向上呪文
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向上呪文(Enhanced Spell)
- whisper(Vigor Mortis);
ラヴニカ・ブロックに登場する、プレイする際に特定の色マナを支払うと効果が増すカードの総称。 それがクリーチャー呪文の場合は「向上クリーチャー」「強化クリーチャー」とも呼ばれる。 各ギルドにそれぞれ2枚存在する。
カードセットごとの特徴
カードセットごとに特徴が異なっている。 サイクルカードとしては珍しく、レアリティが揃えられていない。
(緑+白) ドライアドの愛撫/Dryad's Caress / 火花の結実/Seed Spark (黒+緑) 死後剛直/Vigor Mortis / 横揺れの増長/Rolling Spoil (青+黒) 妄想の誘導/Induce Paranoia / 夜の飾り紐/Ribbons of Night の8種。
- クリーチャーのみ。オルゾフのみコモン・アンコモン1枚ずつ、他はコモン2枚。
対応する色のマナを支払ったときにのみ誘発するcip能力を持つ。
(青+赤) 蒸気核の奇魔/Steamcore Weird / オーガの学者/Ogre Savant (白+黒) 金切り声の混種/Shrieking Grotesque / 亡霊の首領/Revenant Patriarch の6種。
- クリーチャーのみ。全てアンコモン。
対応する色のマナを支払わないと場に残れず、生け贄に捧げられる。 また、そのすべてがそれとは別にcip能力を持っている。 「向上させればクリーチャーがオマケについてくる」と言うスタイル。
(黒+赤) 墓所の勇者/Crypt Champion / 奇声の悪魔/Squealing Devil (緑+青) 翼膜のバイパー/Patagia Viper / 粘体マンタ/Plaxmanta の6種。
ルール詳細
- キッカーのように、追加のコストとしてマナを支払うのではない。
不特定マナ・コストの部分に特定のマナを支払うということである。
- 例えば死後剛直/Vigor Mortisならば、(2)(黒)(黒)(緑)ではなく、(1)(黒)(黒)(緑)や(青)(黒)(黒)(緑)などで支払えばよい。
- 追加効果は、使うか使わないかを任意に選べるものではない。
特定のマナを支払った場合、追加効果の発揮は強制である。
- 例えば横揺れの増長/Rolling Spoilに(黒)を支払った場合、-1/-1の修整が使用者に不利だったとしても、それは避けられない。
- 特定のマナを複数支払ったとしても、追加効果が増すことはない。
- 例えば死後剛直/Vigor Mortisに(黒)(黒)(緑)(緑)を支払ったとしても、乗る+1/+1カウンターは1個である。2個に増えたりすることはない。
- 太陽の拳/Fist of Sunsの代替コストで(白)(青)(黒)(赤)(緑)が支払われた場合でも、その向上呪文は追加の効果を得ることができる。
- 血の呼び水/Blood Funnelなどによって不特定マナ・コストがすべて軽減されていると、普通別の色のマナは支払えないので、追加の効果は得られない。
- プレイ以外の方法で向上クリーチャーが場に出た場合、コストとしてマナが支払われていないので、特定の色のマナを支払ったことによる恩恵は受けられない。
- コストに支払われたマナの色はコピー可能な値ではない。
よって、向上呪文をコピーした場合、コピーの方で追加の効果を得られることはない。
- クローン/Cloneなどで向上クリーチャーをコピーした場合、そのプレイに際して支払ったマナが参照される。
- 例えば、アゾリウスの伝令/Azorius Heraldをクローンでコピーした場合、クローンのコストで(青)を支払っているので、クローンは場に残る。