くすぶる卵/Smoldering Egg
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クリーチャー — ドラゴン(Dragon) 卵(Egg)
防衛
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、それを唱えるのに支払ったマナの点数に等しい数の(ember)・カウンターをくすぶる卵の上に置く。その後、くすぶる卵の上に7個以上の・カウンターがあるなら、それらをすべて取り除き、これを変身させる。
Ashmouth Dragon / 灰口のドラゴン
〔赤〕 クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。灰口のドラゴンはそれに2点のダメージを与える。
WHISPERに表示されている日本語訳には誤りがあります。第1面のカウンターの正しい名称は燃えさし(ember)カウンターです。第2面の「クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
インスタントやソーサリーで温められるドラゴンの卵。孵化するとそれらを唱えることに反応し炎を吐く。
インスタントやソーサリーを合計7マナ分唱えるというのは一見難しそうに見えるが、実際のところそこまでハードルは高くなく、たとえば3マナ、2マナ、2マナの呪文を唱えれば計3回で変身する計算となる。第2面は第1面とは逆に複数回の軽い呪文を要求してくるように見えるが、これまた実際のところ1ターンに1,2回唱えるだけでもかなりのボード・コントロール力を発揮できる。火力はプレイヤーにも撃てるため、飛行と合わせ対戦相手のライフを素早く削ることも可能。
登場時のスタンダードではイゼット・ドラゴンで採用される。アグロデッキに対する序盤の壁として使えるほか、変身後はフィニッシャーとして活躍する。レッドキャップの乱闘/Redcap Meleeのローテーション落ちにより赤いタフネス4への信頼が回復したり、ドラゴンのタイプ的カードと共存しているなど環境的な追い風も大きい。
- マナ総量ではなく実際に支払われたマナを参照する。精鋭呪文縛り/Elite Spellbinderなどのコスト増加カードの影響を受けた場合マナ総量よりも多くの燃えさしカウンターが置かれるが、逆に予顕などでコストを減らすとマナ総量より少ないカウンターしか置かれない。野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild#ルールも参照のこと。
- 召集や探査はマナ以外の方法でコストを支払っているため、これらにより支払われた分のコストはカウンターを置かない。
- たとえば宝船の巡航/Treasure Cruiseを墓地のカード4枚を追放して唱えた場合、実際に支払わなければならないマナは(3)(青)なので、置かれるカウンターは4つである。
- インスタント・ソーサリーに反応して変身する0/4防衛のイニストラード/Innistrad生物という特徴は、氷の中の存在/Thing in the Iceを想起させる。
- 灰口のドラゴンの英語版フレイバー・テキストはbornとburnをかけている。これに対し日本語版は誕生と炎上で韻を踏んでいる。一見名訳だが、州/Provinceを「地方」と誤訳しているのが玉に瑕か。
A dragon is born. A province burns.
一匹のドラゴンが誕生した。ひとつの地方が炎上した。
- MTGアリーナでは、種族がドラゴンの卵/Dragon Eggと同様に「ドラゴン・卵」ではなく「ドラゴンの卵」と誤訳されている。