開拓者、おたから/Loot, the Pathfinder

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Loot, the Pathfinder / 開拓者、おたから (2)(緑)(青)(赤)
伝説のクリーチャー — ビースト(Beast) 貴族(Noble)

二段攻撃、警戒、速攻
消尽 ― (緑),(T):好きな色1色のマナ3点を加える。(消尽能力はそれぞれ1回しか起動できない。)
消尽 ― (青),(T):カード3枚を引く。
消尽 ― (赤),(T):1つを対象とする。これはそれに3点のダメージを与える。

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3回目のカード化となるおたから/Loot。3つの消尽能力に3つのキーワード能力、そして3マナ・コストを持つ伝説のビースト貴族。能力の効果にも3が散りばめられている。

緑マナ起動できるのは3点分のマナ加速起動コストが1マナかかるので差し引き2点分の加速になる。真っ当に唱えた場合は3色のマナを含む5マナが出る状況の筈なのでやや過剰に見えるが、2つ目の能力で得たカード・アドバンテージを盤面に還元しやすくなるため、実際にはランプ以外であっても実用的。6マナ出せる状況で出すと打ち消しを構えるだけのマナを浮かせられるようになるので隙を小さくするのにも役立ち、ブラフにも有効。

青マナで起動できるのは3枚のドロー。単独で見ればその効率はパワー9の一角、Ancestral Recallと同等。シンプルにカード・アドバンテージを得られるので、隙を見つけた際には最も優先して起動されるだろう。

赤マナで起動できるのは3点の火力。こちらは効率で見ると稲妻/Lightning Bolt相当。対象が自由な火力ということで小回りがききやすい。これ自身の持つ二段攻撃とも相性が良く、タフネスが5以下のクリーチャー相手はこの能力を起動できる状況であれば一方的に戦闘に勝利できるようになる。速攻による奇襲を仕掛ける場合も、6マナ出せる状況からなら一気に7点を削り取れる。

いずれも起動コストにタップ・シンボルを含むので、原則として使えるのは1ターンに1つだが効果はいずれも強力。速攻のお陰で出た直後から構えられる上に、警戒により攻撃しながら能力も起動可能。リミテッドでは3色というのが足枷になりやすく、ファッティが多く機体が全体のテーマとなっている霊気走破においては素のサイズが控えめなのも小さくない短所ではあるが、単独で大量のアドバンテージを稼げる長所はそれらを踏まえた上でピックに値する。ある程度安定して3色を捻出できるのであれば、優先的に確保していけるだろう。

構築でも色拘束さえクリア出来るのであれば、汎用性の高い能力による活躍を期待出来る。コンボパーツとしての素養に目を向けると、登場時のスタンダードの範囲では特にアガサの魂の大釜/Agatha's Soul Cauldronと相性が良く、墓地に落とす手段と+1/+1カウンターを乗せる手段を(後者は大釜本体でもある程度賄える)準備できれば短所である色拘束を完全に無視、横並びしている状況ではオブジェクト1つ辺りの回数制限という消尽の弱点を数の力で容易にカバーできる。マナが不足していても1つ目の能力で補給できるため、使えるマナよりも多くのクリーチャーをコントロールしていても構わずアドバンテージを獲得していける。

  • 1つ目の消尽能力はマナ能力である。この能力の起動に対応して行動することはできない。

[編集] 関連カード

[編集] ストーリー

スピードデーモンズ/The Speed Demonsに囚われ、第二回ギラプール・グランプリ/The Ghirapur Grand Prixで勝利するための道具にされたおたから/Loot

詳細はおたから/Lootを参照。

[編集] 参考

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