最後の支払い/Final Payment

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(開発秘話)
12行: 12行:
  
 
==開発秘話==
 
==開発秘話==
開発当初は[[死後]]クリーチャーを生け贄することを狙った単なる[[骨の粉砕/Bone Splinters]]のバリエーションであったが、明らかに弱く魅力的には見えなかった。そこで[[四肢切断/Dismember]]のバリエーションとしてライフを支払う選択肢が与えられ、さらにエンチャントをも生け贄にできるようになり、独自性を獲得するに至った<ref>[https://mtg-jp.com/reading/pd/0031727/ Mファイル『ラヴニカの献身』編・多色](Play Design 2019年2月1日)</ref>。
+
開発当初は[[死後]]クリーチャーとの組み合わせを狙った単なる[[骨の粉砕/Bone Splinters]]のバリエーションであったが、明らかに弱く魅力的には見えなかった。そこで[[四肢切断/Dismember]]のバリエーションとしてライフを支払う選択肢が与えられ、さらにエンチャントをも生け贄にできるようになり、独自性を獲得するに至った<ref>[https://mtg-jp.com/reading/pd/0031727/ Mファイル『ラヴニカの献身』編・多色](Play Design 2019年2月1日)</ref>。
  
 
==脚注==
 
==脚注==

2019年2月19日 (火) 14:46時点における版


Final Payment / 最後の支払い (白)(黒)
インスタント

この呪文を唱えるための追加コストとして、5点のライフを支払うか、クリーチャー1体かエンチャント1つを生け贄に捧げる。
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。


様々な支払い方ができる追加コストを持つ白黒クリーチャー除去インスタント

骨の粉砕/Bone Splintersは必ずボード・アドバンテージを失ってしまう弱点を抱えていたが、これはライフエンチャントでも代替できるようになっており、ある程度柔軟性が増している。いずれにせよ何らかのリソースを失ってしまうのだが、インスタントになったことで戦闘や除去で死亡しそうなクリーチャー割られそうなエンチャントを生け贄に捧げられるようになっており、上手に使えば損をしにくくなっているのが特徴。死後等のPIG能力持ちや墓地回収、自力で復活するクリーチャーと組み合わせれば更に利用の幅が広がる。

警戒持ちに効かない封じ込め/Seal Away伝説のクリーチャーを落とせない喪心/Cast Downあたりと比較すると対象を選ばずに破壊できるのは利点だが、一方で色拘束が重くのしかかっており、白黒の濃いデッキでなければ満足に使いにくい。クリーチャーやエンチャントを序盤から展開しないデッキだと単にライフを5点支払う追加コストを抱えた除去にしかならず、赤単アグロのような高速デッキが存在する環境柄、積極的にライフを支払っていく運用はリスクが大きすぎる。従って、積極的にクリーチャーを生け贄に捧げられることを活かせるデッキか、追加コストが気にならないほどライフ回復できるデッキで使うのが望ましい。

リミテッドでは死後メカニズムと組み合わせていくのが主な利用法。疑似除去を付けられて不要になったクリーチャーを追加コストに充てるのも良い。相性の良いカードが全く手に入らなかった場合でも1枚だけ挿すなら許容範囲だろう。マナ・コスト効果だけ見れば強力な割に、色拘束やリスクのせいでドラフトでは見送られがちなコモンカードなので、相性のいいカードと共にかき集めることができれば強力なオルゾフデッキを組み上げられるかもしれない。苦悶の泉/Font of Agoniesに血液カウンターを5個置ける利点もあるが、リミテッドでは成立しにくいので忘れて構わない。

開発秘話

開発当初は死後クリーチャーとの組み合わせを狙った単なる骨の粉砕/Bone Splintersのバリエーションであったが、明らかに弱く魅力的には見えなかった。そこで四肢切断/Dismemberのバリエーションとしてライフを支払う選択肢が与えられ、さらにエンチャントをも生け贄にできるようになり、独自性を獲得するに至った[1]

脚注

  1. Mファイル『ラヴニカの献身』編・多色(Play Design 2019年2月1日)

参考

QR Code.gif