絵描きの召使い/Painter's Servant
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Painter's Servant / 絵描きの召使い (2)
アーティファクト クリーチャー — カカシ(Scarecrow)
アーティファクト クリーチャー — カカシ(Scarecrow)
絵描きの召使いが戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
戦場に出ていないすべてのカード、呪文、パーマネントはそれの他の色に加えて選ばれた色である。
変容する大空/Shifting Skyに似た能力を持つカカシ。こちらは戦場以外の領域のカードや呪文、土地にも影響するし、また色を上書きせず追加するだけ。
色を追加するだけという一見単純な能力だが、その影響範囲が非常に広いことが他のカードにはない強み。自分のカードに色を追加することで恩恵を受けることも、対戦相手のカードに色を追加することで被害を与えることもできる。無色であるためにデッキカラーを問わず使えることも、コンボパーツとしては重要な利点。
利用
- 混沌とした反発/Chaotic Backlashとのコンボ(→ペインター・バックラッシュ) - 一気に10点以上のダメージも狙えるコンボ。リミテッドやローウィン=シャドウムーア・ブロック構築で用いられる。
- 丸砥石/Grindstoneとのコンボ(→ペインター・グラインドストーン) - ライブラリーを即座に空にできるコンボ。どちらもアーティファクトであり、計6マナしかかからない手軽さも強み。レガシーなどのフォーマットで実現する。
- エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeriaとのコンボ(→ペインター・イオナ) - 対戦相手の呪文を封殺するコンボ。歯と爪/Tooth and Nailなどを経由する場合が多い。
- 色対策カードとのコンボ - 特に赤霊破/Red Elemental Blastとその亜種は1マナの対抗呪文/Counterspell兼名誉回復/Vindicateと化すため非常に強力。
- 燃え立つチャンドラ/Chandra Ablazeの-7能力とのコンボ - インスタントかソーサリーでさえあればどのカードでも使えるようになる。また、上記の色対策カードとの併用も容易。
ルール
- この能力は色変更効果であり、種類別第5種にあたる。そのため、既に戦場に出ている絵描きの召使いの能力を能力を失わせる効果(第6種)で失わせても、この能力による色追加は有効である。
- 激しい叱責/Dress Downなどが既に出ているときに絵描きの召使いが戦場に出る場合、戦場に出るに際して色を選ぶ能力が機能しないため、色を選ばずに戦場に出る。その後激しい叱責が戦場を離れても、色が追加されることはない。
- 「戦場に出ていないすべてのカード」とは、戦場以外の各領域にあるカードを指す。ゲームの外部(サイドボードなど)にあるカードは、この能力の影響を受けない(CR:400.11c、Ask WizardsのJune 2, 2008(Internet Archive)も参照)。
- Wisdom Guild訳だとルール文章の「戦場に出ていない」が「呪文」「パーマネント」にもかかっているように読めなくもないが、実際は「戦場に出ていないすべてのカード」と「呪文」と「パーマネント」である。
脚注
- ↑ Judge Academy(ジャッジアカデミーのTwitter 2022年12月8日)