巻き添えになって師匠トカシアは死んでしまう。そして兄弟は生き別れた。
  
 
===青年時代===
 
===青年時代===
ウルザが21歳になったころ、彼は[[ヨーティア/Yotia]]の首都[[クルーグ/Kroog]]にあるラスコー時計店に住み込んでいたが、そこで王女[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog|カイラ]]と出会う。その後王女の婿捜しの儀が行われ、それは「広場の中央にある[[翡翠像/Jade Statue|翡翠の巨像]]を動かしたものが、王女と結婚できる」というものであった。ウルザは王女カイラとの結婚には興味がなかったようであるが、王女の婿に与えられるという宝の山の中に古代[[スラン/Thran]]の秘本である[[ジェイラム秘本/Jalum Tome]]を見つけると、彼は[[アーティファクト]]のロボットを作り、「力ではなく知恵によって像を動かす」と言い、ロボットを使って翡翠像を動かして見せた。カイラの父、「将軍」はこのような機械を使って翡翠像を動かすというやり方には納得しなかったが、カイラの説得やラスコーの言葉を受けて、結婚を許可した。
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AR21年、ウルザが21歳になったころ、彼は[[ヨーティア/Yotia]]の首都[[クルーグ/Kroog]]にあるラスコー時計店に職人ラスコー氏の弟子として住み込んでいたが、そこで王女[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog|カイラ]]と出会う。その後王女の婿捜しの儀が行われ、それは「広場の中央にある[[翡翠像/Jade Statue|翡翠の巨像]]を動かしたものが、王女と結婚できる」というものであった。ウルザは王女カイラとの結婚には興味がなかったようであるが、王女の婿に与えられるという宝の山の中に古代[[スラン/Thran]]の秘本である[[ジェイラム秘本/Jalum Tome]]を見つけると、彼は[[アーティファクト]]のロボットを作り、「力ではなく知恵によって像を動かす」と言い、ロボットを使って翡翠像を動かして見せた。カイラの父である「将軍」はこのような機械を使って翡翠像を動かすというやり方には納得しなかったが、カイラの説得やラスコーの言葉を受けて、結婚を許可した。
  
ヨーティアというバックボーンを手に入れたウルザであるが、その一方でミシュラはヨーティアと対立していたファラジをその手中に収め、ここにウルザのヨーティアとミシュラのファラジという対立構造が浮き彫りになった。そして、この対立は世界を巻き込んでかの[[兄弟戦争/Brothers' War]]へと発展してゆく。
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ヨーティアというバックボーンを手に入れたウルザであるが、その一方でミシュラはヨーティアと対立していたファラジをその手中に収め、ここにウルザのヨーティアとミシュラのファラジという対立構造が浮き彫りになった。そして、この対立は世界を巻き込んでかの[[兄弟戦争/Brothers' War]]へと発展してゆく。AR23頃、[[タウノス/Tawnos]]がウルザに弟子入りする一方で、同時期に[[アシュノッド/Ashnod]]もミシュラに弟子入りする。
  
 
===ミシュラとの戦い===
 
===ミシュラとの戦い===
兄弟戦争は、最終的に[[アルゴス/Argoth]]の地を舞台に繰り広げられた。そしてウルザはミシュラと対峙し、もはや人ではなくなったミシュラの姿を見、ウルザは[[アーティファクト]]「[[Golgothian Sylex]](サイリクス)」の力を解放、アルゴスは粉みじんとなり、[[テリシア/Terisiare]]大陸は引き裂かれた。この爆発の中で、ウルザはプレインズウォーカーとなった。ちなみに後の[[ナイン・タイタンズ/Nine Titans]]の一人[[ボウ・リヴァー/Bo Levar]]もこの影響でプレインズウォーカーになる。
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AR27から28年頃に兄弟戦争は開戦。戦争は各地で何十年にも渡り続き、AR57年頃、最終的に[[アルゴス/Argoth]]の地を舞台に繰り広げられた。AR64年、ウルザはミシュラと対峙し、もはや人ではなくなったミシュラの姿を見、怒りと悲しみの入り混じった感情の末、ウルザは[[アーティファクト]]「[[Golgothian Sylex]](サイリクス)」の力を解放、アルゴスは粉みじんとなり、[[テリシア/Terisiare]]大陸は引き裂かれた。この爆発の中で、ウルザはプレインズウォーカーとなった。ちなみに後の[[ナイン・タイタンズ/Nine Titans]]の一人[[ボウ・リヴァー/Bo Levar]]もこの影響でプレインズウォーカーになる。
  
