融合

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索
融合/Fuse
種別 常在型能力
登場セット ドラゴンの迷路
ドクター・フー統率者デッキ
CR CR:702.102

融合(ゆうごう)/Fuse は、ドラゴンの迷路で登場したキーワード能力分割カードが持つ、それが手札にある時に働く常在型能力である。


Toil / 労苦 (2)(黒)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚引き、2点のライフを失う。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)

Trouble / 苦難 (2)(赤)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。苦難はそのプレイヤーに、そのプレイヤーの手札にあるカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)


定義

融合/Fuse を持つ分割カードをあなたが手札から唱える場合、あなたはその片方ではなく両方を唱えることを選んでもよい。そうした場合、それは融合した分割呪文/fused split spellとなる。この選択は、融合を持つ分割カードをスタックに置く前に行われる。

融合した分割呪文はマナ総量を除き、特性をそれぞれ2つ併せ持つ。そのマナ総量は、両方のマナ総量を足した数となる。

融合した分割呪文の解決は、その左側の半分のルール文章から行う。

解説

分割カードの2つの呪文を1つにして唱える能力。多くの融合分割カードは2つの効果シナジーを形成するようになっており、融合で唱えることで高い効果を得られる。

ドラゴンの迷路では、それぞれの半分が単色で、合わせると各ギルド/Guildとなる「単色+単色」の融合分割カード10枚と、片方がラヴニカへの回帰で登場したギルドの色で、もう片方がギルド門侵犯で登場したギルドの色となる「2色+2色」の融合分割カード5枚が登場した。

  • 日本語版の注釈文はやや分かりにくいが、特に誤訳というわけではない。「片方の半分」は「右側か左側のさらに半分」ではなく「右側か左側のうちの片方」という意味であり、「両方の半分」は「右側と左側の両方」という意味である。「半分」を「分割されている一方のカード」、「右半分(左半分)」と考えるとわかりやすい。
  • 大きなコスト支払えば2つの効果を得られるという点で、双呪に似ている。

ルール

  • 「融合を持つ分割カードを唱える時のルール」および「スタック上の融合した分割呪文に関するルール」以外のルールに関しては分割カードを参照。
  • 手札以外からでは、融合した分割呪文として唱えることはできない。
  • 融合した分割呪文の支払うべき総コストは、両方のマナ・コストを合わせたものとなる。
  • 融合した分割呪文の右側と左側がそれぞれ対象を取る場合、それらの対象は同じものを選んでもよい。
  • スタック上の融合した分割呪文は1つの呪文であり、右側と左側がそれぞれ別の呪文としてスタックに存在するわけではない。
    • 取り消し/Cancel1枚で、融合した分割呪文の1枚全体を打ち消すことができる。
    • 強請は1度だけ誘発する。
    • ゴブリンの電術師/Goblin Electromancerで軽減されるコストは(2)ではなく(1)となる。
    • その呪文が持つ対象も、両方を合わせたものとなる。よって、分割カードの片方が対象を持っており、もう片方が持っていない場合であっても、融合した場合に前者の対象がすべて不適正になると全体が解決されなくなる(立ち消え)。例えば、捕獲+放流/Catch+Releaseを融合で唱えた場合、捕獲の対象が不適正となると放流の部分も解決されなくなる。
  • スタック上の融合した分割呪文は、1つの呪文ではあるものの、その各特性については分割カードの両方を合わせたものとなる。
    • 色は両方を合わせたものとなる。したがって、分割呪文のそれぞれの半分が単色であっても、右側と左側の色が異なる場合、融合した分割呪文は多色(2色)である。
    • カード名も2つ持っている。したがって例えば、融合を持つ分割カードを唱える時に、そのどちらか片方のカード名の呪文を唱えることが禁止されていた場合、それを融合した分割呪文として唱えることはできない。禁止されていない一方のみを唱えることはできる。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif