標本集め/Gather Specimens
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Gather Specimens / 標本集め (3)(青)(青)(青)
インスタント
インスタント
このターン、クリーチャーが対戦相手のコントロール下で戦場に出る場合、代わりにそれはあなたのコントロール下で戦場に出る。
対戦相手のコントロール下で戦場に出るはずだったクリーチャーを奪う呪文。
1ターンの間は戦場に出るクリーチャーをすべて奪うことができる。しかし、標本集めを唱えたターンは対戦相手がクリーチャーを出すことを渋ってしまうので、実際には2体以上のクリーチャーを奪うのは難しい。クリーチャー呪文やクリーチャーを出す能力に対応して唱えれば1体は奪えるが、6マナと重いのでこちらのテンポも狂ってしまうのが難点。
できれば複数のクリーチャーが戦場に出る呪文や能力に対応して唱えたい。復讐の亜神/Demigod of Revengeを唱えたときやサルカン・ヴォル/Sarkhan Volの3番目の能力を起動したときなどが狙い目。あるいは狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragonなどの対戦相手に与えるはずだったトークンを自分の物にしてしまうという手も。
スタンダードでは、ヴァラクート対策として青白コントロールで使われることがあった(参考)。原始のタイタン/Primeval Titanやゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikarなどの強力なフィニッシャーへの対策となり、またカウンターと違って召喚の罠/Summoning Trapの代替コスト条件を満たさずに済む点が評価された。
- クリーチャー呪文に対応して唱えるだけならば、奪取/Desertionの方が使い勝手がよい。しかし、標本集めには打ち消されないクリーチャーにも対処できるというメリットがある。
[編集] ルール
- 秀でた隊長/Preeminent Captainの誘発型能力などで攻撃している状態で戦場に出るクリーチャーを奪う場合、それを奪うことはできるが、あなたは攻撃プレイヤーではないので、それは攻撃クリーチャーではない(CR:506.3b)。また、瞬間群葉/Flash Foliageなどでブロックしている状態で戦場に出るクリーチャーを奪った場合、それは適切なクリーチャーをブロックしていないので、ブロック・クリーチャーではない(CR:506.3c)。
- この効果は、「戦場に出るに際し」や「~状態で戦場に出る」などの戦場に出ることを置換する効果より先に適用される(CR:616.1b)。
- クローン/Cloneが対戦相手のコントロール下で戦場に出る場合、あなたのコントロール下で戦場に出るに際し、あなたが何をコピーするかを選ぶ。
- 貪食を持つクリーチャーが対戦相手のコントロール下で戦場に出る場合、あなたのコントロール下で戦場に出るに際し、あなたが自分のコントロールするクリーチャーの中から何を貪食するかを選ぶ。
- 対戦相手が寓話の賢人/Sage of Fablesをコントロールしている状態でウィザード・クリーチャーが対戦相手のコントロール下で戦場に出る場合、そのウィザードは追加の+1/+1カウンターを置かれていない状態であなたのコントロール下で戦場に出る。逆に、あなたが寓話の賢人をコントロールしている場合、そのウィザードは追加の+1/+1カウンターを置かれた状態で戦場に出る。
- 複数のプレイヤーが標本集めを唱えている状況でクリーチャーが戦場に出る場合、本来のそのクリーチャーのコントローラーは、適切な標本集めの効果から1つを選ぶ。その選ばれたプレイヤーは、まだ標本集めの効果が他に存在するならば、再び適切な標本集めの効果を選び、これを適用できる標本集めの効果がなくなるまで同じことを繰り返す。