 
===プレインズウォーカー以後===
 
===プレインズウォーカー以後===

2014年1月29日 (水) 18:56時点における版

ウルザ/Urza
二つ名 {{{二つ名}}}
種族 人間(プレインズウォーカー)
出身 ドミナリア、テリシア
生没年 AR0~AR4205
カード なし

ウルザ/Urzaは、ドミナリア/Dominariaの歴史とともに生き、その命運を握った強大なプレインズウォーカーAR0年生、AR4205年没。弟ミシュラ/Mishraと繰り広げた兄弟戦争はあまりにも有名であり、ドミナリア/Dominariaファイレクシア/Phyrexia戦争において、ファイレクシア/Phyrexiaを撃退するのに大きな役割を果たした。

目次

ストーリー

生まれ

AR0年にテリシア大陸に生まれる。ミシュラとは兄弟であるが同じ年の生まれで、ウルザは年の初めに、ミシュラは年の終わりに生まれた。父と母の名前は不明。

幼年時代

10歳前後に、キャラバン隊に連れられてトカシア/Tocasiaのキャンプを訪れ、トカシアに引き取られる。以後、トカシアを実の母同然に慕う。幼くして母をなくし、父が再婚するも義母には嫌われていたようだ。このころ、父も病に倒れる。ウルザとミシュラの兄弟はトカシアの下でアーティファクトの基礎を学ぶ。

徒弟時代

弟のミシュラが研究室よりも野外での発掘を好み、他者から多くを学ぶ人好きのする性格の子になったのに対し、兄のウルザは人付きあいの苦手な研究肌の子に育っていた。AR16年頃、ウルザは弟ミシュラとともに発掘されたスラン/Thranの遺物、羽ばたき飛行機械/Ornithopterを運良く良好な状態で発見、修理・復元することに成功する。AR20年、この飛行機械は3人を運命の地コイロスの洞窟に導いた。コイロスの洞窟を探険したウルザとミシュラはその中枢でパワーストーン/Powerstoneを発見する。兄弟が先を争って手を伸ばしたところ、それは2つに割れ、ウルザの手に割れた片方の1つマイトストーンを手に入れた。キャンプに戻った後、ウルザとミシュラはパワーストーンを巡って事あるごとに争い、遂にその巻き添えになって師匠トカシアは死んでしまう。そして兄弟は生き別れた。

青年時代

AR21年、ウルザが21歳になったころ、彼はヨーティア/Yotiaの首都クルーグ/Kroogにあるラスコー時計店に職人ラスコー氏の弟子として住み込んでいたが、そこで王女カイラと出会う。その後王女の婿捜しの儀が行われ、それは「広場の中央にある翡翠の巨像を動かしたものが、王女と結婚できる」というものであった。ウルザは王女カイラとの結婚には興味がなかったようであるが、王女の婿に与えられるという宝の山の中に古代スラン/Thranの秘本であるジェイラム秘本/Jalum Tomeを見つけると、彼はアーティファクトのロボットを作り、「力ではなく知恵によって像を動かす」と言い、ロボットを使って翡翠像を動かして見せた。カイラの父である「将軍」はこのような機械を使って翡翠像を動かすというやり方には納得しなかったが、カイラの説得やラスコーの言葉を受けて、結婚を許可した。

ヨーティアというバックボーンを手に入れたウルザであるが、その一方でミシュラはヨーティアと対立していたファラジをその手中に収め、ここにウルザのヨーティアとミシュラのファラジという対立構造が浮き彫りになった。そして、この対立は世界を巻き込んでかの兄弟戦争/Brothers' Warへと発展してゆく。AR23頃、タウノス/Tawnosがウルザに弟子入りする一方で、同時期にアシュノッド/Ashnodもミシュラに弟子入りする。

ミシュラとの戦い

AR27から28年頃に兄弟戦争は開戦。戦争は各地で何十年にも渡り続き、AR57年頃、最終的にアルゴス/Argothの地を舞台に繰り広げられた。AR64年、ウルザはミシュラと対峙し、もはや人ではなくなったミシュラの姿を見、怒りと悲しみの入り混じった感情の末、ウルザはアーティファクトGolgothian Sylex(サイリクス)」の力を解放、アルゴスは粉みじんとなり、テリシア/Terisiare大陸は引き裂かれた。この爆発の中で、ウルザはプレインズウォーカーとなった。ちなみに後のナイン・タイタンズ/Nine Titansの一人ボウ・リヴァー/Bo Levarもこの影響でプレインズウォーカーになる。

