古き神々への拘束/Binding the Old Gods
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Binding the Old Gods / 古き神々への拘束 (2)(黒)(緑)
エンチャント — 英雄譚(Saga)
エンチャント — 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― 対戦相手がコントロールしていて土地でないパーマネント1つを対象とする。それを破壊する。
II ― あなたのライブラリーから森(Forest)カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
III ― ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは接死を得る。
- I-
- 黒緑の十八番である万能パーマネント除去。対戦相手のパーマネント限定の見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseenの-3忠誠度能力。
- 4マナかつソーサリー・タイミングとはいえ後に付いてくるオマケを考えると決して重くはなく、手広く戦場に干渉できる優秀な効果。
- II-
- タップインになった自然の知識/Nature's Lore。
- 出せるのは森1枚のみ、かつタップインなので劇的な効果はないが、返しに出すフィニッシャーに繋ぐ助けになり、基本土地縛りは無いので基本土地タイプを持つ多色土地をサーチすればマナ基盤の補助もできる。スタンダードでもトライオームや氷雪タップインデュアルランドが利用可能で、タップインのデメリットを相殺できる点も噛み合っている。
- III-
- ターン終了時まで自軍のクリーチャーに接死付与。
- コントロール色の強いI章とII章に対してアグレッシブな効果で、自ターン限定の接死を活かすことはなかなか難しい。この章がある事で明滅やバウンスで再利用するための時間的猶予が生まれることが利点といえるか。
非常に汎用的なI章に始まり、II章もあって損は無い効果で、英雄譚であることでランプや明滅など様々な戦略へ接続できるようになっている。対戦相手のデッキによって腐る事がほとんど無く、構築・リミテッド共にアンコモンとは思えない有用性を持ったカード。登場時のスタンダードではスゥルタイ根本原理をはじめとするコントロールデッキの復権に一役買っている。
- カルドハイム版は、カードイメージギャラリーやGathererで日本語カード名が「古き神々への束縛」として紹介されてしまっている[1]。
- イラストには、絵ではなく彫刻(マホガニー材使用)の写真が用いられている[2]。
- 名前や色から、古き神アイニール/The Einirがヤスペラの樹/The Jaspera treesに封印された伝説を語ったものと思われる。イラストの彫刻も公式記事でヤスペラの樹に使われている挿絵[3]と類似している。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
カルドハイムのアンコモンの英雄譚サイクル。2色の組み合わせそれぞれに1枚ずつ存在する。
- ニコ、運命に抗う/Niko Defies Destiny(白青)
- 傑士の隆盛/Ascent of the Worthy(白黒)
- 悪戯の神の強奪/The Trickster-God's Heist(青黒)
- 巨人たちの侵略/Invasion of the Giants(青赤)
- カルダールの悪しき復活/Kardur's Vicious Return(黒赤)
- 古き神々への拘束/Binding the Old Gods(黒緑)
- アーニ、トロールを制す/Arni Slays the Troll(赤緑)
- タイライト剣の鍛錬/Forging the Tyrite Sword(赤白)
- 騙し屋の崩落/Fall of the Impostor(緑白)
- 三つの季節/The Three Seasons(緑青)
[編集] 脚注
- ↑ 『カルドハイム』カードイメージギャラリー(マジック米国公式サイト)
- ↑ Victor Adame Minguez(アーティストVictor Adame MinguezのTwitter 2021年1月8日)
- ↑ Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 2/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その2(Feature 2021年1月14日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)