Ghostly Flame
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ルール文章に明記はされていないが、白の対抗色の黒と赤からなる、多色の色対策カード。
白のお家芸である防御円やプロテクションなどで苦しめられる黒と赤が協力することで直接対抗できる手段であり、独特の処理の仕方が味を出している。無色のダメージを軽減する防御円の類は存在しないため、主に赤いデッキが黒をタッチしてサイドボードに使われることがあった。
しかし、サマイトの癒し手/Samite Healerや最下層民/Pariah、崇拝/Worshipといった色を問わない軽減効果や、ダメージを封じられるよりも厳しい寒け/Chill、日中の光/Light of Dayといった強力な色対策カードの出現によって、その意義は大きく下がってしまった。
そのコンセプトを受け継ぐより強力なカードとして、黒は全体マイナス修整やライフロス、赤は鋭い痛み/Flaring Painなどを得た。未来予知では、カード名にも共通点を持つ「無色の火力」である幽霊火/Ghostfireが登場している。
- 少し違うが、スランのレンズ/Thran Lensが比較的近い役割を持つ。また、ある意味マイコシンスの格子/Mycosynth Latticeも後継者といえないこともない。
- 上記のカードたちと異なり、このカードはパーマネントや呪文の色は変えない。黒や赤のパーマネントや呪文は、ダメージの発生源としては無色であるが、それ以外では本来の色のままである。
- 例えば、これが出ていても黒騎士/Black Knightは黒のままなので、黒へのプロテクションを持つ白騎士/White Knightをブロックできるようにはならない。同様に赤の稲妻/Lightning Boltは、赤へのプロテクションを持つ銀騎士/Silver Knightを対象にできない。
- 黒死病/Pestilenceや地震/Earthquakeといった対象を取らないダメージ源とのシナジーが大きいといえるだろう。
- スリヴァー版は霊炎スリヴァー/Ghostflame Sliver。こちらはスリヴァー自身を無色にする。
関連カード
サイクル
アイスエイジの色対策カードの性質を持った友好色2色のエンチャント・サイクル。Ghostly Flameだけは白を直接対策するのではなく、白が得意とするプロテクションや防御円などへの対策となっている。