プレインズウォーカー以後

プレインズウォーカーになって間も無く、2つのパワーストーンは彼の両目に収まった。ウルザは自分が引き起こした災害の大きさと、弟を手にかけた罪の意識にさいなまれる。そのせいで半ば正気を失っていた彼の頭に時おり内なる声が囁いた。それはパワーストーンに秘められしグレイシャン/Glacianの魂だった。グレイシャンはウルザに「お前は悪くない。全てはファイレクシアのせいだ」という悪意と狂気に満ちた励ましの言葉を囁いた。やがてウルザは「ミシュラの意志はファイレクシアによって操られていた」「ミシュラはファイレクシアの手にかかり殺されたのだ」と思い込むことで、心の落ち着きを保つようになる。

弟の仇を求めて多元宇宙/Multiverseをさまようウルザは兄弟戦争から約1500年後、ようやくファイレクシアを知る者、潜伏工作員ザンチャ/Xantchaと巡り合う。ザンチャの導きの元、仇を取ると言う名目でファイレクシアへと乗り込んだが敗北。ウルザとザンチャはセラ/Serraの世界へと逃げ込んだ。その教訓から、彼は着々と対ファイレクシア戦への準備をすすめた。

かつてヨーグモスによる侵略を一度撃退している古代スラン文明に、ファイレクシア打倒のヒントがあると考えたウルザは時間遡行実験を計画する。しかし、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyでの実験は失敗、大爆発を起こし、トレイリア/Tolariaは時空間のひずみの中に飲み込まれた。

その後、対ファイレクシアのために人造人間メタスラン/Metathranを作ったり、血統実験でレガシー/Legacy発動の「人的発動装置」としてキャパシェン一族を生み出すなど、数多くの非人道的な行為を行う。

対ファイレクシア戦争

4205年、ファイレクシアの侵略が始まると彼はすぐに手を打ち、ドミナリア軍の指揮をとった。が、途中で行方不明に。彼は無明の予見者/Blind Seerとしてウェザーライト/Weatherlightのクルーたちに助言を与え、コイロスの戦いでは直接手も貸した。その後ウルザはナイン・タイタンズを率いてファイレクシアに攻め込み、彼は第8スフィアで弟ミシュラを発見したが、それは、ヨーグモス/Yawgmothの仕掛けた幻影だった。この罠にかかり油断した彼は、ヨーグモスに捕らわれ、ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaに連れられ、ヨーグモスの言葉どおりジェラード/Gerrardと戦うが、敗れて首を切られた。首だけとなってもウルザは両目のパワーストーンによって死なず、ドミナリアに帰還した。ヨーグモスが倒された後、ジェラードと共にカーン/Karnに融合してその長い生涯を終えた。

次元の混乱

公式記事Backwards Through the Looking Glassで明かされた、もう1つのマジックの”if”の歴史では、全く異なるストーリーを持つ。

才能ある若き精霊術師(elementalist)としてミシュラ/Mishraと共にトカシア/Tocasiaの教えを受けたとされ、邪悪な子孫ジェラード/Gerrardに対抗するため、スフィンクスのプレインズウォーカーであるセラ/serraの援助を求めている。

また、ドミナリアではエレメンタル・インベイジョン(the Elemental Invasions)が発生し(ファイレクシアのドミナリア侵攻に相当する事件か)、フレイアリーズ/Freyaliseは策略を巡らす魔女(witch)となっている。

登場カード

Vanguard

Urza

エクソダス

精神力/Mind Over Matter

ウルザズ・サーガ

イラスト
平和な心/Pacifism天才のひらめき/Stroke of Genius堕落/Corrupt病めるもの/Sicken酸性土/Acidic Soilから威張り/Bravado降り注ぐ火の粉/Shower of Sparks仕返し/Retaliationウルザの鎧/Urza's Armorガラクタの壁/Wall of Junk
フレイバー・テキスト
絶対の優雅/Absolute Grace治癒の軟膏/Healing Salve聖域の守衛/Sanctum Custodian調律/Attunement真に暗き時間/Darkest Hour不正利得/Ill-Gotten Gains汚物の雨/Rain of Filth刻印/Brandエルフの牧人/Elvish Herderスランのタービン/Thran Turbine

ウルザズ・レガシー

ウルザズ・デスティニー

対立/Opposition

インベイジョン

栄光か死か/Death or Glory聖なる日/Holy Day忠誠の誓約/Pledge of Loyalty多様性の報酬/Rewards of Diversity撹乱/Disrupt超心理戦/Psychic Battle周到な計画/Well-Laid Plans哀悼/Mourningウルザの激怒/Urza's Rage
無明の予見者として登場
無明の予見者/Blind Seer解体の一撃/Dismantling Blow予見者の幻視/Seer's Vision

プレーンシフト

ウルザの罪/Urza's Guilt

アポカリプス

ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena死のわしづかみ/Death Grasp魂の結合/Soul Link

第10版

レガシーの兵器/Legacy Weapon

ミラディン包囲戦

遥かなる記憶/Distant Memories

参考

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