イゼット天啓
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2021年12月19日 (日) 09:53時点における版
イゼット天啓(Izzet Epiphany)は、アールンドの天啓/Alrund's Epiphanyをキーカードに据えた青赤のコンボ・コントロールデッキ。イゼット・ターン(Izzet Turns)とも呼ばれる。イニストラード:真夜中の狩り参入後のスタンダードに存在する。
目次 |
概要
インスタント
このターンにあなたが次にインスタントやソーサリーである呪文を唱えたとき、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
フラッシュバック(1)(青)(赤)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードをフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後、これを追放する。)
ソーサリー
飛行を持つ青の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークン2体を生成する。このターンに続いて追加の1ターンを行う。アールンドの天啓を追放する。
予顕(4)(青)(青)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)
インスタント
マナ総量が1以上の、呪文1つかパーマネント1つを対象とする。それをオーナーの手札に戻す。
履修を行う。(あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーである講義(Lesson)カード1枚を公開しあなたの手札に加えるか、カード1枚を捨てカード1枚を引くか、どちらかを行ってもよい。)
まずは悪魔の稲妻/Demon Boltなどの火力、ジュワー島の撹乱/Jwari Disruptionなどの打ち消し、消えゆく希望/Fading Hopeやゼロ除算/Divide by Zeroといったバウンスで序盤を凌ぎつつ、表現の反復/Expressive Iteration、予想外の授かり物/Unexpected Windfall、記憶の氾濫/Memory Delugeでライブラリーを掘り進める。土地が伸びたら感電の反復/Galvanic Iterationでアールンドの天啓/Alrund's Epiphanyをコピーし、獲得した追加のターン中に、4体の1/1飛行トークンとストーム・ジャイアントの聖堂/Hall of Storm Giantsなどでライフを詰め、それでも勝負が決まらなければ更なるアールンドの天啓を見つけて連打する。
同じ環境のイゼット・ドラゴンとは共通するパーツも多いが、構成は大きく異なる。あちらが1対1交換を重ねるコントロールデッキなのに対し、こちらは明確なゴールを有するコンボデッキとしての性質が強いため、バウンスのような時間稼ぎ用のカードも積極的に採用される。またフィニッシャーがクリーチャーであるあちらと違い、こちらはノンクリーチャーかそれに準じる構成となるため、家の焼き払い/Burn Down the Houseなどの全体火力も無理なく採用できる。
ローテーション直後、山川洋明によるMagic: The Gathering Arenaのミシック・ランク1位到達報告[1]をきっかけに一気に流行し、Tier1の一角に定着。世界選手権21では、参加者16人の半数に当たる8人がこのデッキを選択した(タッチ黒の亜種を含む)[2]。
サンプルリスト
青赤
- 備考
- 世界選手権21 第4位(参考/参考)
- 使用者:Ondřej Stráský
- フォーマット
- 青赤2色のリスト。
- 2枚程度に抑えられることが多い感電の反復/Galvanic Iterationを4枚積みしているのが特徴。このため、コピーとの相性が良い予想外の授かり物/Unexpected Windfallが記憶の氾濫/Memory Delugeよりも優先して採用されている。
- Stanislav Cifkaも75枚同一のリストを使用して同じ大会に参加している。
タッチ黒
- 備考
- 世界選手権21 第3位(参考/参考)
- 使用者:Jan-Moritz Merkel
- フォーマット
Grixis Epiphany [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- グリクシス天啓(Grixis Epiphany)と呼ばれるタッチ黒のリスト。
- 黒の除去や手札破壊に加え、セレスタス/The Celestusと溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drownedを採用しているのが大きな特徴。セレスタスは3色のマナ基盤を支え、戦況に応じて手札を整える役割を果たす。リーアは打ち消し対策であると同時に、大量のフラッシュバック付与で勝負を決めるもう1枚のフィニッシャーでもある。
- Matt Sperling、Eli Kassis、Gabriel Nassifも75枚同一のリストを使用して同じ大会に参加している。
イニストラード:真紅の契り後
- 備考
- イニストラード・チャンピオンシップ 第5位、スタンダード部門7勝1敗(参考/参考)
- 使用者:Zachary Kiihne
- フォーマット
Izzet Epiphany [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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脚注
- ↑ Twitter(2021年9月23日)
- ↑ Magic World Championship XXVII Metagame Breakdown/「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」メタゲームブレイクダウン(MAGIC ESPORTS 2021年10月7日 Frank Karsten著)