聖句札の死者/Phylactery Lich

提供:MTG Wiki

2013年7月28日 (日) 13:05時点における211.5.109.121 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

Phylactery Lich / 聖句札の死者 (黒)(黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)

破壊不能
聖句札の死者が戦場に出るに際し、あなたがコントロールするアーティファクト1つの上に聖句(phylactery)カウンターを1個置く。
あなたが聖句カウンターが置かれているパーマネントをコントロールしていないとき、聖句札の死者を生け贄に捧げる。

5/5

破壊不能を持つ高マナレシオゾンビ戦場に出る際に、魂をアーティファクトに隠して不死身となる(「その他」参照)が、魂を隠した(聖句カウンターを置いた)アーティファクトと命運を共にすることになる。

除去耐性を備えた大型クリーチャーであり、コスト・パフォーマンスは良好。先置きしやすい1~2マナのアーティファクトを共に使えばテンポよく展開でき、序盤から強力なクロックとなる。色拘束の強さを補えるマナ・アーティファクトと併用するとより扱いやすくなるだろう。

一方でアーティファクト除去には弱く、バウンス追放押収/Confiscateなどでコントロールを奪われただけでも生け贄に捧げることになる。アーティファクトを除去されるとカード・アドバンテージの損失が大きいことは意識しておく必要がある。また平和な心/Pacifismタッパーなどの擬似除去などに対しても耐性はないので、過信は禁物。手札破壊などで事前に対処するか、メタゲームを上手く読んで採用したい。環境が許すならダークスティールのペンダント/Darksteel Pendantダークスティールの斧/Darksteel Axeなどの破壊不能アーティファクトを利用するのも一つの方法である。

誤植

ルール

  • 「戦場に出るに際し」なので、聖句札の死者と同時に戦場に出るアーティファクトに聖句カウンターを置くことはできない。
  • 聖句カウンターは何によって置かれたかを問わない。例えば聖句札の死者を2体戦場に出して2つのアーティファクトに聖句カウンターを置いた場合、片方のアーティファクトが除去されたとしても、両方の聖句札の死者を生かすことができる。
    • これの能力ではアーティファクトにしか聖句カウンターを置けないため勘違いしやすいが、カウンターが置かれているのがアーティファクトでなくてもよい。例えば、マイコシンスの格子が戦場に出ている状態で、これを戦場に出し、アーティファクト化している基本土地に聖句カウンターを置く。その後マイコシンスの格子が戦場を離れ、基本土地がアーティファクトでなくなっても、聖句札の死者が生け贄に捧げられることはない。
  • 聖句カウンターを置く能力は対象を取らないので、墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathanのような被覆を持つアーティファクトやプロテクション(黒)持ちのアーティファクトの上にも聖句カウンターを置くことができる。

その他

  • ダンジョンズ&ドラゴンズにおける「リッチ」を再現したカード。リッチは「聖句札/Phylactery」(ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版では「経箱」と訳されている)に自分の魂を移すことによって、Phylacteryが破壊されない限り不滅の存在となっている。有名どころではハリー・ポッターシリーズに登場する「分霊箱」と同じような設定と言ったほうが分かりやすいかもしれない。

参考

QR Code.gif