狡猾な巾着切り/Crafty Cutpurse
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Crafty Cutpurse / 狡猾な巾着切り (3)(青)
クリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)
クリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)
瞬速
狡猾な巾着切りが戦場に出たとき、このターン、対戦相手のコントロール下で生成される各トークンは、代わりにあなたのコントロール下で生成される。
構えるには4マナとやや重く、対象も限定的だが、効果としてはインスタント・タイミングでのコントロール奪取+2/2であり、上手く決まった時のアドバンテージは莫大。
マナ・コスト的には2/2程度のクリーチャー・トークンを1体奪えればトントンだが、饗宴への召集/Call to the Feastなどによる複数体のトークンや、不朽や永遠など生成にコストやリソースがかさむトークンを奪えれば、ゲームを一気に傾けられる。
戦場に出たターンしか効果が無く、継続的にトークンを生成するカードに対しては抜本的解決にはならないため、トークンを奪った際のアドバンテージ差を埋め直される前に速やかに勝負をつけるだけの攻撃力がデッキに欲しい所。
登場時のスタンダード構築ではトークンを使用するデッキは少なくない。王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift、スカラベの神/The Scarab Godなどは出て来るトークンも強力なので、奪い取った勢いで切り返して大打撃を与えることも可能。メタゲームによってはサイドボードの候補にはなるだろう。
- トークンというとクリーチャー・トークンをイメージしがちだが、宝物や金などのアーティファクト、皇帝の仮面/Imperial Maskにより生成されるエンチャント・トークンも奪える。巾着切り/Cutpurseというネーミングからすると、宝物を奪う方を主眼にデザインされたとみてよいか。
- 対戦相手のパーマネントを自分のコントロール下で出すカードは、以前に標本集め/Gather Specimensが存在した。そちらはトークン全般ではなく、クリーチャー全般を奪う。
[編集] ルール
- この効果は、「戦場に出るに際し」や「~状態で戦場に出る」などの他の戦場に出ることに対する置換効果より先に適用される(CR:616.1b)。
- 対戦相手が選定された行進/Anointed Processionをコントロールしている場合、トークンの数は2倍にならない。
- 多面相の侍臣/Vizier of Many Facesの不朽能力に対応して狡猾な巾着切りを出した場合、多面相の侍臣が何のコピーになるかはコントローラーであるあなたが選ぶ。
- トークンがタップ状態で攻撃している状態で生成されるときに、そのトークンのコントローラーが攻撃プレイヤーでなかったなら、そのトークンはタップ状態で生成されるが、攻撃している状態ではない。トークンがクリーチャーをブロックしている状態で生成されるときに、そのトークンのコントローラーが防御プレイヤーでなかったなら、そのトークンは生成されるが、ブロックしている状態ではない。
- トークンを生成する効果が何らかの遅延誘発型能力も生成する場合、狡猾な巾着切りによってその能力のコントローラーが変わることはない。
- 効果は通常通りそのトークンに影響を及ぼす。航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raiderの能力によって生成されたトークンを奪ったら、そのトークンは戦闘終了時に追放される。
- 一部のカード(鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerなど)はそのトークンを生け贄に捧げるよう指示する遅延誘発型能力を生成する。その能力が解決されても、コントローラー以外はパーマネントを生け贄に捧げることは不可能なため、トークンは戦場に残る。
- 狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castawayや再燃するフェニックス/Rekindling Phoenixなどトークン自身が持つ能力は、当然あなたがコントロールする。
- 複数のプレイヤーが同時に狡猾な巾着切りをコントロールしているとややこしいのは概念泥棒/Notion Thiefと同じ。最初のコントローラーであるプレイヤーが、どの狡猾な巾着切りの効果を適用するか選ぶ。その後、新しくコントローラーになるはずのプレイヤーがまだ適用されていない狡猾な巾着切りの効果を選ぶ。これを繰り返していき、最終的に適用可能なコントロール変更効果が無いならば、そのプレイヤーのコントロール下でトークンが生成される。